2020/04/24 19:00

変幻自在、軽やかにしなやかに──“チアパンク”バンド、ニーハオ!!!! 新体制後初のフル・アルバム『FOUR!!!!』

ニーハオ!!!!(左より、BLUE YUKARI、RED ARIKO、YELLOW MIWAKO、PURPLE KAORI)

変則4人編成“チアパンク”バンド、ニーハオ!!!!が4枚目となるフル・アルバム『FOUR!!!!』をリリース! ミニ・アルバム『PAYDIRT』やカセット・テープでのリリースを間に挟みつつ、フル・アルバムとしては5年ぶりとなる今作。前作『NO RESPECT』と同様に〈Less Than TV〉主宰である谷ぐち順がプロデュースを手がけ、特殊ロックンローラー、クラーク内藤によるトラックを使った楽曲など、全14曲24分にさまざまな展開を盛り込みまくった痛快なアルバムに。OTOTOYではインタヴューをお届けするとともに、リリースよりも少しだけ早く配信がスタートしたので、インタヴューとともに音源をチェック!!

新体制初、4枚目のフル・アルバム、その名も『FOUR!!!!』

INTERVIEW : ニーハオ!!!!

ベース、左ドラム、右ドラム+サンプラー、ギターという変則的な4人編成で、国内外でチアフルかつハイテンションなライヴを繰り広げる“チアパンク”バンド、ニーハオ!!!!が4枚目のフルアルバム『FOUR!!!!』をリリース。その内容はまさにライヴの熱気がダイレクトに伝わってくる、ニーハオ!!!!史上最もアグレッシブでハードコアな仕上がりとなっている。

OTOTOYではオリジナルメンバーであるRED ARIKOとBLUE YUKARI(Limited Express (has gone?))、2016年加入のYELLOW MIWAKO(ex.THE LET'S GO’s)、2018年加入で本作がニーハオ!!!!での初レコーディングとなるPURPLE KAORI(LisaloomeR)を迎え、初のメンバー全員インタヴューを実施(※京都在住のARIKOは時勢を鑑みSkypeで参加)。アルバムの制作エピソードはもちろん、メンバーチェンジの影響からニーハオ!!!!というバンドのあり方まで、たっぷりと話を聞いた。

インタヴュー&文 : 須藤輝
写真 : 小野由希子

ライヴ感のある音源をずっと作りたかった

──僕はニーハオ!!!!のライヴをいつも楽しく拝見しているのですが、『FOUR!!!』はそのライヴのノリや勢いをそのままパッケージしたようなアルバムですね。

BLUE YUKARI(以下、YUKARI) : 今回はそれを目指したというか、ずっと目指してたんですよ。ニーハオ!!!!は4人編成になってからCDを2枚とカセットを1本出してるんですけど、ライヴ感のある音源を作れなくて。例えば普通のドラム・セットで録るときって、エアマイクを何本も立てるじゃないですか。それで残響とかをだいぶ拾ってると思うんですけど……。

──ああ、ニーハオ!!!!はフロアタムをYUKARIさんが、スネアとハイハットをARIKOさんがそれぞれ担当していて、かつバスドラがないから。

YUKARI : なんか空気感のない仕上がりにしかならなくて。だからミックスのときにローファイ・オルタナみたいな感じに寄せていくのがベストな方法だったんですけど、今回は初めてそのままいけたんちゃうかなって。

RED ARIKO(以下、ARIKO) : YUKARIさんはレコーディングのときも「ライヴに近い音源にしたい」みたいなことをちょっというてたんですけど、その通りになったなあと思いました。

PURPLE KAORI(以下、KAORI) : そうだね。

YELLOW MIWAKO(以下、MIWAKO) : うんうん。

YUKARI : ただ、それはそれで「だったらライヴ行けや」って話じゃないですか。ライヴを目指した音源とライヴだったら、ライヴのほうがいいに決まってるし。だからライヴの感じをそのまま出すのか、それとも音源でしかできないことをやったほうがいいのか、はたまた両者をいい感じに折衷できないかとか、毎回めっちゃ悩むところではあるんです。

──それでいうと、3rdアルバム『NO RESPECT』(2015年3月リリース) は「音源でしかできないことをやった」アルバムですね。

YUKARI : そうなんです。でも『NO RESPECT』も本当はもっとライヴっぽくしたかったんやけど、やっぱり音の録れ具合とか、あとARIKOとYUKARIでドラムを分けるっていうのを始めたばっかりだったから。

ARIKO : なんか、いろいろ追いついてなかった。

YUKARI : ね。このときはベースもギターも海外のメンバーやったからほとんどスタジオにも入れなくて。満足に練習できないまま録音したから、頭の中で鳴ってる音と録れてる音が違ったっていう。

ARIKO : そうそう。

YUKARI : だったら音源として作り込もうと方向転換した結果、ああなったんですよ。でも今回は、ミーちゃん(MIWAKO)とKAORIちゃんがほっといてもすごい楽しそうに……いや「ほっといても」っていったらアレやな。とにかく今のニーハオ!!!!は2人がいい感じに成立させてくれるから。

KAORI : 私は前からニーハオ!!!!のことは知ってたし、対バンしたこともあったから、自分なりのニーハオ!!!!のイメージがあるんですよ。それを持ってレコーディングに臨んだので……。

ARIKO : やだ、KAORIちゃんマジメ。

YUKARI : どんなイメージ?

