全部に対して全力で頑張りたい
──今年に入って、先輩メンバーとの関係性にも変化はありましたか?
柴田 : 一緒に過ごす時間も長くなってきたので、先輩とお話する機会が増えて前よりも距離が縮まった気がしますね。
林 : それはすごく私も感じていて、前よりも近い距離で話せるようになりました。自分から話しかけるのが緊張しなくなったり他愛もない話をできるようになりましたね。
──今年になって仲良くなった先輩はいますか?
林 : 私は真夏(秋元真夏)さんですね。夏ぐらいからたくさんお話しするようになりました。いままでは、真夏さんはキャプテンですし、年も離れていたので、なかなか自分からは話しかけづらかったんです。でも、話してみると私の言ったことにも、すごく笑ってくれる方だということがわかったんです。真夏さんが笑ってくれたり、ツッコんでくれる。それだけで安心感があります。
柴田 : 今年は飛鳥(齋藤飛鳥)さんと喋るようになりましたね。乃木坂のメンバーとしてずっと見てきた大好きな先輩なので、卒業されるのが本当に寂しいです。卒業したらなかなかお話しする機会も少なくなってしまうので、話せる時にたくさん話して飛鳥さんからいろんなことを吸収したいと思っています。
──1期生の齋藤飛鳥さんは、今回リリースされる31stシングル「ここにはないもの」の活動をもって乃木坂46からの卒業を発表されています。おふたりから見て、齋藤さんはどんな方ですか?
柴田 : 後輩ひとりひとりのことを自分自身より詳しく見てくれてる方ですね。本当に人のことをよく見てくださるので、尊敬しています。
林 : どんな部分も観察してくれてるので、「えっ、そんなところも見てくださってたんですか」って後からびっくりするんですよ。言わないだけですごく見てくれてるんだなって、後から知ることが多いですね。
──今回のシングルでは、林さんははじめての選抜メンバーとして活動されていますが、感覚に変化はありましたか?
林 : 環境が本当にガラッと変わるので、頑張り方も変えないといけないなって思っています。いまは本当に模索中です。選抜メンバーとしての活動は、関わる人も違うし、ファンの方も違う目線で見てくださると思うんです。だから、常に「なにが正解だろう?」って考えながら日々動いていますね。
柴田 : 私も29thシングルのタイミングから選抜メンバーとして活動しているんですけど、アンダーでも選抜でも、頑張ることは変わらないですね。選抜の方が自分のことを応援してくださるファンの方が喜んでくれるのが嬉しいですけど、どの場所にいても頑張ることは一緒だなと思います。
──今回のシングルに収録されているユニット曲“甘いエビデンス”では、3期生の伊藤理々杏さん、久保史緒里さん、中村麗乃さんと共に、おふたりは歌唱を担当されています。
柴田 : このメンバーに4期生のなかでこのふたりを選んでいただけたことが、すごく嬉しいです。自信を持って届けていきたいですし、本当にすごい先輩方と一緒に歌わせていただく機会も少ない人数だとあんまりないので、すごく大事にしたい曲ですね。
林 : 私に期待をしてくださったり、挑戦させてみようって思ってくださったからこそ、こういうユニット曲をいただけたんだと思っています。あとはもう自分がその期待に応えられるようにとにかく頑張るしかないですね。急にいろんなものを与えられすぎて、ちゃんとできているんだろうかという心配はあるんですけど、全部に対して全力で頑張りたい気持ちはずっと一緒です。
──“甘いエビデンス”は歌唱力に定評のあるメンバーによるユニット曲ですね。
柴田 : 私の歌が大好きって言ってくれる方もいますけど、歌に関してはもう本当に自信がないんですよ。今回は、はじめてひとりで歌うパートをいただいたので、すごくドキドキしてます。でも、そういうところも楽しみたいなって思っています。
林 : 歌に関しては、いろんな機会でこう歌わせて頂く度に、自分の中でもっと伸ばして武器にしたいと思っている部分ではあるんです。今回は先輩と歌えるチャンスなので楽しくやれたらいいなと思います。
──歌を歌う上で、普段から気をつけていることはありますか?
柴田 : 定期的にボイトレに通ったりしているわけじゃないんですけど、歌わない時期があると、歌って本当に下手になるんですよね。だから、毎日喉のケアに心がけたり、家で歌える時間には毎日必ず歌ったりしてます。
林 : 「乃木坂スター誕生!」で色んな曲を歌わせていただいたことで、歌いやすい曲がわかるようになってきたんです。いろんなジャンルを歌いこなせるようになりたいなって思いながら、聴く音楽とかも意識するようになりました。
──普段はどんな音楽を聴いてるんですか?
林 : 本当にいろんなジャンルを聴くんですよ。散々アイドルの曲を聞いた後にバンドの曲聴いたりとかもしていて。最近は、母の影響でエルレガーデンさんの曲をすごく聴いています。
──林さんは「乃木坂スター誕生!」やライヴで、ラップを披露されていますが、ヒップホップも聴かれるんですか?
林 : ラップに関しては、ライヴで披露する機会もありましたし、今回ユニット曲“アトノマツリ”でもラップさせていただいているんですけど、結構成り行きでやるようになったものなんです。だから、自分からは元々ほとんど聴いていなかったんですよ。
──そうなんですね。
林 : ラップをやるようになったから、ヒップホップも少しだけ聴くようになりました。事務所代表の今野さん経由で、「海外のこういうフィメールラッパーがお勧めだよ」って教えてもらって、それを北川悠理ちゃんと二人で共有して、抑揚の付け方とか歌い方を参考にしています。
──柴田さんは普段どんな音楽を聴いてるんですか?
柴田 : 私もけっこう本当にいろんなジャンルをずっと聞いてて、気分によってプレイリストを作って分けているんです。でも、普段はほとんど洋楽しか聴かないんです。
──どれくらいの時期から洋楽を聴くようになったんですか?
柴田 : もう小学校高学年とか中学生くらいの時、スマホを持ち始めてからはもうずっと洋楽ばっかりですね。テイラースイフトさんとかをよく聴くんですけど、アーティストというより曲単位で聴くことの方が多いですね。