INTERVIEW : PIGGSメンバー(プー・ルイ、CHIYO-P、SHELLME、BAN-BAN、KINCHAN)
“小さな叫び“”LiKE A SPARK”をリリースしたPIGGSは、今躍進期に入った。皆の目線は揃い、各人が輝きまくっている。今のPIGGSを知らないのは本当にもったいないし、PIGGSとぶーちゃんズが巨大な船となって、天下をとって欲しい! この取材では、“LiKE A SPARK”の話もいっぱい聞けてとても重要なものとなりました。
インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影: 大橋祐希
ぶーちゃんズを信じていました
──最新シングル『小さな叫び』が3月30日にリリースされました。またしても名曲だなと思っておりますが、表題曲の“小さな叫び”はメンバーのみなさんにとって、どんな曲になりましたか?
プー・ルイ : レコーディングで感情が入りすぎて泣いちゃうぐらい好きですね。いままでは内との闘いだったんですけど、今回は外に向いたというか。自分たちがもっとしっかりしないと伝わらない曲だと思います。
CHIYO-P : 歌詞が心にめっちゃ刺さりすぎて、苦しくなったりしました。でも歌っているうちに、だんだん自分の気持ちが明るいほうに開けて、相手にも届けたいという気持ちになって。
SHELLME : 2番のサビの「逃げる場所ないなら遊びおいでよ」が好きです。みんなそれぞれ「誰か助けてよ」っていう経験をしてきたと思うんですけど、いまは辛いときの気持ちがわかるからこそ、「PIGGSのライヴに遊びにおいでよ」って言えるようになったんじゃないかなって。この曲を通してたくさんの人を救えたらいいなというパワーを持った曲だと思います。
BAN-BAN : ライヴやMVの感想で、「この曲に救われた」っていうのを見て、本当にいろんな人の心に届いてる曲だなって感じて、逆に私が救われました。曲を通して人を救うことができるんだって思いました。
KINCHAN : 人の心に寄り添ってくれる曲だなと思います。悩んでる人とか、そういう人の手を引いてくれるような勇気をくれる温かい曲ですね。もっとたくさんの人に届いてほしいです。
──僕はKINCHANの歌のニュアンスが好きなんですよ。それは意図的にやってるのか、Ryan.Bさんが指示を出してるのかどっちなんだろうなと思っていたんです。
KINCHAN : 両方あります。
プー・ルイ : いま布袋(寅泰)さんの曲聴いてるもんね。
KINCHAN : 布袋さんの曲を寝る前に聴いてて。レコーディングは布袋さんになってやってます。
プー・ルイ : いまは、ボイトレもしてきて結構ちゃんと歌えるメンバーがいるじゃないですか。そこにKINCHANのあどけなさが入ることによってPIGGSの歌の抜け感になってくれているなと思います。
KINCHAN : 褒めてる?
プー・ルイ : 褒めてる褒めてる!
KINCHAN : よかった(笑)。
──“小さな叫び”のMVも、なかなかエモーショナルですね。
プー・ルイ : これは全員で1曲フルで歌って、カメラの前で感情をさらけ出す感じで撮りました。
SHELLME : 気持ちが動いて出てきた動作が、映像になったときに伝わるんじゃないかなと思って。“小さな叫び”を聴いて自分の重なる部分や過去のことを思い出しながら、最後はPIGGSに入って明るいほうに繋がっていくことを思い浮かべながら撮影しました。
──みなさん本当に泣いているんですか?
プー・ルイ : 泣きました。みんな号泣できるタイプでした(笑)。カメラの前で感情出してって言われたら出せちゃう。
CHIYO-P : 撮影中は本当に気持ちが重くなっちゃったりしていたんですけど、PIGGSでこうやって活動できることが本当に幸せだなって改めて感じて、心から明るい気持ちになりました。こういう感情をぶーちゃんズにも味わってほしいし、これを聴いて、少しでも明るいほうに気持ちが変わってくれる人が増えてもらえればいいなって。
──なるほど。“小さな叫び”のMVが5万回再生されると、“LiKE A SPARK”のMVが公開されるという企画をやられていましたが、もし到達しなかったらどうなってたんですか?
プー・ルイ : 本当にお蔵入りのつもりでした。でも、ぶーちゃんズを信じていました。ぶーちゃんズがいっぱい拡散してくれることによって、みんなの友だちの目に触れる機会が多くて。アナリティクスを見ると関連動画で出てきたから再生してる人が多かったんですよ。みんなの力で、本当に広まった結果ですね。やってよかったなと思います。
──PIGGSは最近、TikTokもはじめましたよね?
プー・ルイ : PIGGSがこれから大きくなるにあたって、大人の人からSNSの数字を突っ込まれることが多くて。そんななかで「いまはTikTokだ」っていろんな人に言われたんですよ。それでやってみようかと思ってはじめました。メンバーと一緒に住んでるからすぐに撮れるし、TikTokって普段のウチらを撮ればいいだけなので、PIGGSの生活スタイルに合ってたと思います。
──バズってましたよね。
プー・ルイ : これもぶーちゃんズが協力してくれました。いっぱい拡散してくれるから、あんなに伸びるんだと思います。いまは、流行りのダンスとかやって、TikTokにいるフォロワーを増やしたいなという時期ですね。本当にやりたいこととしてはインスタのストーリーズにあげてたPIGGSハウスをやることなんですよね。いまは準備でフォロワーを増やしている段階です。