Human Highway Records

You Are There
Lossless

You Are There

Rock

MONO

2003年リリースの前作 “Walkind Cloud and DeepRed Sky”に引き続きスティーブ・アルビニと組んで提示されたシネマティックなドラマがさらに壮大に深く展開されるなか、 2002年の前々作 “One Step More and You Die”の邪悪とさえいえる轟音をしのぐヘヴィーさが存在する作品となった。破壊を通しての創生の前兆。MONOが惨劇として表現してきた悲しみは、“You Are There”の中で喜びと変容し、暗やみの中にも同量の光が存在しえる希望をMONOは生み出している。 MONOはブラックサバスのようにへヴィーなのではない、ベートーベンのように重厚なのだ。

Standing Still In A Moving Scene
Lossless

Standing Still In A Moving Scene

百景

まさにサウンドスケープの“魔術師”のような3人である。ギター・ベース・ドラムという最小構成のアンサンブルで2003年に大阪/日本で結成された百景。いまや、日本のシーンにおいてもインストゥルメンタルのロック・バンドというのは決して珍しいものではなくなってきた。それでも、百景の3人は他にはない独特な色を持つサウンドを鳴らしている。そのオリジナリティの秘密は、彼らが持っている「緊張」と「ゆるさ」の絶妙なバランスにある。彼らの編成は、ギター・ベース・ドラムという最小構成のアンサンブル。3つの楽器は一分の隙もないアンサンブルを形作っている。が、一方で、彼らの鳴らすメロディやフレーズはゆるやかで、どこか平和で温かな情景を描き出すのだ。その景色が、聴き手の耳にしっとりと沁みこんでいく。(ライター/柴那典)百景の音楽から僕が見たものは、日本の原風景的な光景だったのかもしれない。情緒ある日本の風景美と置き去りにしてきた感性を、懐かしさと幸福な憧れをもって感じてみたりもする。もっとも深いところに眠っている僕達の共鳴箱が動いたとき、言葉は力をなくす。「あの空だけがなぜ特別に美しいのだろう」幼い頃不思議に思ったその答えが、今、月日を超え、百景の音楽によって呼び起こされる。(Takaakira Taka Goto MONO)

空気人形 サウンドトラック
Lossless

空気人形 サウンドトラック

Dance/Electronica

world's end girlfriend

2009年にworld's end girlfriendが手がけた、映画『空気人形』(監督:是枝裕和)の サウンドトラック。 「空気人形」は同年の第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ 日本映画唯一の正式出品作品と話題になり、世界10ヶ国以上で配給された。 「人形と人間」「空気と空虚」「生と性」をめぐるファンタジーを world's end girlfriendが哀しくて嬉しい彩り豊かな音色で全編を奏でる。

Standing Still in a Moving Scene
Lossless

Standing Still in a Moving Scene

Hyakkei

まさにサウンドスケープの“魔術師”のような3人である。 ギター・ベース・ドラムという最小構成のアンサンブルで2003年に大阪/日本で結成された百景。 いまや、日本のシーンにおいてもインストゥルメンタルのロック・バンドというのは決して珍しいものではなくなってきた。 それでも、百景の3人は他にはない独特な色を持つサウンドを鳴らしている。 そのオリジナリティの秘密は、彼らが持っている「緊張」と「ゆるさ」の絶妙なバランスにある。 彼らの編成は、ギター・ベース・ドラムという最小構成のアンサンブル。 3つの楽器は一分の隙もないアンサンブルを形作っている。 が、一方で、彼らの鳴らすメロディやフレーズはゆるやかで、どこか平和で温かな情景を描き出すのだ。 その景色が、聴き手の耳にしっとりと沁みこんでいく。 (ライター/柴那典)

Hymn To The Immortal Wind
Lossless

Hymn To The Immortal Wind

Rock

MONO

バンド結成10周年を迎えたこのアルバムの為に、MONOはそれまで5年間ノンストップで続けてきたツアーを休止し、 アルバム制作に1年間焦点を合わせて制作された。 全7曲、約70分に渡るこの作品は、「不死の風への賛歌」(Hymn To The Immortal Wind)という、ひとりの少年と少女の生と死、魂の永遠性をめぐる、 今作の為に実際に書き下ろされた物語に基づいて制作されたもので、複雑に絡み合う過去と現在を行き来する作品のテーマに沿って、これまでで最も、 シネマティックに、そして希望に満ちたアルバムとなった。 壮大で厳然としたオーケストラサウンド(20人のストリングス、フルート、ピアノ、鉄琴、ティンパニー等)を使用し、 今作もシカゴにてスティーブ・アルビニの手によって24chのアナログテープを使用した昔ながらのライブレコーディングで収録された音は、 美しく、人間味溢れる生々しさと、怖い程の緊張感に溢れている。フルート奏者の息吹、指揮者の声、オーケストラが座る椅子のきしむ音、、。 途方もなく美しく、あたたかく、きわめて冒険的で、魂からこぼれ出たような純粋な驚きと情熱にあふれ、人が根源的に持っているマグマのような力を 呼び覚ます新たなロック・ミュージックの次元を切り拓くアルバムがここに完成した。

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