2020/07/20 20:30

先週のオトトイ(2020年7月20日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週金曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週は5曲を追加しました。

Awich、メジャーへ! 8月リリース予定のEPに期待高まるリード・ナンバー Awich “Shook Shook”
ふとした瞬間に思い出す何気ない日常を温もりあるサウンドで包み込んだ1曲 果歩 “街と花束”
ベッドルーム・ポップの先にごく薄く覗くグランジの霞がたまらなく魅力的 renforshort “fuck, i luv my friends”
“ディスタンシング”な昨今、すぐそばに寄り添うようなヴォーカルが懐かしく、愛おしい I'm “サマータイムラブ”
福岡出身の女性シンガーCalli Stephus、週末CITY PLAY BOYZが全面バックアップのEPから Calli Stephus “NEW BEST FRIENDS”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

サーモス愛
最近、買ったもので1番よかったのはサーモスのご飯容器とサーモスのスープジャーだ。朝から出社して夕方に食べようとしても、それでもスープは暖かった。とんでもない技術だ。感動だ感動。サーモスすげい。もう保温というジャンルにおいては、サーモスに全幅の信頼を置いている。コーヒーを飲むのに使っているステンレスのマグはいつまでも暖かく、何度か舌をやけどした。サーモスはデザインも最高で、マットブラックの水筒は、リック・ドムのようなカラーですごく気に入っている。他にもカラーリングだけ見たらシャア・ザクカラーとかザクカラーとか、グフカラーもあった。多分サーモス社内にはガンダムマニアがいるんだと思う。(西田)

早くまたライヴハウスに行きたい
最近は配信ライヴを観ることにもちょっとずつ慣れて、自宅でご飯を食べながら見れたり、アーカイブが残っているのであれば繰り返し見れたりと、これはこれで便利だなと感じております。そんななかで、先日渋谷クラブクアトロに行ってきました。自分のカレンダーを振り返ってみると、約5ヶ月ぶりのライヴハウスでした。エレベーターで4階へ上がると、アルコール消毒がお出迎え(これはもう慣れちゃいましたね)、フロアに出ると椅子が並べてあり、前後左右を空けて座るスタイル。最大で750人が入れるクアトロですが、この日はおよそ40人くらいのお客さんしか入れていない感じでした。この日のイベントは、シャムキャッツの菅原慎一さんが音楽を担当した映画『ドンテンタウン』の上映と、劇伴再現LIVEをするというもの。クアトロで映画を観ることに不思議な感覚を覚えつつも、空想と現実が交わり合う不思議なラヴストーリーでおもしろかったです。そして菅原慎一BANDが登場しライブがスタート。最近は家で細々と音楽を聴くことに慣れてしまっていたので、久しぶりに大きな音で、生の演奏が聴けたことにグッときて心の中で泣きました。なにより、さっきまで観ていた映画の劇伴をライヴで聴くことができるのはとても贅沢なイベントだなぁとも。ちなみにこのイベントの様子は配信もしていたみたいで、今後はリアルイベントと配信をどちらも行うという形も増えてくるのかな。とはいえ、やはり生で大きな音で音楽を聴くことの楽しさを思い出した夜でした。早くまたライヴハウスに行きたい……!(鈴木)

エール
8月から人数を限定しながら観客を入れての営業再開を予定していたライヴハウスもいくつかあるなか、検査陽性者数が増加に転じ、また戸惑いがひろがりつつあります。そんななか、ライヴハウス下北沢近松・代表、〈下北沢にて〉実行委員長、そしてTHEラブ人間のツネ・モリサワさんにインタヴューをおこないました。具体的な感染対策や、やはり「野外」が希望というお話、そして“新しい”ビールのことなど(早く飲んでみたい!)、モリサワさんならではの複眼的視点からのお話がきけたのではないかと思います。よろしければぜひご一読を。この記事は〈下北沢にて〉が主宰するライヴハウス18店舗を支援するクラウドファンディング〈シモキタエール〉への応援の気持ちも密かにこめつつ、だったのですが、こちらのクラウドファンディングは土曜日に無事目標額を達成し終了したとのことです。なにより、ではありますが、すべてはこれから。これからもOTOTOYはさまざまなかたちで音楽と音楽にかかわる方々にエールを送っていこうと思っています。(高田)

ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド
つい先頃DU BOOKSさんから『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』という本が出ました。こちら圧巻の洋邦楽問わずなその手のサウンドのディスク・ガイドに加えて、細野晴臣×岡田拓郎対談、リヴァイヴァル・シーンの立役者のひとり、スペンサー・ドーラン(Visible Cloaks)と彼がかねてから大ファンだというアーティスト、尾島由郎(OTOTOYにもまさにそのあたりにバッチリな音ありますよ~)の対談などなどが収録です。ここ数年で国内外のレコード市場でおこっていた再評価・再発の動き、その源泉となる件のサウンドの群れをある視点で追ったガイドブックとして、唯一無二の本といった感じです。私もちょろっと私もお手伝いしております(現在のニューエイジ・ミュージック・リヴァイヴァルに、2000年代のDJカルチャーがなにをもたらせたのかというような鼎談をまとめています)。(河村)

先週の特集記事

【第三期BiS 連載vol.18】ネオ・トゥリーズの進化──終わってからもまたライヴがしたいと思えた

B.O.L.T、1日のはじまりから終わりまで一緒に過ごせるファースト・アルバム「POP」

長期戦になるけど、またみんなに会うために──いまこそ下北沢にエールを!

Sisters In The Velvet──揺らぎを鳴らすオルタナティヴの魂

Episode41 MAHO EMPiRE「楽しいっていう気持ちを共有したい」

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.73 2020年の上半期を思い出す

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