愛の力できらめくアイドル、PRSMIN──ありぃ(ex.uijin)プロデュースのニュー・グループ、始動!

ありぃ(ex.uijin)プロデュースによるアイドル・グループ、PRSMIN (プリズマイン)が動き始める。恵比寿〈LIQUIDROOM〉で開催するデビュー・ライヴはメンバーを発表する前にチケットが予定枚数完売するという、かなり期待値の高いこのグループ。今回OTOTOYでは、プロデューサーを務めるありぃと、メンバー5人の2部構成でインタヴューを実施。それぞれの視点から、メンバーやグループへの想いを訊いた。これからどんどん躍進することが予想されるPRSMIN。絶対にお見逃しなく。
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INTERVIEW : ありぃ(PRSMINプロデューサー)

インタヴュー前半は、プロデューサーを務めるありぃの声をお届けする。neo tokyoをコンセプトに、ライヴ・アイドルシーンを席巻したグループ・uijinのメンバーとして、活動していた彼女。今回、なぜこのプロジェクトをプロデュースすることになったのか。そして、彼女の抱く理想のアイドル像とは。
インタヴュー・文 : 西田健
写真 : 秋和杏佳
アイドルとは、愛し愛されるもの
──PRSMINはありぃさんがプロデューサーとのことですが、どんな感じで関わっているんですか?
ありぃ : 名前もキャッチコピーも曲のイメージも僕が決めました。衣装の雰囲気も、メンバーちゃんを選ぶのも僕がやっています。はじめてのことだから僕の力が及ばないところは、いままでお世話になった方々の力をお借りしてます。
──uijin解散後は、どんな感じで過ごしてたんですか?
ありぃ : 以前、uijin解散後のOTOTOYのインタビューで、ニートしてますと言ってたんですけど、実はプロデュースをやりたいという思いはあったんです。当時は本当になにも決まってないし、どうしようかなという状態だったんですけど、それから何ヶ月か経ってちゃんとアイドルを作ろうと思って、しっかり考えました。
uijin解散後のインタヴュー
──プロデュースをやろうと思ったきっかけはなんだったんですか?
ありぃ : uijinが解散したあと、僕だけマジで進路を考えていなかったんですけど、なんとか社会に出ないと無理だなと思って。でも、8年くらいずっと音楽しかしてないし、自分の経験が活かせそうなことってなんだろう思ったときに、プロデュースがいいかなと。アイドルはやっぱり好きだから、自分の好きなアイドルちゃん作って人気者になるところを見ていたらハッピーかなって思ってはじめました。
──PIGGSのプー・ルイさんのように、プロデューサーがメンバーを兼任するグループもいらっしゃいます。今回、ありぃさんがプロデュースのみに専念した理由はあったんでしょうか。
ありぃ : 一度演者を離れプロデューサーという立場からアイドルに関わることで新しい見方をしたいなと。自分のなかにステージに戻りたい気持ちがあるからこういう選択をしたんだと思います。
──なるほど。こういうアイドルをやりたいみたいな理想はあったんですか?
ありぃ : アイドルをやっているときからずっと理想はTVアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪」なんです。「うたの☆プリンスさまっ♪」みたいになろうと思って、僕もアイドルをはじめたので(笑)。基本的には2次元ベースなんですよ。
──なるほど(笑)。
ありぃ : でも、自分のやってきたことは好きだし、自分がプロデュースするグループも自分の経験に近いものになるだろうなとは思っていました。イメージとして「アイドルとは、愛し愛されるものだ」っていう想いが僕のなかで、強くあったんです。キャッチコピーも、歌詞や曲の雰囲気にも、それがしっかり伝わるようにしたいなと思っていました。
──キャッチコピーは「愛できらめくアイドル事変」ですね。
ありぃ : 先ほど話したように「アイドルとは、愛し愛されるものだ」って言うのがわかるようにしたいっていうのがまずあって。PRSMINというグループは、英単語の「Prism(プリズム)」と 「Mine(マイン)」の組み合わせの造語で、「prism incident(事変)」の略でもあるんですね。 プリズムという物体はただの透明な多角面なんですけど、外部からの光で虹色の光が出るんですよ。その仕組みを知った時に、アイドルもお客さんからの愛によって輝くものだし、光の反射で広がっていくところとかが「同じだ! 」と思って。「愛できらめく」っていうのは「ファンの方々からの愛によってきらめきを増していく」という意味を込めています。アイドル事変の部分は、希望になる事変をアイドル界に巻き起こしてほしいという願いを込めました。
──メンバーもありぃさんが決められたとのことですが、印象はどうですか?
ありぃ : ストレートに真面目な子が集まってくれた印象ですね。アルバムに収録される8曲を一生懸命覚えてくれるし、弱音もはかないで、粛々とすごい努力してくれます。僕の話を訊く時は静かにしてくれるんですけど、みんなではワイワイ話してるし、そういうことも含めて総じて真面目だなって思います。
──まだ猫被ってそうな子とかいないんですか?
ありぃ : それが、わかんないんですよねー(笑)。でも、猫被ってたとしたら、それはそれでおもしろいかな。