レコーディングもちょっとロックっぽい歌い方で臨んだんです
──そんなツアーやライヴも経て、11月9日にはニュー・シングル「STAR」がリリースされます。表題曲の“STAR”は、キラキラした曲調のなかに、強さを感じる歌詞が散りばめられています。
小泉 : タイトルの通り、「私たちがスターになるんだよ」という想いが込められている曲ですね。どの歌詞も自信満々に宣言しているんですけど、こういう曲をこんな風に歌えるのは、いまの私たちだからこそだと思っています。スターになる未来に向けた歌詞でもあるけど、「これまでの過去があったから、いまこうやって自信を持ってみんなの前でステージに立てているんだよね」という、過去もいまも大事だよという気持ちが伝わる曲に仕上がったんじゃないかなと思います。
坂井 : この曲は、TVアニメ『シャドウバースF』のエンディングテーマになっているんです。『シャドウバースF』も絆や仲間の大切さを物語にしているので、その世界観にもすごく合っている曲なんじゃないかなと思います。アニメのエンディングテーマを担当させていただくのは、ずっと夢だったんですけど、今回はそれが叶ってすごく嬉しいです。『シャドウバースF』を通して、とき宣のことも知ってくださる方もいるんじゃないかなと思ってワクワクしています。
──今作は、超ときめき♡宣伝部初となる、エンディングテーマですね。
菅田 : 歌詞のなかにはところどころ『シャドウバース』の登場人物の口癖が入っていたり、アニメとリンクしたワードがあるんです。照らし合わせて探すのも楽しいと思うので、そういう部分にも気をつけて聴いてほしいです。
──この曲はラップの部分もすごく良いですよね。「私たちの最強説」の部分で、とき宣の“トゥモロー最強説!!”のタイトルを引用していたり、これまでの流れを感じました。
杏 : ラップの部分は私が担当しました。このラップには、本当にいろんな人に刺さるような歌詞がギュっと詰め込まれています。「挫けて諦めそうになる時だって」とか「壊せない壁なんて飛び越えればいいじゃん」とか、結構前向きでポジティヴなんですよ。落ち込んだ人の背中をポンって押してくれたり、支えてくれたりするようなすごく良い歌詞だなと思います。
──レコーディングはどうでしたか?
杏 : レコーディングのとき、かっこよくもありながら、ちゃんとメッセージも届くように表現するのが難しかったんです。そんなとき、エンジニアさんから「ジュリアがいつも聴いているような、K-POPのラップパートみたいな感じで」ってヒントをもらったんです。私はTWICEさんの曲をよく聴いていたので、それを意識して歌ってみたら、「それだ!」ってOKをもらえたんです。ライヴでもその感じが出せるように頑張りたいです。
辻野 : 今回、アニメのエンディングテーマ曲ということもあって、たぶんみんなアニソンっぽく歌うことを意識していたと思うんですけど、私は特におはるの歌い方が好きなんですよ。
吉川 : うんうん。サビ終わりとかすごく良いよね。
小泉 : あら、ありがとう! でも、これ裏話があるんです。普段私はロックが大好きで、この間もUNISON SQUARE GARDENさんのライヴに2回も遊びにいくくらい好きなんです。それで、レコーディングもちょっとロックっぽい歌い方で臨んだんです。
──なるほど。小泉さんのロック・スピリットが出た歌い方なんですね。その結果メンバーにもすごく刺さっているから、よかったんじゃないですか。
小泉 : 確かにそうですね!
──MVもキラキラとした世界観が素敵でした。
坂井 : ティザーだけだと、背景も衣装もメイン衣装のシーンしか使われていないのであんまり分からないと思うんですけど、実はいろんなことにも挑戦しているんです。ティザーを見たあとで、ミュージックビデオを見ると「こんなにたくさんの色の世界を表現していたんだ」って驚いていただけるんじゃないかなと思っています。
吉川 : 実はCGをいっぱい使っているんです。撮影のときは、イメージは伝えてもらっているけど、どんな感じで完成するのかわからないから、どんな仕上がりになっているのかワクワクしながら演技しました。
──カップリングの“ホップ・ステップ・ジャンプLOVE”。とき宣らしさ全開の青春ソングですね。
杏 : “STAR”は、夢に向かって一緒に走っていく姿を描いた曲なんですけど、“ホップ・ステップ・ジャンプLOVE”は、その先の私たちの目に見えている光や、その向こうにもときめく世界みんなで開こうよという曲ですね。「ホップ・ステップ・ジャンプ」って明るい感じで、そんなに気負わずにポンポンって行くような歌詞です。夢を叶えた先にも、いろんな明るい未来が待っていて、「ホップ・ステップ・ジャンプ」ってたくさん成長していく姿が描かれた曲だと思います。
菅田 : レコーディングのときに、直前で音を1個下げようって変わったんです。ちょっと苦労したので、たくさん聴いてみて欲しいです。
吉川 : すごく疾走感のある曲なので、私は口が回るか心配でした。「絶対ビッビッビッビッビッグな夢がいいでしょ! でしょっ!(Yeah!)」っていう歌詞のテンポ感が良くて、勢いで行く感じが好きですね。夢に天井がない感じで、どこまでもいけそうな気がするような曲なので、力強く自信を持って歌いたいです。
杏 : 仮歌で聴いたとき、「諦めずにOn my way! 巻き起こすのセンセイション!」っていう歌い方がすごい気持ち良かったんです。そこの歌割をもらえたので、ぜひ注目して聴いて欲しいですね。
辻野 : 私は、今回仁香の歌い方をイメージしながら歌ったんです。力強さとか言葉の聞きやすさをイメージしながらレコーディングしました。
坂井 : ありがとう! 嬉しい(笑)。