2023/01/27 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.205

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


映像作品を縁取る音

ドラマや映画、アニメを観るとき、劇中歌に注目する癖があります。と、きくと少しマニアックなイメージがあるかもしれませんが、「この曲がそこで流れたからこそ、作品に込められた感情をしっかりと受け取ることができた」という経験は、誰しも無意識的にあるような気がしています。ストーリーも大切ですが、そのストーリーを引き立てる音楽ってすごく重要だと思うんです。

それに気づいたきっかけは、TBS系 金曜ドラマ『リバース』(2017年)でした。湊かなえさんが原作、藤原竜也さんが主演のサスペンスで、お話もおもしろいのですが、劇中歌がとにかく素晴らしいんです。手がけているのは、作曲家の横山克さん。様々な作品の劇伴やアーティストへの楽曲提供もされている方で、最近だと昨年放送されていたドラマ『最愛』の劇伴も担当されていました。淡い奥行きがある曲を作る方で、なかでもこの “Days gone by” はその最高峰だと個人的に思っています。

またドラマ・映画『信長協奏曲』(2014年・2016年)はDVDボックスを買うくらい好きな作品ですが、その理由のひとつは、m-floの☆Taku Takahashiさんが手がけている劇伴です。今回プレイリストに入れた “Nobunaga Concerto” は感動するシーンでいつも流れるのですが、2回目の視聴以降はこの曲が良すぎて泣いていたといっても過言ではないくらい。

今回はピアノやキーボードをメインに、フルート、弦楽器が入っているような、ゆったりとした曲を中心にセレクトしていますが、聴くとそのシーンを鮮明に思い出せるものばかりです。映像と音楽がセットで記憶に残るって、いいことですよね。その曲を流せば、その時のことをいつでも思い出せるので。

今年はたくさん映像作品を観ることが目標のひとつなので、また好きな劇伴にたくさん出会えたらいいなと思います。

この記事の筆者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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