OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.46
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
2019年にヤられた1曲
今週のOTOTOY EDITOR’S CHOICEは編集部高木が2019年にヤられた1曲をご紹介。自分を含む各編集部員の年間ベスト10も公開予定ですが、そちらではEPとアルバムをセレクトしましたのでそこには選べなかった楽曲10曲を選んでみました。まずは3年ぶりのリリースとなったジェイムス・ブレイクのアルバムより“I'll Come Too”を。アルバム自体は割と賛否あるみたいですが自分は好みでした。続いてはアメフト新作よりパラモアのヴォーカルをゲストに招いた“Uncomfortably Numb”。日本はラグビーで大騒ぎの1年でしたがアメフト新作も忘れてはいけませんよと(画面越しでしたがフジでのライヴも良かったですね)。
続いて日本のヒップホップから何曲か。若手の勢い凄まじい1年でしたが、田我流やOMSB、Campanellaなど、年を重ねてスキル、渋み、リリックの重みが増した方々の楽曲に喰らった瞬間が多々ありました。中でもRamzaが坂本龍一の楽曲をがサンプリングして制作されたトラックの上で暴れる、Campanellaの鋭いラップが光る“Douglas fir”のヤバさといったら! 次にリリースされるまとまった作品がものすごく楽しみです。海外はRapsodyとAri Lennoxの1曲をこの2人のアルバムも年間ベスト級だったんですが、入れられなかったのでここで成仏させるべく…。Ari Lennoxは来日も控えてるのでライヴも体験したいですね。
そしてようやく今年初めて人見記念講堂でソロでのライヴを観れた坂本慎太郎“小舟”を。大きなステージの上に限りなく簡素なセット、淡々と、しかし贅沢な時間でございました。
最後はHei Tanakaの“やみよのさくせい”を。個人的な思い入れもあり、この曲を聴くとちょっと涙腺が緩んでしまうぐらい、いい曲なんですよねぇ。そんなこの曲についての話をたっぷり聞いたインタヴューもありますので未読の方は読んでもらえたら嬉しいです。
