2020/06/15 20:30

先週のオトトイ(2020年6月15日)

OTOTOY編集部が先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週金曜更新中、OTOTOY編集部が自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。
今週は6曲を追加しました。

USインディの風を感じる日当たりのよいギターポップ Laura day romance “rendez-vous”
溢れるほどの愛を、爆音と衝動に乗せて teto “invisible”
PARKGOLFのサウンド・プロデュースで、心も身体も弾む ぷにぷに電機, PARKGOLF “透明人間・オン・ザ・ビーチ”
C.O.S.A.のトラックにISSUGI × JJJ × 5lack…外すわけのない組み合わせによるニュー・シット ISSUGI, JJJ, 5lack “Bitter Dose”
若き才能が紡ぐ新世代のサマーソング Rin音 “Summer Film's”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

編集後記

カメラを置くという大役
日曜に公開された神宿さんのインタヴュー記事。マジで本当に大したことはしてないのですが、私カメラを置くという大役を仰せつかりました。ネタバレになるので、あまり言えないのですが、かなりドキドキの取材でした。何回か心臓が飛び出しそうになりました。まあ、それは置いといて、神宿さん、毎回毎回、取材中に仲の良さが滲み出してるんですよね。すげえ良いグループやなと思っています。インタヴューかなりおもしろいので、YouTubeの企画と併せてぜひ、最後まで読んでください。(西田)

正解なんてない
配信ライヴが花盛りですが、試聴が(先に様子をみることが)できるかできないかとか、アーカイヴが残るか残らないかとか、そもそもいつやっているの(気づくのが大変!)とか、時間がかぶったらどうするのとか、新しい悩み方が増えていって、とても悩ましい。これが嬉しい悩みなのか本来不要な悩みなのか、それも悩ましい。悩ましい日々。 さて今週プレイリストに入れたKestrels (カナダ・ハリファックスのバンドとのこと)の “Grey and Blue (ft. J Mascis)” は友人に教えてもらった曲です。その友人は「マイブラとTFCが合体してJマスシスがソロ弾いてる(弾いてます)みたいな」と紹介していたのですが、自分的には「もしThe Posiesの “Solar Sister” のあのギターソロをJマスシスが弾いたら」的な夢かとおもいました。 音源でもライヴ配信でも、ギター、やっぱりいいですね。そしていつか実空間でガーンと鳴るギターが聴きたい。待ち遠しい。でも、ナイーヴに「早く」と言ってよいのかよくないのか、正直、それも悩ましい日々。(高田)

においのある音楽文化
先週末、渋谷の大型中古レコード・CDストア、レコファンのBEAM店の閉店が、その公式アカウントで報じられ多くのディガーの悲痛なつぶやきがTwitterにてポツポツと。コロナウィウルスが直接の影響かどうかはまだアナウンスされていないが、まぁ、小さくはない影響を与えたに違いない。自分も昼休みに昼飯がてらでかけては数百円のCDの束を度々購入していた(そうっとOTOTOYの事務所に積んである)。いわゆる整理されたアーカイヴとも違った、得体の知れぬ大容量の物置のような店内でなにかあるかもと探す、あの感じが亡くなると思うと非常にさみしい……。すでに閉店がアナウンスされていた下北沢DISC SHOP ZERO。店主飯島直樹氏の突然の逝去によって大量にあった在庫を整理のために減らすべく、ご家族、そして飯島氏の仲間たちが途中コロナでの営業中止もありながら、3月末から昨日まで営業を続けていた。ついに昨日がファイナル。まだまだ膨大に積み上げられた在庫をつなぐのは、おそらく彼のなかにしかないコスモロジー。そのコスモロジーは遅く小さいながらもさまざまなカルチャーをそこに集まる人々、ネットでそこからレコードを選び出す人々にも繋がっている。音楽文化のフィジカル・ショップのさまざまな側面を感じた日々であった。(河村)

先週の特集記事

【第三期BiS連載】Vol.16 どうせなら、くたばるくらいがいい──イトー・ムセンシティ部の渇望

仮想世界配信〈AVYSS GAZE〉が探る、ライヴ体験のネクストステージ

《神宿連載 第16回》羽島姉妹徹底解剖!

Akiyoshi Yasudaが提示する、記憶を残す音楽『memento -day1』

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.68 FINAL JUNKY

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