2023/01/18 18:00

YAYYAYは、もうちょっと幻想的だったりフワッとしてる感じにしたい

──(笑)サウンドと言葉遊びのある歌がおもしろいですね。前にも伺いましたが、前作『I’m Here』は一志さんのソロ作としてスタートしたものをYAYYAYの作品にしたけれども、今回はYAYYAYとして作品を作ろうとスタートしてるとのことで、作品に向かう皆さんの気持ちも違ったのかなと思いますが、どうでしょう。

ユウ:2作目っていう感じがすごいある。前のを引き継ぎつつ、さらに広がりがあって、YAYYAYっていう色が、これで明確になってきたかな。

──ユウさんは8曲中5曲の歌詞を書いていますけど、チリヌルヲワカ(ユウが所属しているバンド)とは違う感じがありますね。

ユウ:違うんですよね。チリヌルヲワカはやっぱり自分らしさ全開になってるんだけど、YAYYAYでは自分らしさを出そうって思わないっていうか。ひとが聴いたらどっちも私らしいと思うと思うけど、でもYAYYAYは、もうちょっと幻想的だったりフワッとしてる感じにしたいというのがあって、テーマも具体的ななにかって言うより、フワッとしてはっきり説明できないような感じが合ってるなと思いました。

──“生きるべからず“と歌う「洗う脳」とか、まさにそういう感じですね。歌い方もフワッとしてて強い言葉が並ぶ歌詞とのバランスがおもしろいです。

ユウ:これ曲先だったんですけど、一志さんの曲がすでにすごいから、歌詞めちゃくちゃ悩んだんです。それでこんな感じになっちゃいました(笑)。歌は、確かに高圧的なこととかキツいこととか歌詞でいうの好きですけど(笑)、それをホントに攻撃的な歌い方ではやらないというか。これはすっごい冷めてるというか冷酷な感じが出てるのかな。諭すっていうの?悟り開いてる人みたいなイメージで歌ってる気がしますね。

──一志さん、これはどういうイメージで曲を作ったんですか。

田中:ユウちゃんからもらう曲と僕が普段作る曲の中間ぐらいのを作ってみたいというのがあって。サビは歌謡曲ぽいというかそういう要素を入れて。僕の場合コード進行が1コードとか2コードのシンプルなものが多いんで、そういうのとユウちゃんぽいサビをくっつけてできないかと思った。この詞がきたとき、「ユウちゃんすげえ!」と思いました。

:私はこの曲は、音の高低をフィジカルでやらずにワウを使って、ちょっと不思議なフィルターがかかってるような感じにしました。弾いていることはシンプルだけど、ニュアンスを大事にしました。『I’m Here』の時は、最初に音を録って、後からいろいろ色をつけたので、限界があったけれど、今回は最初からそれ(エフェクト)ありきでやったから、ミックスの段階では音が見えてるというか。

須原杏(Vn.) / 林田順平(Vc.)

──それは大きな違いですね。後から加工するのと、最初から音を作っていくのと。

:そうですね。エアー(生音)で録ってないのもあります。普通、弦といったら生音ですが今回はほとんどやっていません。

──確かに普通は弦を録るとなると響きのいいスタジオを選ぶとかしますよね。YAYYAYではそういうことはなく、写真で見ると弦のお二人の足元のエフェクターの数がハンパない(笑)。ユウさんより多かったとか。

ユウ:私は極端に少ないんで(笑)。しかもコンパクトなのばっかり。

林田:最終的にはいい音にしたいんですけど、YAYYAYではいわゆる弦のいい音を録りたいというのとは違うから、スタジオはちょうどよかった。ふたりで一緒に弾くわけでもないし。普通だったら弦は一緒に弾いて、ふたりの空間の音を録るんですけど、YAYYAYは別々に録るから、狭くてもやりようがある。

:一緒のフレーズを弾いたりとかもないし、バイオリンとチェロの役割が違う。同じ弦だけど一緒になにかというのはないから、「ここどうする?」とかそういう話はまったくなかったですね(笑)。

──“Refrain”の弦は生音のように聴こえますが、そうではないんですね。ユウさん、歌詞にある「1作目とは違うストーリーが始まる」という一節は、これが2作目という意味で?