KAORI : まずね、ベースのバンドっていうイメージだったの。それは昔から知ってる人ならみんな思うでしょ? そのベースを軸にコーラスがたくさん入って、しかもドラムもセパレートで独特のリズムがあるじゃない。だから私はギターだけど、自己主張するよりも、どうしたらベースとリズムを引き立てられるかとか、そういうことを考えてます。

YUKARI : なんか新鮮です。KAORIちゃんがなにを考えてニーハオ!!!!やってるとか、あんまり聞かないので。ミーちゃんは?

MIWAKO : 私は、すごい自然な感じでやれてます。YUKARIさんが考えてくれるベース・ラインにも納得がいくし、すんなり弾けるんですよ。そもそもアリちゃん(ARIKO)とYUKARIさんがいて「ニーハオ!!!!ってこういう感じ」っていうのがあるんで、それに私も気持ちよく乗っかっていけるみたいな。

──ARIKOさんから見て、KAORIさんとMIWAKOさんはどんなメンバーですか?

ARIKO : ええと、最高のメンバーやと思います。

YUKARI : ひどい(笑)。アリちゃんに難しいこと聞いちゃダメなんですよ、なんも考えてないから。

ニーハオ!!!!が目指すのは、天岩戸の前で踊るアメノウズメ

──ニーハオ!!!が今の編成になったのは音源でいうと先ほどの『NO RESPECT』から。以降、編成はそのままですが、ベースとギターのメンバーは変わっています。その影響は感じますか?

YUKARI : 感じます。というか、ミーちゃんとKAORIちゃんがほかのバンドでやってきたことを見てるし、それはYUKARIとARIKOの引き出しにはないものだったりするんですよ。だから、例えばミーちゃんはTHE LET'S GO’sでボーカルもやってたから、もっとミーちゃんが歌える曲を作ろうとか。今回のアルバムでいえば“ちょちょちょちょ”がそうやし。

MIWAKO : そうでしたね。歌のパートをいっぱいもらいました。

YUKARI : KAORIちゃんが加入してからは「KAORIちゃんのノイジーなギターがこんな感じで入ったらいいな」みたいに考えてて、“What I want”とか“My proud”はめっちゃそれを意識してますね。

KAORI : YUKARIちゃんに「ハードコアっぽい速い曲を弾いてほしい」っていわれたときは、「今までのニーハオ!!!!にはあんまりそういうのなかったな」「私が入ったからそういう曲ができたのかな」って思った。

YUKARI : 「KAORIちゃん、ハードコア好きやろ? 弾きたいやろ?」みたいな。そうやってメンバーが変わるたびに、それまでのメンバーじゃできなかったことをかなり意識的にやろうとしてたんですけど、今はもう慣れたというか。もうミーちゃんのベースとKAORIちゃんのギターがニーハオ!!!!のカラーになってるから、意識せずとも自然とできてる気がします。

KAORI : 私はニーハオ!!!!のレコーディングは今回が初めてだったんですけど、あれが新鮮だった。“MATSURI-SHAKE”と“FUTURE”の2曲。

──いずれもクラーク内藤さんが作られたトラックですね。特に“MATSURI-SHAKE”を初めてライヴで聴いたときは「イカれてる」って思いました。ガバで盆踊りをやっているような。

YUKARI : ねえ。自分たちだけではできひんかった曲。

──どういう経緯でこの2曲は生まれたんですか?

YUKARI : たぶん、そろそろアルバムの構想を練りたいなと思ってたときに……なんやったかな?

MIWAKO : “FUTURE”は、たしかアイスクリームの曲が先にあったでんすよ。

ARIKO : あー。

KAORI : あったあった。

YUKARI : そう。アメリカ西海岸の、ベニス・ビーチのあたりをローラースケートですいすい滑ってる感じのティーンエイジャーの女の子がアイスクリーム屋さんでバイトしてるっていう、めちゃめちゃポップなイメージの曲を作りたかったんですよ。でも、いざ書いてみたらいまいち……。

ARIKO : うまくできひんかった。

YUKARI : それで保留にしてたのを内藤さんに渡したんかな。で、返ってきたのを聴いたらめっちゃ変貌してたっていう。

トラックを提供しているクラーク内藤の作品『終わってる歌』

KAORI : “FUTURE”は一番ポップじゃないよね。

YUKARI : しかも歌詞も「CHINA」だし。西海岸のアイスクリーム屋の曲だったはずが、なぜか中国の曲になってしまったな。

MIWAKO : その間に中国ツアーもやってたから。

YUKARI : そうそう。ツアー中にせっかくやし歌詞も書こうみたいになって、中国に引っ張られたんやろな。でもなんで内藤さんに曲をお願いしたんやったっけな……。まあ、内藤さんは「ニーハオ!!!!はゴルいから一緒にライヴやりたい」ってめっちゃ言ってくれてたんやけど。

──“MATSURI-SHAKE”のことはなにか覚えてます?

