2021/02/01 19:00

先週のオトトイ(2021年2月1日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

今週の追加曲を編集部コメントと共にご紹介。

ー鹿乃と根本凪の歌声が甘く溶け合うキュートなコラボ曲。(片野)

ーこの曲が今また新たに配信されることには意味がある。(西田)

ー2020年という「時間」から生まれた内省的ドリームポップ。(高田)

ー早くも2021年のR&B重要作登場、セレステ初のアルバムよりジョン・バティステとのデュエット・ナンバー。(高木)

その他追加曲は、OKAMOTO’S ”Young Japanese”ずっと真夜中でいいのに。“過眠”kiwi “A Little Wish”NOT WONK “200530”女王蜂 “夜天”平井大 “題名のない今日”おとぎ話 “明日に向かって撃て”EVIEBEATS ”胎内回帰 (feat. Kazuhiko Maeda)”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

Clubhouse
先週トレンドにあがり続けバズりにバズっていたSNS、Clubhouseを使ってみた。使い方としては、ルームという部屋に入って、音声を使ってトークをするというもの。音声Twitterという話を聴いていたが、やってみた感じはどちらかというとZoomに近い。Zoomの待機室にいる間にも、トークの内容が聴こえているみたいなイメージだ。とりあえず友人とちょっと遊んだあと、大人気ルーム「ピカチュウしかいない部屋」で人々がピカピカ言ってるのを聴いて、レイザーラモンRGがBAD HOP"Kawasaki Drift"を佐野元春のモノマネで朗読するのを聴いてだいぶ満足した。使ってみた感触としては、クラブのバーカウンターで友達と偶然会ったり、友達の友達とその場で知り合って話したりする感じがした。もちろん、知らない人が周りで訊いているのもそんな感じだ。はやくClubでhouseでも聴きながら、なにも気にせずダラダラ話せる時が戻ってくるのを待ち望んでいる。(西田)

読書日誌
先週末読んでいたのは日本のおまじないについての本と、先頃出たいわゆる現代音楽のコンパクトな新書サイズの歴史書、沼野雄司『現代音楽史-闘争しつづける芸術のゆくえ』。前者はおいといて、後者は「現代音楽」、つまるところ主に西洋のアカデミックな場を基点に創作される、ジャンルとしての「クラシック」の領域における、20世紀以降の最新音楽たち(いやこの書き方、自分でも書いててよくわかりませんが)の歴史ということでOTOTOYを読んでくれている方にもオススメなので、ここでひとつ。いまとなってはスティーヴ・ライヒなんかを普通にBGMとして聴く、なんてことはわりと普通かとは思いますが、テクノ~エレクトロニカ経由でつまみ食い的に現代音楽を聴いている人間としてはかなりちょうど良い濃度でその歴史がわかるといった内容。19世紀の「無調音楽」の立ち上がりをひとつのスタート地点に、いわゆるクラシックの分野で音楽がどんなアップデートをなされていたのか、そこから派生したミュージック・コンクレートやエレクトロニック・ミュージック、ミニマル・ミュージックといった実験音楽の分野はどんな前後の歴史的な流れがあり、それをとりまく社会の文化的背景があったのかなんてのがさらっとわかりやすくまとまっています。おまじないの本は、まぁまたの機会に。(河村祐介)

23歳の誕生日
先週、というか昨日23歳の誕生日を迎えました。23歳の目標といっても、年明けてまだ1ヶ月なので今年の目標をたてるのとさほど変わらないんですよね。なので改めて意気込むこともなく、ただ「誕生日を無事に迎えられて幸せだな〜。」みたいなのんびりした気持ちになっています。日曜日だったので、ちょうど仕事もお休みでしたし余計にまったり。部屋を暗くして、ロウソクを消す瞬間はやっぱり何歳になっても楽しかったです。肩凝りが酷いのを心配してくれて、今年はマッサージ機をプレゼントしてもらいました。20代前半ですが、体質的に肩がどうしても凝ってしまうので軽減されるといいな。寝る前に使わせてもらおう。(梶野)

in the right hands
NOT WONKのアルバム、Arlo Parksのアルバムと、自分内本年重要タイトルがリリースされた先週。どちらも期待通り、繰り返し聴いています。そして実はそこまで期待していなかったWeezerのアルバム『OK Human』がとてもよい。「コンピューターを捨て、アナログに戻り、オーケストラとともに制作した」作品。でも私はソフトウェア・エンジニアなので、その類のステートメントを手放しで肯定することはできません。テクノロジーとは補助器具であり、使う側の愛と志こそがその価値を決めると思っています。Weezerのこのアルバムにおける管と弦の使い方に込められたロックとポピュラー・ミュージックの歴史への深い愛、それは疑いようのないものです。そして可能であれば、皆がそんな愛や志とともにテクノロジーを手にとってほしい。大切な人とともにする食事を作ろうと包丁を手にしたときのように。そんなことを思いながらいつもコーディングをしています。(高田)

手続きは辛いよ
引っ越しが先週終わって、早く一息つきたいんですが、まあ細かい手続きが面倒くさいこと面倒くさいこと。やっぱりこういうタイミングでいろいろシンプルにまとめて身軽に生きていきたいなと改めて思いますね。超ズボラ人間には苦手なことの連続でストレス溜まりまくり。そんなこともあって、いろいろ新作チェックが漏れちゃってるんですけど、期待通りセレステの初アルバムめちゃくちゃいいですね。2枚組でヴォリュームある作品なんですがまだまだ聴き込めてないですが、今年前半の重要作になるのでは? とりあえず早く落ち着きたいー。(高木)

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REVIEWS : 014 ポップ・ミュージック(2021年1月)──高岡洋詞

この記事の筆者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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