もっと自分の好きなものを表に出していこうと思っている
──逆に大きなステージを終えたことで、放心状態とかにはならなかったですか?
MiDORiKO : ならないようにしようと思っていたし、大きい会場でよい形で終われたことで意欲が高まっていて。すぐライヴしたいという気持ちがあったんですけど、次のライヴまでは少し時間があったので、逆にむずむずしていました(笑)。
──春のツアーの発表までの期間は準備期間でもあったんですよね?
MiDORiKO : 春に向けて、色々なものを準備していました。
──最近発売されたフォトブックでは、MiDORiKOさんの好きなものが掲載されていましたよね。漫画とかお笑い、ファッションなどありつつ、牛丼というのもおもしろいですね(笑)。
MiDORiKO : 牛丼、好きなんですよね(笑)。
──自分で漫画は描いたりしないんですか?
MiDORiKO : もともとイラストは描いていました。デジタルのパラパラ漫画みたいなのを描いていたのがきっかけで、ものづくりを好きになって。イラストも描きたいし、粘土も好きなので、いろいろ作りたいなと思ってます。かわいいブローチとかも。自分の好きなものとか公開したくないタイプで、今まで言えてなかったんですけど、ずっとそのままじゃよくないなと思って、もっと表に出していこうと思っていて。
──ちなみにフォトブックの好きなもののページで持っていた原画はなんの作品なんですか?
MiDORiKO : 『ジャングルはいつもハレのちグゥ』っていう作品です。原画展で複製原画を買ったんです。1番好きな作品なんですよ。20年以上前の作品なんですけど、初めて原画展やりますってなって、大阪だったんですけど行きました。
──MiDORiKOさんは、どういう世界観の作品が好きなんでしょう?
MiDORiKO : 一貫性がなくて。『ジャングルはいつもハレのちグゥ』は保育園のときから好きで。単純に笑えるギャグみたいなものも入っている、難しいことを考えずに笑えるような作品なんですけど、成長してから見るとブラックジョークみたいなものも結構入っていて。あと登場人物の背景が複雑だったり。
──ただのギャグ漫画ではなく、いろいろな要素があるんですね。
MiDORiKO : そうなんです。主人公のお母さんの体が弱くて、それを担当していた病院の先生との間に子どもができちゃって。お母さんの家がいい家だったから勘当されちゃって、ジャングルに移住して……みたいな話なんです。
──MiDORiKOさんの考え方や価値観に影響を与えていると思いますか?
MiDORiKO : 実は色々と知らない間に影響されている気がします。
──昨年末には、「柏木由紀なりのWACK」で投票企画「VOTE!! WACK SELECT 7」も行われました。そこでのアピールでも、MiDORiKOワールドを崩さずにやっていて、かっこいいなと思いました。
MiDORiKO : 選挙演説動画みたいなのも作って、渡辺さんのカットも入れたんですけど、それは幕張のライヴ終わった後に撮影しました(笑)。
──順位をつけられる緊張感だったり不安もあったんじゃないですか?
MiDORiKO : 自分以上にお客さんもドキドキするだろうなと思って。お客さんがすごい頑張って投票してくださったりしたので、申し訳なさもありつつありがとうという感謝が強かったです。