サキちゃんの熱量を超える人は知らない
──“STAR”のMVでも同じようなことを感じましたけど、山田(健人)監督とそういう話をしたりしたんですか?
アイナ : していないです。山田さんって、MV撮るときリップシンクのシーンで喉ぼとけとか動いていないのが嫌だから口パクじゃなくて熱唱してって言うんですよ。でも“STAR”は熱唱系なのに爽やかに撮ったので、めずらしいなと思って。そういうのからヒントをもらったところはあるかもしれないです。
──柏木由紀さんとのプロジェクトはどう感じていますか。
アイナ : 超楽しみです。振り付けとかも、考えようと思わなきゃ考えられない曲とかもあるんですけど、この曲はめっちゃ浮かんでくるというか。お互いにとっていいきっかけになると思います。LINEも交換して「ゆきちゃん」って呼んでいて、柏木由紀さんは私のことを「アイナくん」って呼んでいるんですよ。謎な関係でやらせてもらっています。
──リンリンの合宿は見ていましたか?
アイナ : ずっと見ていました。BiSHのなかだったらきっと毎年私がいちばん見ていますよ。でもカミヤサキさんほどは見ていなかったんですけど(笑)。
──サキちゃんはそんなに見ていたの?
アイナ : ヤバいですよ。合宿に行っている人が起きる時間に起きて、最後に寝る人の消灯時間まで起きてて。毎年サキちゃんがいちばん寝ていなかったんですよ(笑)。
──すごいな(笑)。
アイナ : サキちゃんの熱量を超える人は知らないですね。サキちゃんを除いて、今回の合宿は私が一番見ていた自信があります。いきなりリンリンから電話がかかってくるんですよ。「いまから“MORE THAN LiKE”やるんだけどさ、どうしよう」とか「さっきのどうだった?」とか聞かれて、「さっきのよかったよ!」みたいなのって見ていなかったら言えないじゃないですか。だからそのプレッシャーもありつつ(笑)。リンリンは、自分の持っているものを全て出そうとがんばれていたと思います。かっこよかったです。
──合宿で印象的だったことはありましたか?
アイナ : 私、EMPiREが結成された合宿に行っていて、“アカルイミライ”っていう曲の一発目の振りを作っていたので、赤ちゃんみたいなときから一緒にいるっていう気持ちが勝手にあって。特にYU-Ki EMPiREとMAYU EMPiREは。なので今年の合宿のYU-Kiちゃんを見て、「こんなにすごくなったんだ!」ってママみたいな気持ちになって。YU-Kiちゃんが担当していた子が落ちちゃったみたいで合宿が終わったあとに泣いていて、「私がもし候補生だったらYU-Kiちゃんにいちばん教えてもらいたいと思ったよ」っていうことを素直に言えました。