フロム横浜のハズレからシーンのみならず、ありとあらゆる場所で“ヒップホップ”であり続けること約20年。サイプレス上野とロベルト吉野が前作から3年4ヶ月の時を経て、新作アルバム『Shuttle Loop』をリリース! “NICE DREAM”、トラックをSTUTSが、ゲストに鎮座DOPENESSを迎えた“RAW LIFE"、tofubeatsによる“COCOLO”などアルバムに先駆けて配信となっていた楽曲はもちろん、漢 a.k.a. GAMI、TARO SOUL、KEN THE 390らが参加した楽曲も加わっ…
ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSの3人からなるユニット、FNCYがファースト・アルバムから2年ぶりとなる新作『FNCY BY FNCY』をドロップ。それぞれのキャリアに裏打ちされた、懐かしくもフレッシュなサウンドはさらに深化。メンバーであるG.RINAをはじめ、Jengiやgrooveman spot、BTB特効による色とりどりのトラックも聴きどころの1枚となっております。OTOTOYでは今作のハイレゾ配信とあわせて、imdkmと渡辺志保によるクロスレビューを公開。FNCY流“ニュ…
東京のみならず全国で人気を博しているKANDYTOWNのラッパー、IOが名門レーベル〈Def Jam Recordings〉よりメジャー・デビュー・アルバム『Player's Ballad.』をリリース! 大物ラッパー5lackや沖縄の若手アーティストYo-Sea、そしてもちろんKANDYTOWNの仲間も参加した彼らしい豪華なアルバムとなった。このアルバムのリリースに至るまでの1年強の期間、KANDYTOWNにはどのような動きがあったのか、今回のビッグディールを軸に彼らKANDYTOWNの1年間を振り返る。…
90年代後半からSCARS、SWANKY SWIPEといったクルーに所属し、二度の逮捕による活動休止期間を経ながらも、現在まで日本のヒップホップ・シーン随一の天才として活躍し続けているラッパーBESと、ラッパーとしてはもちろん、ビートメイカー名義の16FLIPとしても、現在の東京アンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンではもはや不動の地位を獲得していると言っていいであろうISSUGI。昨年BESの3rdアルバム『THE KISS OF LIFE』のリミックス盤としてBES VS 16FLIP名義でリリースさ…
2014年、黒田卓也、Kan Sano、吉田サトシといった同世代の才能たちとともに作り上げたアルバム『Handmade Soul』をリリースしたHanah Spring。ジャズ・ミュージシャンの両親を持ち、幼少から音楽によって育まれてきた彼女による『手作りのソウル』は、温かい中にもストイックなまでのグルーヴが感じられ、そこに彼女の歌声が光る一枚だった。そんな彼女が4年の時を経て世に放つニュー・アルバムのタイトルは『Dreamin’』。表現力豊かな歌声でリスナーを夢中にさせてきた彼女が歌う「夢」とはいったいど…
2013年に1stアルバム『Woman』で衝撃のデビューを飾り、昨年の〈FUJI ROCK FESTIVAL〉ではフィールド・オブ・ヘブンのヘッド・ライナーを務めたソウル・ユニット、RHYE。ついに5年ぶりとなる2ndアルバム『Blood』を発売する。また、5月には『Blood』を引っ提げて2015年から、約3ぶりとなる単独来日公演も決定。傑作間違いなしの本作をこのレヴューとともにぜひお楽しみください。...…
2013年に2ndアルバム『DAWN』のリリース後、4年間活動を休止していたOvallが遂に再始動。それに伴い新作アルバム『In TRANSIT [Deluxe Edition] 』をリリースする。今作では〈origami PRODUCTIONS〉のファンサイト限定でリリースされたCD『In TRANSIT』の収録曲をメインとしつつ、新曲「Winter Lights」や既発曲のリミックス・ヴァージョンなど全22曲とボリューミーな内容となっている。そんなOvallの新作をOTOTOYでは配信とともにレヴュー…
日本を代表するトラックメーカーとして活躍しながら、2010年に36歳という若さでこの世を去ったNujabes。そんな彼の過去作をOTOTOYではまとめて一気に配信を開始する。ジャズとヒップホップを自在にクロスオーヴァーするサウンドからジャジー・ヒップホップというジャンルまで確立させた彼の名盤の数々をこのレヴューとともにお楽しみください。(Texted by 高柳圭佑)...…
3人組バンド・ampelのメンバー河原太朗(Vo/Ba)のソロ・プロジェクト“TENDRE”がデビューEP『Red Focus』をリリース! KANDYTOWNやYogee New Wavesなど様々なバンドやアーティストのライヴ・サポート、レコーディングに参加し、彼の名前がクレジットされているのを目にする機会が最近多いが、果たして彼自身はどんな音楽を奏でているのか…… 本作を聴いて確かめてほしい。ぜひこちらのレビューとともにお楽しみください。...…
メンバーの大幅な更新を経て昨年リリースされたアルバム『23区』で、その表現をネオ・ソウル〜R&Bのグルーヴへとシフトさせたbonobos。その長いキャリアのなかで大きな転換となったアルバムから1年、ここに新たなシングル『FOLK CITY FOLK .ep』を発表した。先行ですでにリリースされている、彼らの代表曲「THANK YOU FOR THE MUSIC」のリアレンジ・ヴァージョンも含む6曲は、まさに彼らの『23区』以降の現在の勢いを感じさせるものだ。端的にいえば『23区』でバンドが獲得した表現をさら…
入江陽が約1年半ぶりとなるアルバム『FISH』を自身主宰のレーベル/出版社〈MARUTENN BOOKS〉からリリース! 生生まれ育った新大久保の喧騒を離れ千葉の郊外に移住。そんな彼がサウンドエンジニアの中村公輔のサポートのもと制作した今作は、リラックスしたムードで、魚を釣り上げるような、魚として泳ぐような、そんな雰囲気を纏った1枚となった。 ゲストにBOMI、岩出拓十郎(本日休演)、黄倉未来、ガクヅケ木田(芸人)、セミ(虫)といったバラエティ豊かな面々も迎え、トラックメーカーとしてTeppei Kakud…
2009年に結成された7人組ソウル・バンド、思い出野郎Aチームが2017年8月23日、〈カクバリズム〉移籍後、初となる2ndアルバム『夜のすべて』をリリース。世界各国の音楽から影響を受けたポップでメロウなリズムと、耳に残る個性的な歌声、それから音楽を愛する人すべてが心奪われてしまう歌詞の融合は、今作で最高潮を迎えた。先行7インチで発売された「ダンスに間に合う」や、“思い出野郎らしい”音楽愛が溢れた大名曲「Magic Number」も収録された今作。あなたの『夜のすべて』を歌った物語を、レヴューと共にお楽しみ…