OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.224
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
NYハウス・クラシックの宝庫
すでにGWウィーク前後にフェス・シーズンも本格的に開幕という感じで、SNSをはじめ気持ちよさそうな動画がTLを埋めていましたな。で、先日はNYのハウス・ミュージックのレジェンダリーなパーティ〈ボディ&ソウル〉なども東京でひさびさに開催されていましたな。で、なんとなくここ数年からのムードの開放感もありで、気持ちの良いハウス・ミュージックあたりを聴きたいな、なんてちょっと思う今夏になりそうな予感。特に1990年代初頭のNYのハウス・ミュージックのアップリフティング、そしてブライトな恍惚感というのがまたとても合いそうなそんな気もしています。ということで、実はOTOTOY、NYハウス・ミュージックの黄金期たる1990年代前半の楽曲が結構あるんですよね。ということで、10曲選んでみました。なぜかといいますと、その宝庫とも言えるレーベル〈Nu Groove〉〈Strictly Rhythm〉〈Nervous〉といったレーベルの過去カタログががつんとあるからなんですね。
で、このスネアがジャキっと固めに入るハネたハウス・ビート、ピッチをあげれば、いまのダンスフロアでわりとスタンダードになっているUKガラージなんかのムードにもあうんじゃないでしょうか……というか、このあたりひとつのルーツなんで当たり前ですね。1970~1980年代のNYの伝説的DJ、ラリー・レヴァンによるクラブ〈パラダイス・ガラージ〉で流れていたサウンドのルーツに持つ、こうしたNYのハウスは当時ガラージ・ハウスやNYガラージなどとも呼ばれることもあって……と、こうしたハウス・サウンドが、UKでピッチをあげてプレイされ、それがUKガラージのひとつのルーツでということだったりします。