ユウ:そうではなくて、説明が難しいんですけど、イメージ的には1作目とは現世のことで、来世があると仮定して、それが2作目3作目と続いていく、リフレインしていくという。曲の印象よりは暗いこと言ってるかもしれないなっていう感じなんですよね。

──なるほど。これが次の配信曲に?

田中:これの前に派手めな2曲(“催眠” “東京下暗し“)を出して、その次にこれ、と思っていたんですけど、少し時間が空いてしまった。

:“Refrain”はちょっと毛色が違うし。

田中:“The Line”という案もあった。

──“The Line”は、前にいただいた資料では「Deep Sea」というタイトルだったんですけど変更したんですね。

ユウ:はい、変更しました。全曲のタイトルを並べてみたときに、「Deep Sea」がすごく浮いてると思って。突然に“深海“というのが具体的すぎて浮いてるのが気になって、変えました。

──そういう判断もあるんですね。「一線を越える」(“The Line”の歌詞)先に何があるか、想像したくなります。

田中:この曲は、ユウちゃんのデモを生かしてるんですよ。

ユウ:デモで、弦のイメージもなんとなく私が入れたりしてて。歌メロを追っかけた弦のラインが欲しいみたいなイメージがあったから、それをベースに杏ちゃんとJP(林田)が演奏してくれて、一志さんがアレンジしてくれた感じですね。

:レコーディングの時にすでに盛り上がっていて、もうPVも見えるみたいな話もしていました。情景というか景色が最初からある曲で、歌メロを弦で追いかけたりと、ほかの曲とは違うアプローチができたからだと思う。ストリングスありきのフレーズは強いというか。確か弦が2本でやる感じのハモリとかも、ユウちゃんが考えてくれていました。

田中:JPのランニング・ベースみたいのがカッコいいよね。俺がループで作ったフレーズを、生でずっと弾いてる。

林田:あれはユウちゃんと一志さんが考えたフレーズにかなり寄って、生音で弾いたかな。ちょっと他と違ってストレートなフレーズだから、こっぱずかしさもありつつ(笑)。

:全体に男気あると思う。いろいろ重ねたけれど、基本はシンプルで、1本勝負って感じです。

田中一志(Key / Prog / Mix) / ユウ(Vo / Gt)

この記事の筆者
この記事の編集者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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日米韓を跨ぐR&BシンガーソングライターVivaOla──シェイクスピアを参考にした初のフル・アルバムが描くストーリー

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謎多きアーティスト・マハラージャン──2つの新作から浮かび上がる人物像とは?

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Laura day romanceがたどり着いた新局面──対照的なふたつの新作から鳴る輝きと情緒

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ドレスコーズ志磨遼平がピアノで描く孤高と反抗──コンセプチュアルな新作『バイエル』に迫る

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自分のドキュメンタリーを音楽で表現する──新作『はためき』に込めたodolの祈り

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「音楽って宇宙みたいなもの」──大柴広己の真髄に触れた新作『光失えどその先へ』

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「人のためになれるような作品ができました」── 愛はズボーンが2つの新作で提示するアルバムの楽しみ方

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パワー・ポップを愛する者へ───Superfriendsのルーツと現在地が反映された新作ミニ・アルバム

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〈NEWFOLK〉はなぜ、愛されるのか──クロス・レヴューと主宰者への20の質問から全

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長く多彩なキャリアと新作から読み解く、アーティスト西村中毒の真髄とは

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多くの人に親しまれる〈NEWFOLK〉とは!?──その魅力に2部構成で迫る!!

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とがるー東京の片隅で独り内的闘争を続ける「モダン・グランジ」アーティスト

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シンガーnonocが語る、アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の魅力と主題歌にかける想い

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誰かではなく、自分たちの歩幅で──新体制ヒトリエの現在を映したフル・アルバム『REAMP』

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[インタヴュー] YAYYAY

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