【第三期BiS 連載vol.26】私たちらしさを突き詰めたい──トギーの想う、これからのBiS

第三期BiSを追跡するメンバー個別インタヴュー連載『BiS 3度目の正直は、本当にあり得るのか!?』。2021年6月12日からスタートする全国ツアー〈ENDLESS SUMMER BIS TOUR〉を控え、グループや個人でも努力をかかさず、成長を続けている彼女たち。今回のインタヴューでは、トギーにこれからのBiSについて伺いました。トギーらしい、研究員へのまっすぐな言葉を受け止めてください。
第三期BiS、2ndシングル「TOUCH ME / LOVE」をロスレス配信中!
INTERVIEW : トギー

第3期BiSの元気印、トギー。今回リリースされた楽曲“TOUCH ME”は、特に思い入れが強く大切な曲だと語る彼女。コロナ禍の状況で「あの頃って当たり前じゃなかったんだな」と感じ、研究員の顔が思い浮かんだという。ライヴにおいても、なにより研究員のことを考え、常にもがきながら成長しようとするトギーから、これからも目が離せない!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 安達 瀬莉
写真 : 大橋祐希
どうにかして前向きな思いを届けたかった
──トギーさんが最近いちばんびっくりしたことはなんですか?
トギー : ARABAKIの出演と、バンド・メンバーを聞いた時ですね。「えぇー!?」ってなりました(笑)。
──ARABAKI出たかったですね。
トギー : 出たかったです。はじめての大きなロック・フェスで、新しいお客さんにBiSを知ってもらえるチャンスだと思っていたので。
──残念でしたね。開催中止を聞いたときはどうでしたか?
トギー : 悲しかったけど、誰も悪くないんです。年に1回のフェスだから、来年に向けて気持ちを作るしかなかった。でもそのタイミングで無観客生配信の〈THINK OF MICHINOKU〉の話を聞いて「すごっ! 」て思いました。
──それはなぜ?
トギー : 悲しいのはみんな一緒じゃないですか。1週間前に急に中止って言われて、私たちも悲しかったけど、なんとかフェス開催に向けて動いてくれていた人たちはもっと悲しんでると思ったし、その思いに対して私たちはなんとか前向かなきゃって思っていたときに「だったら無観客生配信しよう」って。それを本当に開催できるように考えたり動けたりするのがすごいなって思いました。
──なるほど。〈THINK OF MICHINOKU〉に出演してどんな気持ちになりましたか?
トギー : 嬉しかった! 楽しみにしてくれてた人や東北の人に、どうにかして前向きな思いを届けたかったので。

──ARABAKIのバンド・メンバー、ヒダカトオルさん(THE STARBEMS)、津田紀昭さん(KEMURI / THE REDEMPTION)、RONZIさん(BRAHMAN / OAU)の印象はどうでしたか?
トギー : 最初RONZIさんに「僕は優しいけど他の2人は怖いよ」って言われてて、だからちょっと身構えて行ったんですよ。でも2人ともめっちゃ優しかった(笑)。
──(笑)。RONZIさんはどんな方でしたか?
トギー : RONZIさんはリハーサル中に向き合って練習していたんです。でも、目が合ったらお互いに恥ずかしくなって、目を逸らしちゃいました(笑)。F.A.D YOKOHAMAでのゲネの時も私が練習用のTシャツを忘れちゃって、「忘れたんです」って話したら全員分のTシャツを買ってくださって。実は今日もそれを着てきました(笑)。
──優しいし気前がいいんですね。津田さんは?
トギー : 津田さんは、ずっとニコニコしてらっしゃったので、すぐに緊張が解けました。“つよがりさん”のMV可愛かったねって話をしてくださって。“つよがりさん”でかわいいって言われることなかなかないので、嬉しかったです。
──ヒダカさんは?
トギー : ヒダカさんは、リハーサルでの休憩の時間に、私が椅子一個分を開けて座って話してたら「もっと近づけよ、バンドメンバーだろ」って言ってくれて。かっこいいです!
──あのバンド・メンバーでぜひライヴをやってくださいね。
トギー : 絶対やりたいです。
