スペシャル・フォトギャラリー
The Grateful a MogAAAzスペシャル座談会のスペシャル・フォトギャラリー。
INTERVIEW : The Grateful a MogAAAz
The Grateful a MogAAAzが新体制になり、早半年が過ぎた。メンバーの2名がめろん畑a go goと兼任するなど、レーベルとしても様々な変化があった。しかし彼女たちは立ち止まらない! 最新作『気まぐれに廻れ』という新たな力を手に入れ、次なるフェーズへと進みはじめたモガーズ。彼女たちの旅はまだまだ続くのだ!
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : 宇佐美亮
ピンチだけどここはチャンスだって思って
──昨年2022年の8月にメンバーのあみのころみさんが卒業されて、The Grateful a MogAAAzは新体制になりましたね。今のところ感触はどうですか?
キャンディ山内(以下、キャンディ) : ぶっちゃけ慣れたかな。
知世千世(以下、知世) : 結局、いつも通りのことをみんなやってた気がするよね。
皆野うさこ(以下、皆野) : あみころちゃんが抜けた、2ヶ月後には次のキネマ倶楽部でのワンマンライヴが決まってたから「そこに向けて駆け抜けなきゃ!」という感じで。だから慣れないとか言っている暇がなかったというものあるよね(笑)。
──昨年10月17日に東京キネマ俱楽部で開催された〈Our Generation Special-GO MY WAY-〉は、どんなライヴになりましたか?
キャンディ : 東京キネマ俱楽部は大きな箱だったんですけど、いまの体制だから任せてくれたというところもあったと思うんです。それが嬉しかったですね。もうちょっと先のやりたいことも見えてきて、今後の活動に活かしていきたいなと。
知世 : 実際、結構バタバタしてたんですけど、一個の大きなイベントをモガーズ単体でやれたという意味では成功だったと思います。こういうことを先輩や、ほかのアイドルさんはやっているんだって肌でわかった経験でした。バンドセットも、モガーズとしてははじめてだったので、練習から新しい気持ちでやれました。
皆野 : いつものオケでやるライヴとバンドセットでは、全然感覚が違いましたね。今回バンドセットをやったことによって、音をもっと聴きこまなきゃなって思いました。
玖月琴美(以下、玖月) : 本当に緊張してたんですけど、お客さんから「かっこよかった」って声を頂けたのがよかったです。また、バンドセットでやりたいですね。
──玖月さんと皆野さんは知世さんと同様に、同じレーベルのグループ、めろん畑a go goとの兼任体制もはじまりましたが、感覚としてはいかがですか?
玖月 : 脳みそがあと3つくらい欲しい(笑)。
皆野 : めろん畑a go goと兼任体制になって必死に頑張ろうとしていた矢先に、めろんの中村(ソゼ)ちゃんが階段から落ちて膝をケガしてしまったんです。もともとはあみころちゃんが抜けたところに私と琴美ちゃんがめろんに交互に入る予定だったのが、ふたりとも一緒にめろんに入って中村ちゃんの代わりも務めることになって。それがめろん畑a go go REDという体制で。でもピンチだけどここはチャンスだって思って頑張りました。
玖月 : 正直、めろん畑a go go REDの間は、ひたすらついていくのに必死でした。でも、いろんな経験を得られたことも事実なので、めろん畑もモガーズももっと広げていきたいです。
知世 : ハプニングの連続だったんですけど、兼任メンバーが大変な間に名波とキャンがモガーズの宣伝塔になってくれていたんです。そういう時にモガーズだけのことを考えてくれる人がいるのって重要だし、ありがたかったですね。この兼任体制になってもモガーズが存在し続けられるのはこのふたりが頑張っているからだと思います。
名波みやび(以下、名波) : ふふふ。
キャンディ : まあ、こっちはこっちで変わることもいっぱいあったしね。でも、なんだかんだ、単純に名波と仲良くなれたのはよかったかな。ふたりでやりたいことも考えるようにもなったし、ふたりで泣いた時もあったし。メンバー各々見てる世界は違うけど、やりたいこととか通していきたいことは多分一緒なんですよ。そこを同じルートで歩まなくてもいいから、最終地点で合流で着たらそれが理想だなって思うようになりました。
──新体制になってから、メンバー内に変化もありましたか?
知世 : あみのが抜けたことでそれぞれの適材適所がはっきりしてきた気がしますね。
キャンディ : あみころって結局尖ってるようでバランサーだったんだよね。あの子が今まででこぼこを埋めてくれてたけど、いまは逆にでこぼこしてそこにみんながハマるようになってきた気がする。
知世 : 確かに。みんないままである意味良い子にしてたけど、「これは言った方いいな」と思うことはあって、それをみんなそれぞれが言うようになったかな。
キャンディ : あんまり溜め込まないようにしたんだよね。それが、わかってから円滑に進むようになった。でも、それって実は水面下であみころがやってくれていたことなのかもしれないよね。