【第三期BiS 連載vol.23】もっと早いスピードで成長する──チャントウンコー(チャントモンキー)が合宿を経て変わったこと

第三期BiSを追跡するメンバー個別インタヴュー連載『BiS 3度目の正直は、本当にあり得るのか!?』。今回は〈WACK合同オーディション2021〉にて、期間限定でチャントウンコーに改名したチャントモンキーに話を訊きました。なかなかパンチの効いた名前になった彼女ですが、そこにはあまりショックを受けず、とても元気だったのが印象的でした。新たな個性を身につけた三期BiS。彼女たち、今めちゃくちゃおもしろいです。(編)
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INTERVIEW : チャントウンコー(チャントモンキー)

第三期BiS個人インタヴュー6周目、今回登場するのは、〈WACK合同オーディション2021〉でも5㎏の米を持ちながらも早朝マラソンで一位をとる活躍を見せた頑張り屋のチャントウンコー(チャントモンキー)が登場。合宿という大きな成長の場を経験した彼女に当時のことを聞きながら、走り抜けた〈BiS KiLLiNG IDOLS TOUR〉を経ての変化や今後の展望を訊いた。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 水上健汰
写真 : 大橋祐希
課題を積み重ねて、それを超えることが自分の中でも嬉しいことです。

──合宿(WACK合同オーディション2021)の企画で名前がチャントウンコーになったんですよね。この時期にしかないスペシャルバージョンということで、今日はウンコちゃんでよろしくお願いします。やはり合宿は、参加したウンコちゃんにとって大きなものになりましたか?
ウンコー:はい。凄く大きなものになりましたね。
──昨年はトギーの参加を外から見ていたわけですが、今年は参加してみてどうでしたか?
ウンコー:去年、トギーが頑張っている姿を見て、「トギーみたいに候補生を導けるのか」とか「BiSの代表としてしっかり行動できるのか」とか、正直、合宿に参加することに対してプレッシャーを感じていました。参加する前は相当ネガティヴでしたね。やっぱりちょっと人見知りなので…。「候補生が心を開いてくれるかな」とかそういったことに対して凄くネガティヴでしたね。
──でも、Twitterで「人見知りが治ったかも」というようなツイートもしていたじゃないですか。
ウンコー:人と話すのが怖くなくなりました。それまでは、トギーやティ部がWACKの先輩たちと喋っている横で、あまりその輪に入れない自分が嫌だったんですけど、そういったネガティヴな気持ちが少し解消されたような気がします。本来、自分は人と話すのが好きで、人としっかり話すことでその人のいいところがわかるんだなということを改めてわかりました。そういった面でも自分にとっても凄く前向きになれたいい合宿でした。
──そんな気持ちになったのは、やっぱり候補生のおかげ?
ウンコー:そうですね。私は合宿の前に「お互いに信頼しないまま練習するのはやめよう」と決めていたので、しっかり候補生と向き合う時間を設けて、何度も候補生と話しあったからですかね。今まではやっぱり人と向き合うことから逃げていたのかなってこの時も思いました。

──合宿で一番辛かったことは何ですか?
ウンコー:辛かったことはあんまりなかったですね。でも、やっぱりパフォーマンス審査で1位をとれなかったことは悔しかったです。いや、でもコントが辛かったかな(笑)。本当に私たちだけ面白くなかったんですよ。みんなの強烈なキャラを見て、今では勢いみたいなのが大切なんだなって思います。
──合宿中一番印象的だったのはどんなことですか?
ウンコー:やっぱり元GANG PARADEの月ノウサギさん、ココ・パーティン・ココさん、テラシマユウカさんでやった「WACK is FXXK」が凄く楽しかったことですかね。チームの練習が始まる前に2時間くらい話し合いをしたんですけど、その時は、月ノさんやユユさん(テラシマユウカ)が、合宿中での悩みやグループでの悩みで結構落ち込んでいたタイミングだったんですよ。なので、その状態から回復するためにはどうしたらいいかとかを長く話合っていたんです。でも、それを見ていた周りのスタッフから「そろそろ練習を始めたほうがいいんじゃない? 」って言われてしまって…。その時にココさんが「わかります、バランスだと思うんですよ」って言って、みんなを少し無理やり元気づけて鼓舞したんですよね。私はみんなが納得するまで話し合ってからじゃないと練習を始めちゃいけないと思っていたんですけど、ココさんがそうしたことで、ユユさんからも「WACKにいたいだけなの」っていう心の叫びみたいなものが聞けて、私はそういう気持ちが聞けたことが嬉しかったし、そうやって練習を始めることも大切なんだなっていうことがわかりました。
──気持ちの立て直し方にもいろいろ方法があるということですね。
ウンコー:しかも、練習を始めてみたら、それぞれから「わたしがこれをやる!」っていう前向きな意見がどんどん出てきたんですよ。ココさんが、私が作った振り付けをやりたいって言ってくれたのも嬉しかったですね。あの時はお互いからどんどん前向きな意見が出てきて、練習の時からすでに楽しかったです。パフォーマンス審査の本番を迎えるにあたっても「私たちのステージを早く見て欲しい」っていう気持ちしかなかったですね。
──Twitterで「BiSにも持って帰ることがたくさんある」って呟いていましたね。
ウンコー:そうですね。他にも、事務所の社長の渡辺さんが夜にカメラのないところで私に話をしてくださったんですけど、候補生に対して褒めてばっかりだった私に「相手が同じBiSだったとして同じステージに立って許せるのか」ということを言ってくれたんですよね。確かにBiSの練習の時も、自分が多く担当している振り付けという面以外では私から指摘することってあまりなかったなということに気がついて「自分も出来てないから」ということを考えるよりも、BiSをどう良くしていくのかということをまず考えるべきなんだなと。「BiSHを超えたいです」って言っている割には、練習の時からそこに向けての意識が足りていなかったなということが改めてわかりましたね。
