2021/06/07 19:30

先週のオトトイ(2021年6月7日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。

ーこれまでの集大成とも思える至極のバラード。(梶野)

ーバチっとキマッたゆるふわのバースに、オートチューンのかかった東京03角田のラップ!(西田)

ー衒いなき真っ向勝負。轟くサウンド、浮上するヴォーカル。王道でありながら、彼らそのもの。(高田)

ーハマの新星、更なる大海へ。(高木)

その他追加曲は、kroi “Balmy Life”DJ後藤まりこ “ナイトスイマー”ゆっきゅん “DIVA ME”Laura Ribeiro “Now Or Never (feat. Chocoholic)”Remi Wolf “Liz”Greentea Peng “Jimtastic Blues”Age Factory “My own world”踊ってばかりの国 “Twilight”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

CUTE BUT PSYCHO
金曜は、お世話になっているカメラマンの宇佐美さんの写真展【CUTE BUT PSYCHO Photo Exhibition "EAT YOU ALIVE"】を観にLiamgalleryへ。たくさんの女性が思いっきりご飯を食べる写真が、隙間なく敷き詰められた今回の写真展。OTOTOYで取材させてもらった方々も様々な表情を浮かべていて、すごくよかった。宇佐美さんの写真は、一眼で「宇佐美さんが撮ったんだな」とわかる。それは、作家性が抜群に出ているからなのだと思う。同時期に開催中の、宇佐美さんが女優の五味未知子さんを撮った写真展「END ROLL」は「WONDER PHOTO SHOP」で6月14日までやっているみたいなので、近いうちに行こうと思う。(西田)

1976年のカヴァー・ソング
先週末に地上波初放送された映画『ボヘミアン・ラプソディ』が話題ですが、もうひとつじわっとひろがりつつあるのが、1976年に録画され2012年にYouTubeにアップロードされたこの映像です。Sixpenceというバンドが演奏する“ボヘミアン・ラプソディ”のカヴァー。バンドの素性はわかりません。〈箱バン〉的なやつでしょうか。6分弱、本家Queenでもライヴでは演らないオペラ・パートも含めたライヴ演奏です。ギターはいませんが、カヴァーしてます。“ボヘミアン・ラプソディ”はこの前年、1975年のリリースでした。こんな時代だったんですね。この曲の「突然変異」っぷりにあらためて驚かされるとともに、それをさらっと完全カヴァーしてしまう名もなきバンドの地力に、音楽の底知れなさを感じました。(高田)


25年後のドリルンベース
先週末は、入手したスクエアプッシャー『Feed Me Weird Things』の25周年記念盤のアナログLPに針を落とし、しばし堪能といった感じでした。まぁ、さすがにことあるごとに聴き直している作品ではあるので、もはや再発見というのもそうないのですが。本作はストリートでDJカルチャーの下で生まれたジャングル~ドラムンベースを、ダンスフロアから離れたある種のオルタナなスタイル、言ってみればある種の打ち込みギークたち="オタク"へと解放した作品のひとつとも言えるものと言えるでしょう。直属のパイセンたるエイフェックス・ツインやルーク・ヴァイバート、μ-ZIQの作品と共振しつつ、いわゆる"ドリルンベース"という、どう考えても適当にギャグでつけたようなある種の流れを作り出すわけです。しかしながら、コレが25年も経つと馬鹿にできない一つの潮流になっているわけです。特にインターネットにのることである種の音楽的なミームとなって(高速で痙攣するかのようなビートはMAD動画などとの相性の良さもあったのではないでしょうか)、いまでもさまざまな音楽に援用されていて、おそらくもともとのジャングルやドラムンベースよりも、特にここ日本でのポスト・インターネットな音楽のなかでは影響が色濃いように感じます。そのあたりは、例えばわかりやすいところでは長谷川白紙の音楽性であるとか、その他でいうと森山ド・ロ氏執筆によるVTuber音源松島広人氏による現在のインターネット上で繰り広げられている音楽の流れといった視点でも伺いしることができますので、ぜひとも源流たるスクエアプッシャーから、それらの作品へと連なる感覚を辿りながら聴くとおもしろいんじゃないでしょうかというお話でした。また来週。(河村祐介)

先週のカヴァー・ソング

カバー・ソング好きの編集部西田が、毎週リリースされるカヴァー・ソングのなかから、これは!という作品を紹介するコーナー。 今回はYouTubeを中心に活動している6人組エンターテイメントグループであるすとぷりの『気分上々↑↑』をご紹介。原曲を歌っているmihimaru GTは、日本の男女2人組音楽ユニットですが、今回のカヴァーは男声ヴォーカル6人でマイクリレーをつなぐバリバリのパーティーチューンに仕上がっています。なお、mihimaru GTは現在活動休止中ですが、ヴォーカルのhirokoは活動再開の意向を明かしているとのこと。併せて、チェックを。では、また次回!

先週の特集記事

堂本光一、ソロ名義作品が一挙デジタル解禁!

今週のFRIENDSHIP.(2021年6月2日)

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踊ってばかりの国、アルバム『moana』までのジャーニー ──サイケデリック・バンドのエスケーピズムの行方

痛みを受け入れること、その美しさ──NEHANN、ファーストアルバム『New Metropolis』

【行かなきゃ ASP Episode4】「この曲たちを死なせたくない」──ナアユの葛藤とこれからのASP

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.119 発想と行動力

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