スペシャル・フォトギャラリー
第三期BiS、ナノ3のスペシャル・フォトギャラリー。ここでしか見られない写真たちをぜひ、存分にご堪能ください!
INTERVIEW : ナノ3(BiS)
歌も踊りもポテンシャルの塊のナノ3が、メンバーとして馴染むほどに、BiSに新しい色が染み込んでいき、毎回ライヴを見るのが楽しみだ。このインターネットの時代に、日本中に足を使って音楽を届けまくって、もうびっくりするほどデカくなって欲しい。いまこそ、日本にBiSのロック魂が必要だ!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 飛鳥井里奈
陽キャって言われるんですけど、自分ではわからないです
──加入して半年以上が経ちましたが、もう馴染めていますか?
ナノ3 : はい。もうすっかり慣れました。メンバーみんな変だなって思いながら過ごしています(笑)。
──(笑)。ほかのメンバーの現在の印象を教えてください。
ナノ3 : まず、ティ部は急に変なことを言ったり、急におもしろいことをしたりするんですよ。みんなで話していて、ひとりで急に変なことを言って、「ん? ん? ん?」みたいになって無視をする流れがずっとありますね。
──ネオさんは?
ナノ3 : ネオも変ですね。全然言葉を知らないんですよ。みんなで話しているときに、「いちいち知らない言葉で話を止めてたら、会話が進まなくなっちゃうから言ってなかったけど、みんながなにを言ってるかわからないときがある」ってこの前言ってて(笑)。この前 “灯台下暗し”を覚えたらしくて、それから事あるごとに「これなんていうの?」、「灯台下暗しだよね」って使っています。
──モンちゃんはどう?
ナノ3 : いっぱいご飯を食べてくれます。沖縄に行ったときにみんなでステーキを食べたんですよ。全部食べきれなくて、モンちゃんにあげようとしてたら、「こら、それよこしなさい」って言ってて (笑)。「それよこしなさい」ってモンちゃんが言いそうになかったから、それがおもしろくてずっと笑っていました。
──本当に仲が良いですね。今年2022年2月に、トギーさんが無期限の活動休止を発表しました。この話を聞いたとき、ナノ3さんはどう思いましたか?
ナノ3 : ゆっくり休んでほしいっていうのがいちばんなんですけど、聞いたときは不安が大きかったですね。すぐには切り替えられなかったです。でも、トギーとは連絡をとっているんですよ。MCで悩んでいるときには、長文のLINEをくれて、「こういうふうに考えたら考えやすいよ」って教えてくれました。
──最初は不安だったんだ。
ナノ3 : そうですね。でも、私は、不安な部分もあんまり表には出ないんですよ。
──ナノ3さんは明るいイメージがあったから、すごく意外でした。
ナノ3 : みんなには陽キャって言われるんですけど、自分ではわからないです。ひとりでいるとすごくいろんなことを考えちゃうんですよ。人といるときは明るいんですけど、ひとりでいるといろんなことを考えてしまって、不安になってしまいますね。
──なるほど。〈ARABAKI ROCK FEST.22〉への出演は、どうでしたか?
ナノ3 : 去年私が加入する前に、BiSが〈ARABAKI ROCK FEST.20th×21〉に出る予定だったことも、それが中止になってしまったことも知っていたんですよ。ほかのメンバーは去年の想いがあったから、「今年も絶対にARABAKIに出たい」という強い気持ちがあったと思うんですよ。でも、私は去年のことを知らないから、ほかのメンバーと全く同じ気持ちを味わえてなくて。どういう気持ちで臨めばいいのかなという気持ちがありました。
──ライヴには、どういう気持ちで臨んだんですか?
ナノ3 : メンバーのみんなと話して去年出られなかった悔しい気持ちや、ARABAKIに対する想いをたくさん聞かせてもらって。そのおかげで、私も一緒に頑張ろうという気持ちになりました。
──実際、〈ARABAKI ROCK FEST.22〉に出てみていかがでしたか?
ナノ3 : 緊張しすぎて頭がおかしくなりそうでした。でも、できることは一生懸命やろうと思って全力で頑張りました。
──バンドセットでのライヴはどうでしたか?
ナノ3 : いつもと全然違いましたね。「バンドって、めっちゃかっこいいな! 」と思いました。曲中に後ろを向いたときに、バンドメンバーと目が合ったりするのも楽しかったです。
──バンドメンバーの3人はどんな方ですか?
ナノ3 : ヒダカ(トオル)さんは本当におもしろい人ですね。ずっとおしゃべりして、いろんなことを教えてもらいました。冗談なのか本気なのかわからないことを、ヒダカさんはずっと喋っています。RONZIさんは本当に優しいんですよ。たくさんアドバイスをもらいましたし、ステージ裏で一緒にラーメンを食べたりしました。津田さんは、お父さんみたいな感じです。サービスエリアで、いっぱい奢ってくれました(笑)。