INTERVIEW : リオンタウン
リオンタウンは、他のメンバーに比べるとダンスや歌の経験が少ないにも関わらず、そのことに引け目を感じずに、まっすぐ前を向き、自身を信じている姿に(少なくともそう見える!)、とても勇気をもらう。彼女はとてもかっこいい!!! ASPをかっこよくするのは、間違いなく彼女だ。超成長株の野音でのパフォーマンスが楽しみでならない!!! そしてASPの野音が楽しみでならない! みんな向かいましょう、野音へ!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
ずっと悔しいと思っていました
──ASPに加入して4カ月が経ちましたが、活動してみてどうですか?
リオンタウン(以下、リオン) : 4カ月でいろんなことを経験しました。時間が進むのが早いです。ツアーを通してメンバーと会話が増えて、慣れてきたなっていう部分もあるんですけど、まだだなと思うところもあります。
──まだだなと思う部分はどこですか?
リオン : ツアーが終わったあと、みんなでライヴの反省をするんですけど、私が出す反省は自分のことばかりなんですよ。でも、みんなが出してくれる反省は全体のことなんです。みんなはしっかり周りを見てライヴをしているんだなと思って、私はまだその部分ができていないですね。
──ASPにチーチー(チッチチチーチーチー)さんと同じ時期に入りましたが、彼女と比べられることに対してのプレッシャーはありましたか?
リオン : ずっと悔しいと思っていました。キャリアの長さってお客さんからしたら全く関係ないし、わからない人もいるじゃないですか。だから、私だけ悪い方向に目立つのは悔しいんですけど、悔しがっているだけじゃダメだし、「追いつけるようになんとかしなきゃ」っていう気持ちでツアーを回っていました。
──〈ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR〉では少しでも追いつけましたか?
リオン : まだ追いつけていないんですけど、中途半端に諦めようとはしていないです。まだ直したいところもたくさんあるので頑張ります。
──O-WESTでメジャーデビューと野音でのライヴを発表しました。それについて、リオンさんはどういう心境ですか?
リオン : 正直、まだメジャーデビューのすごさがわかっていないです。でもTwitterで、みんな喜んでくれるのがすごく嬉しいです。期待してくれているのかなって思うコメントもあって頑張ろうと思います。
──メジャーデビューすることについて思うことはありますか?
リオン : いろんな方に協力してもらっているこの状況はすごくありがたいと思うんですけど、その環境に甘えちゃダメだなと思います。
──〈ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR〉でいろんなところを回ってみて、思い出深かったことはありましたか?
リオン : 札幌のライヴですね。ツインズが足を怪我してお休みになってから5人になった最初のライヴだったので超不安でした。本番のギリギリまでフォーメーションとかを確認していて、この日は頭に残っています。
──このツアーを回ったことによって、リオンさんのなかで変わった部分はありますか?
リオン : ライヴ中に楽しいって思える瞬間も増えてきたし、ほめてもらえることも少しずつ多くなって、自分にちょっとずつ自信がついてきたかなと思います。
──ライヴではシャウトにも挑戦していますが、やってみてどうでした?
リオン : 最初の練習でやったときは、ユメカ(ユメカ・ナウカナ?)ちゃんみたいにかっこよくできなくて、やり方すらわからないですし、どうしたらいいのかわからなかったですね。
──〈ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR〉も残り野音のみとなりましたが、ここまで回ってみてどうでしたか?
リオン : 5人で回った回数のほうが多いんですけど、野音は7人じゃないですか。だから7人の空気感が、昔の記憶になっていったので寂しいなと思っていました。いろんな方に、「5人でやったライヴもだんだん良くなってきている」って言ってもらえるのが嬉しかったんですけど、でもやっぱりASPは7人でASPなので、全員揃ったパフォーマンスを楽しみにしてほしいと思っています。