2021/09/22 18:00

【連載コラム】ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME―第74回

みなさんこんにちは、AKIRAです! 今週も「ラヴェンダーズAKIRAのWANNA GO HOME」へようこそ! ワクチンの副反応から無事生還した私です。

今週のお題「ブルース」

はい、テーマは「ブルース」。

この間リズムアンドブルーズについて書きましたけれど、そもそもブルースなの？ブルーズ？英語の発音？だとしたら、スとズの間くらいだけどなぁと気になったので調べてみた。長くなるので引用しませんでしたが、要は意味を分かっていれば「どっちでも良い」とのことだった(笑)。

ピーター・バラカン氏は「ブルーズ」派だとか、そっち派の人はこだわりが強いとか、、うん、なんか分かる(笑)。

今もブルースプレイリストを聴きながら執筆していますが、私の音楽ライブラリが勝手に作ってくれるプレイリスト結構良いんですよ。ちょっとディープな濃いめの、灼熱、、って感じの流れを涼しい顔して聴いてます(笑)。

悲しみや孤独を表現する時「ブルー」と言いますよね。英語でもそうです。ブルースは元々南部のアフリカ系アメリカ人達のそんな気持ちや魂の叫びを表していたからブルーと結びつけ、ブルースへと変化したのでしょう。

でもなんで悲しいと青なのかな。ずっと不思議だったんだけど、やっぱり寒色だから？暖かくなくて心が寒いような寂しい気持ちになるからだろうか？何故グレーとかじゃないのだろう、、そんなことばっか考える。言葉っていつでも不思議。

ブルースにもいろんなジャンルがあるのですよね。
シカゴブルースもその一つ。シカゴブルースの父と呼ばれるマディ・ウォーターズの”I Just Want To Make Love To You”はカバーしましたけれど、やっぱりブルースやソウルはどうしても難しいな、と悩みました。
ブルースをやってるミュージシャンやソウルを歌う歌手は山ほど日本にいるけど、その根本にあった黒人労働者達の気持ちを完全に理解するのは難しいでしょう。

それでも寄り添う事はできるはずで、そんな背景を学んでまたその音楽を聴き、私なりに理解する。冗談抜きで音楽はその繰り返し。「ほぉ〜こんな解釈もあるのか」とニヤニヤしては、連載のネタにメモっていますよ。

今週の一曲 Muddy Waters「I Just Want To Make Love To You」

先程話に出たこの曲を。私はストーンズのイメージが強いけれど、エタ・ジェームスやいろんな歌手達がカバーしていますよね。

ラヴェンダーズのセカンドアルバム『Luv-Enders’ Explosion!』にも収録されております。レコーディングも苦労したけど、朝方もはや勢いだけで歌って唯一デモから歌を直さなかったのがこの曲。「これより良い歌は出ないな」とPDに言われましたわ。

“I don't want you be no slave
I don't want you work all day
I don't want cause I am sad and blue
I just want to make love to you, baby”

-“君には奴隷になって欲しくない
一日中働いて欲しいわけでも
ただ悲しくてブルーだからさ
君と愛し合いたいんだ”

“Love to you, baby
Love to you, baby
Love to you”

“愛し合いたいんだ
君と
愛し合いたいだけ”

“I don't want you cook my bread
I don't want you make my bed
I don't want your money too
I just want to make love to you”

-“パンを焼いて欲しいわけじゃなくてさ
ベッドメイクもしなくて良い
金だっていらないから
ただ愛し合いたいんだ”

“Cause I can tell by the way that you twitch and walk
See by the way that you baby talk
Know by the way that you treat your man
I can love you, baby, till the night train”

-“だって君の歩き方を見るだけで
話し方を聞くだけで
俺への接し方で分かるんだ
君を愛せる深夜列車が来るまで”

make love= 愛を育む。
なんとまあ、女性が歌うにはインパクトのある歌詞ですけれども、ラヴェンダーズ版是非聴いてみてくださいませね。私の大好きなストライプス”っぽさ”も漂うアレンジ、とても気に入っています。

というわけで今週はここまで！最後まで読んでくれてありがとう。次回は10月。早すぎてなんだかついていけてないけれど、毎日を大事に過ごしてまたお会いしましょう！(次回は10/6掲載)

リリース情報
AKIRA with THE ROCKSVILLE
「恋のヴァレンタインビート」
1. 恋のヴァレンタインビート (VALENTINE’S BEAT IN L.U.V)
2. HEY TONIGHT
販売価格：¥510 (ハイレゾ¥880)　
OTOTOYから配信中
ロスレス配信
https://ototoy.jp/_/default/p/695424
ハイレゾ配信
https://ototoy.jp/_/default/p/695425

〈AKIRA-CHANNEL トーク＆ライブ生放送！〜BIRTHDAY SPECIAL〜〉
アーカイブはこちらから