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中嶋イッキュウと山本幹宗によるプロジェクト、好芻。2022年9月にミニ・アルバムを完成させ、今回が2作目のリリースとなる。お茶目なタイトルに反してメランコリックな歌詞が綴られた“大遅刻” “衝動買い”が前半に並び、後半の“カカオ”からはサウンド面も含めガラッと雰囲気が変わっていく。今作に収録された5曲、たった20分で中嶋イッキュウが綴る歌詞の共感性の高さや山本幹宗のアレンジの底力が伝わるのだから、2作目にしてひとつ名刺代わりとも呼べる1枚ではないだろうか。それぞれが他のフィールドで活躍しながらも結成された好…
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"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューする本コーナー。今回はOTOTOY編集部で、アイドル、アニソンを担当する西田健が2024年1月〜3月にリリースされたガールズ・アイドルのアルバム9枚をレヴュー。...…
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結成10周年を迎えたTENDOUJIから、セルフ・タイトル・アルバム『TENDOUJI』が届けられた。アルバムを飾る“TENDOUJI のテーマ”のBPM高めなドラムマシンのビートで幕を開けるやいなや、ハッと目が覚めたようにグイグイとTENDOUJIの陽の渦に飲みこまれる。この10年でよりシンプルに、よりストレートに、研ぎ澄まされた爽快なバンド・サウンドでごきげんにドライヴし続け、聴きおわるころにはじんわりと汗をかいていることに気づく。最高の気分だ! この突き抜けたハッピーさを前に敵うものなんてないんじゃ…
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宇宙にぽつんとひとりで浮いているかのような感覚になる、Klang Rulerの初アルバム『Space Age』。しかし、そこに孤独は感じない。むしろ無重力空間を散歩しながら地球を眺めているようで終始ワクワクするのだ。SFの要素をたっぷりと含んだスケールの大きな楽曲で構成されているはずなのに、懐かしさや親しみも同時に覚えるのはyonkey(Vo)の類ないトラックが魅せる不思議な魔法のようでもある。そんな巧妙なサウンドに〈愛の返し方をボクはまだ知らない〉(“きらめき”)、〈またあいたい またあいたい〉(“ロスト…
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歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…
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“アゲみ集団”を掲げるエンターテインメント・グループ、ビバラッシュ。彼らがとんでもないフェスを企てた! その名も〈アゲアゲJAPAN’24〉。別名、“異種格闘技”フェス。出演者は、ビバラッシュと同じくV系の枠で活躍するBabyKingdomのほか、KEYTALK / 夜の本気ダンス / バックドロップシンデレラ / かずき山盛りという意外な5組。ヴィジュアル系アーティスト × ロック・バンドによるノンジャンルのフェス型イベントというわけだ。 ...…
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BACK-ONのフロントマン・KENJI03のソロ名義でのプロジェクト、Hi-yunk。5月29日リリースのアルバムからの先行シングル第3弾としてリリースされたのは、豆柴の大群(現・豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL)、「MUST GO」のセルフカバー。今回は、メンバーのアイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオと共に、Hi-yunkのプライベート・スタジオにて、「MUST CHANGE」や「MUST GO」の制作から見えたお互いの印象や込めた思い、さらには豆柴の大群都内某所 a.k.a. …
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クララとカレンの2人から成るユニット・ClariSが、最新シングル「アンダンテ」をリリースした。表題曲は、TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』のEDテーマということもあり、ふたりと旅をしているような楽曲に仕上がっている。OTOTOYでは、さまざまな人にそっと寄り添うような仕上がりになった最新シングルの聴きどころやMVの注目ポイントだけでなく、5月25日に始まる〈ClariS SPRING TOUR 2024 ~Tinctura~〉の話や、出演が決定しているインド…
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ライヴハウスへ行くようになってから5、6年。決して長くない歴のなかでも「なんとなくノリ気がしない」なんて思ってしまう日が生意気ながらある。からあげ弁当のライヴをはじめて観に行った時はちょうどそんなモードが続いていた時期で、正直に告白するとこの日も100パーセントの気持ちを持っていたわけではなかった。でもからあげ弁当の3人が新代田FEVERのあのステージで演奏している姿を観たら、ライヴハウスに初めて行った日のこと思い出して知らないうちに泣いてしまっていたし、「ライヴハウスで気になっているバンドを観るってやっぱ…
