アイナが振り付けを私をメインで作ってくれた
──12ヶ月連続リリースの曲についても聞かせてください。“愛してると言ってくれ”、“ごめんね”、“LiE LiE LiE”、“どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため”、と着々と発表されていて。
モモコ : 12ヶ月連続リリースなので、毛色を全部変えてるような気がするんですよね。“愛してると言ってくれ”は本当に王道のラヴソング。私、MV1回しか見れてないんですよ。ほかのメンバーのはよくても、自分のところが恥ずかしくて見ていられない(笑)。撮影の前日から不安で寝られなかったくらい本当に緊張しました。
──ははは(笑)。ハシヤスメさんは普段通りでしたよね。
モモコ : すごいですよね、演技力が。私は結構素で顔が赤くなっちゃった感じなので。でも貴重な自分たちが見れるんじゃないかな。“ごめんね”は私結構好きですね。BiSHがはじまったときに、「みんなのうた」に起用されるBiSHを誰が想像できた?って思います。レコーディングのとき、松隈さんもずっと「NHKのみんなのうただから」ってテンションが上がっていて。私も子どもの頃「みんなのうた」の曲がとても好きだったので、そこでBiSHを知ってくれる子どもがまた増えたらいいな。
──“ごめんね”は歌い出しモモコさんじゃないですか。
モモコ : そう、私。よかったです。
──モモコさんの歌、効果的に使われてますよね。
モモコ : 嬉しいです。私はいつまで歌うんだろう。そう思っている方もきっといると思うんですけど、自分でも思っているので。だからこそ自分は下手だからとかそういう考えってもういらなくて、いまは歌えるんだから精一杯歌えよって、自分に対して思ってます。
──“LiE LiE LiE”はどんな曲になりましたか。
モモコ : アイナが振り付けを私をメインで作ってくれたんですよ。「アメリカンスクールの陰キャを演じて」って言われて、最初から最後までずっと真ん中にいます。
──へえー。
モモコ : アイナ的に誰かをセンターにして振り付けを作りたいっていうのがあって、この曲は私がしっくりきたんじゃないんですかね。すごくかっこいい曲なんですけど、振り付けを見たら印象が変わるかもしれないです。
──“どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため”は?
モモコ : これもザ・バラードで、いろんな人にBiSHを知ってもらえる機会になったらいいなと思いますね。松隈さんがBiSHの為に楽曲を作ってくれるのも数が限られてきているじゃないですか。だからその限られた中でどんな曲を私たちに提供してくださるんだろうって思うし、松隈さんも毎回すごく勝負されているなっていうのは感じます。だからレコーディングでも、より一層意図とか、そういうことまで話してくださるようになりましたね。松隈さんにインタヴューしても面白いかもしれないですよね。音楽ありきのBiSHなので。