2020/10/12 21:00

先週のオトトイ(2020年10月12日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週金曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週の追加曲はこちら。

音楽の魔法に何十年でも化かされていたい ビッケブランカ VS 岡崎体育 “化かしHOUR NIGHT”
アナーキーとバダサイ、ビートはGADで外れる訳なしの極上ナンバー ANARCHY, BADSAIKUSH “DAYDREAM”
スティールパンの音色が鳴り響くダイナミックな一曲 KID FRESINO “No Sun”
aikoからしか生まれないメロディと歌詞と歌唱、以外なんて言えばいいの aiko “ハニーメモリー”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

30歳になりました
週末土曜日の10月10日はサンリオピューロランドへ。台風接近をもろともしない屋内型テーマパーク。やはりキティさんの爆裂的な主役オーラはすさまじく、キャラクターとして“強さ”を感じる。そして、キャラクター対象2020年の1位に輝いたシナモロールも手足が短いので可動域が小さいながらも愛嬌を振りまいていた。大きなアトラクションは無いながらも、満足度抜群のショーとホスピタリティにやられて、すっかりバースデイカード&ポチャッコのカチューシャ(耳が動くやつ)を装備した、ただのはしゃぐ30のおじさんになってしまった。そういえば、誕生日を迎え30歳。ハーフ還暦だ。30代の西田もよろしく哀愁。(西田)

シャムキャッツの10年を追う
先週末10月9日(金)から渋谷パルコB1FのGALLERY Xで開催している『Siamese Cats Farewell Exhibition』に行ってきました。今年6月に突如解散を発表したシャムキャッツの活動の集大成として行われたこの展示。入口から出口まで、シャムキャッツとして活動をした10年間のライヴ写真やオフショットなどが展示されていて、それらの展示を見ながらシャムキャッツとしての軌跡を追っていけるものでした。『TAKE CARE』のジャケットのラフや、初期のフライヤーがあって個人的にアガりました。東京インディーズ・シーンを代表するバンドとして、僕らに希望を与え続けていた彼らの活動が、この展示によって完結した感じを受けました。これからもメンバーは各々活動を続けるということなので、それを期待しつつ、まずは今週リリースされるベスト盤『大塚夏目藤村菅原』を楽しみたいと思います。ちなみに、入場時にランダムでもらえるポストカードは、個人的に一番好きなアルバム『AFTER HOURS』リリース時のアー写でした(やったー!)。会場でもらえる『TETRA新聞』には、これからの活動についてのヒントもあるかも? 10月19日(月)まで開催しているみたいなので、ぜひ。(鈴木)

続く禁煙日記
先週の後期とプレイリスト連載でも書いた禁煙、今日ほぼ2週間という感じでしょうか。今週自分の選曲がANARCHYとBADSAIKUSHによる"DAYDREAM"を選んでしまったように(曲はもちろんカッコいい)、今かなり吸いたい気持ち高まっちゃってます。この週末もふとした瞬間に目に入ってしまった喫煙シーンとかがかなり危なかったです。でも、とりあえずこうして人の目がつくところに書く、人に話すことでギリギリ耐えられている感じ。そして今日このあと飲みに行くことになっちゃったんですがそこが1番の勝負どころか。ま、負けそう…(笑)。(高木)

ソロコン
私立恵比寿中学、安本彩花のソロライヴを観て胸を打たれました。ア・カペラで歌われた“ジャンプ”は事件級。たったひとりでこの静寂を支配できる歌い手はそうそういない。「人生じゃつまらない」の部分のヴォーカルの卓抜さや、「心臓の」の真正面からぶち当たる表現と「今だ」の告白するかのような表現の両立っぷり。続いて歌われたセットリスト中唯一のカバー曲が岡崎体育の“エクレア”という、なにひとつ間違いのない選択。一番の衝撃だった安本彩花自作の新曲“スーパーヒーロー”は、システムとしてのアイドルではなく、職業・アイドル、22歳、人間・安本彩花の内面から湧き出た「ブルース」でした。同時にこの曲は、システムから生まれた楽曲への、とりまく大人たちへの、共に歩むファンたちへのアンサーソングでもあり。グループの既存楽曲と同じタイトルである必然性がそこに。笑顔で客席に目線をやり観客を指差しながら「あなたが〜」「いい人と〜」「君の〜」と歌う。自ら立つステージを指差し「この場所で待ってるから」と歌う。情況と有り様に対するアイドルとしての回答。参りました。(高田)
P.S. プレイリストに入れたビッケブランカ VS 岡崎体育はぜひMVをみてほしいです。

音楽の箱船
先週末の渋谷レコファンの閉店、週末の最終営業日こそ行ってないですがちょくちょく昼飯がてらにちょいちょい。それに合わせて、えいやっと家のCDをひっくり返して、少し前にロスレス・リッピングしてないものをリスト化したものをちょいちょい読み込んでたのですがこれがどうしても探しているものは同じところを2周しても見つからず、なぜか3周目にポロッと出てきたり、探していないモノが出てくる上に「うわ、これいま聴きたい」となったり、一進四退ぐらいでまったく進まず。その間に原稿書いて……という台風の雨のなかの週末でした(つまり書くことがない)。(河村)

先週の特集記事

下北沢〈BONUS TRACK〉、大浪漫商店で魯肉飯と音楽に出会う──オトトイ、行った

荘厳で繊細なサウンド、聴いただけでは終われない衝撃を残して──kycoh

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.85 禁煙の秋、タバコ・ジャケットと向き合う

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