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『Underlight & Aftertime』がリリースされてから約1ヶ月半後、downtへの取材が決まった。OTOTOYでは『SAKANA e.p.』(2022) のリリース時に一度インタヴューをしているが、自分が編集を担当するのは今回が初。直前までどこかそわそわしていた──そして迎えた当日、雨空の下で撮影を終え、インタヴューがはじまる。「ストイックで素直なバンドだ」とすぐに思った。直接語られる言葉の端々には生々しい不満だったり、渦を巻く不安定さがあり、現状と過去に対する遺憾をまっすぐに話してくれたから…
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ZAZEN BOYSが実に12年ぶりにアルバム「らんど」をリリースする。今作の音像は、前作『すとーりーず』で鳴らされていたシンセ主体のものから、ギターメインのオルタナティヴなロックへと回帰。その音の迫力は、ZAZEN BOYSというバンドにしか出せない、唯一無二のすさまじいものがある。レコーディング、ミックスダウンはフロントマンの向井秀徳自身の“地獄耳”にて行い、マスタリングは小泉由香(Orange)に委ねたとのこと。細部までこだわり抜いたそのサウンドは、より良い音質、より良い環境で聴いた時に、その素晴らし…
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オトトイ観た Vol.1 OTOTOYの映画・映像作品評コーナー「オトトイ観た」、第1回は、没後約1年を経て公開された坂本龍一最後のピアノ・ソロ演奏を収めた長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto ǀ Opus』をお送りします。今回とりあげる作品''『Ryuichi Sakamoto ǀ Opus』''音楽、演奏 : 坂本龍一...…
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"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューする本コーナー。今回はReal Soundなどの音楽メディアでも活躍中のライター、宮谷行美が洋楽を中心にオルタナティヴなロック+αのいま聴くべき作品9枚をレヴュー。...…
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個性豊かなキャラクター達によるシチュエーション・コメディ発の作品、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』。YouTube「カリスマofficial Channel」で展開されるボイスドラマを中心に注目を集めており、SNSでは度々トレンド入りするほどの人気ぶり!OTOTOYでは、その魅力をさらに掘り下げるべく、天堂天彦役の橋詰知久と猿川慧役の細田健太にインタヴューを実施。2ndシーズンで見えてきたそれぞれのキャラクターの奥深さや、本日リリースの2ndアルバム『カリスマジャンボリー』の収録曲について、思う存分…
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忘れらんねえよが、GWの3日間で100曲(既存の97曲+新曲3曲)を歌う〈「全曲LIVE」~忘れらんねえよの曲ぜんぶやる~〉の開催にあたりスタートしたシリーズ連載、「忘れらんねえよ、全作品を振り返る」、最終の第5回は、2018年発売のサードミニアルバム『あいつロングシュート決めてあの娘が歓声をあげてそのとき俺は家にいた』から最新アルバム『いまも忘れらんねえよ。』まで一気に駆け抜けます。メンバーが柴田1人になりながらも、確かなクオリティのアルバムを発表したり、他アーティストと精力的にコラボしたりと、すっかりポ…
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“REVIEWS”は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューする本コーナー。今回はオトトイ・アルバイト・スタッフで、東京アンダーグラウンドのクラブ・シーンにてDJとしても活動・回遊している草鹿立がテクノ~ベース・ミュージックのシングルをお届け。現場直送の最新のダンスサウンドをぜひ。...…
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“アゲみ集団”を掲げるエンターテインメント・グループ、ビバラッシュ。彼らが主宰したフェス〈アゲアゲJAPAN'24〉へ向けて、オトトイでは出演者対談を実施。各出演バンドとビバラッシュのメンバーが今回のフェスのテーマである、“アゲ”について赤裸々に語っていたが、当日は一体どんなパフォーマンスが繰り広げられたのか。OAのロック・アイドルグループ、NiLも含め、KEYTALK、かずき山盛り、バックドロップシンデレラ、BabyKingdom、夜の本気ダンス、ビバラッシュの全7組のレポートをここに掲載する。 ...…
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GLASGOWがメジャー・ファースト・アルバム『NOW I SAY』をリリース。直訳すると「いま、わたしは言います」。これはなにか明確なメッセージを伝えたいという意味ではない。今作ができるまでの過程で思ったことや感じたことをその時々で綴っていき、矛盾や変化に気づいていく。そういった作業の反復のなかで生まれた発見やメッセージをじっくりと描いた作品だからだこそのタイトルなのだ。収録曲13曲のうち6曲はEP『FOOLISH AS THEY MAY SEEM.』(2023)リリース後に発表されたシングル、残り7曲は…