YUKARI : まず、内藤さんがニーハオ!!!!に対して持ってくれてたイメージと、YUKARIの「ニーハオ!!!!はこうありたい」みたいなイメージが一緒だったっていうのがあって。それはなにかというと、天岩戸に隠れてしまった天照大神を外に出すために岩戸の前で踊るアメノウズメなんですよ。要は、外でどんちゃん騒ぎすることで、なんかつまんなそうにしてる人もチラッと見て「面白そう」って思わせるようなバンドを目指したくて。それを私、なんかの曲で歌詞に書いてたんかな。

MIWAKO・KAORI : 「天照大神も出ておいで」……?

YUKARI : そう、“AHAHA-A-N”の歌詞や。それに対して内藤さんが「僕もそう思ったんですよ」と言ってくれて「じゃあ、お祭り騒ぎにしましょう!」みたいな感じで作ってもらったのか。そうそう、思い出した。私は天岩戸の話がめちゃくちゃ好きで。アメノウズメは素っ裸で踊るような女の神様なんですけど、裸踊りはアリちゃんが担当するとして、そういうちょっとおふざけもありつつ魅力的な存在に憧れるんですよね。

ARIKOとYUKARIではメロディのある曲は作れなかった

──ほかにアルバムの曲作りやレコーディングで印象に残っていることはありますか?

KAORI : さっきも言いましたけど、ニーハオ!!!はドラムが独特じゃないですか。あれにギターを合わせるのが実は結構大変で。

ARIKO : すんません。

KAORI : いやいや、私もそれがおもしろいと思ってやってるからいいの。ただ、ライヴだとみんなの顔も動きも見えるから合わせられるんだけど、スタジオで私が1人でギターを重ねてたときに……。

YUKARI : あれはつらかったね。

KAORI : なかなか合わせられなくて。YUKARIちゃんにスティックでカウントをとってもらったりしてたよね。でも、最後の曲の“SPIDER13”では、カウントなしで合わせられたんですよ。

YUKARI : 「1人でできた!」みたいな(笑)。

KAORI : それがすごい感動的で、一番印象に残ってるかも。

ARIKO : KAORIちゃんが一所懸命ギターを弾いてるときに、私とミーちゃんと谷さん(谷ぐち順、『FOUR!!!!』のプロデューサーで〈Less Than TV〉主宰)とエンジニアのSHIGEさんで「自分の一番お気に入りのおやつはなにか?」っていう話をずっとしてたんですよ。

YUKARI : そんな話してたな(笑)。

KAORI : アリちゃんのお気に入りのおやつはなんなの?

ARIKO : 私のお気に入りはツイックスっていう、めちゃ甘いスニッカーズみたいなチョコ菓子。

YUKARI : 「チョコ菓子」って、おばちゃんの言い方やん。

──あれ? 「チョコ菓子」って言いません?

YUKARI : 言う?

MIWAKO : 自分で言ったことはないです。

KAORI : 言わないね。

YUKARI : だってチョコレートの時点でもうお菓子やん。

ARIKO : いやいや、チョコレートは「チョコレート」やん。

──例えばアルフォートとかって、「チョコ菓子」って言わなきゃいけない感じしません?

ARIKO : そうそうアルフォート。

YUKARI : なるほどね。チョコだけで構成されてないお菓子ってことね。なんの話やったっけ?

ARIKO : あの、一応マジメな話もしとくと、私はレコーディングだと欲が出てしまうんですよ。ライヴと違って何回でも録り直しとかできるじゃないですか。だから「ドラムがもうちょいうまく噛み合うように録り直しません?」ってSHIGEさんに相談したら「でも、あまりにも噛み合っちゃうと、せっかくドラムを2つに分けてるよさがわかりにくくなるよ」みたいに言ってくれはって。むしろちょっと凸凹してる感じがいい方向に作用することもあるんやな、なるほどやんなあって思いました。

YUKARI : それはたしかにあるかも。世の中には「ほんまに最高やな!」って思わせてくれるドラマーがいっぱいいるじゃないですか。その人たちが、ニーハオ!!!!のへなちょこなドラムを見て「羨ましい」と言ってくれるのを聞いたりするとめっちゃ嬉しいし、これは1人じゃできひんなって思う。

──先ほどYUKARIさんはMIWAKOさんのボーカルを生かす曲として“ちょちょちょちょ”を作ったとおっしゃいましたが、同曲や“ステラ・ルー”の歌モノっぽいコーラスも新鮮だったんですよね。

YUKARI : うんうん、メロディがちゃんとあるような。“ステラ・ルー”もミーちゃんが入ってから「ミーちゃん歌いなさい」と思って作ったやつよね。

MIWAKO : 私はニーハオ!!!に入るまでメロディがない感じの曲をやったことがあんまりなかったから、むしろ“ステラ・ルー”とかのほうが慣れてる(笑)。

KAORI : 私は逆だ。歌モノは全然やったことがないから(笑)。

MIWAKO : TONGちゃんていう、内藤さんの奥さんで私が前にいたTHE LET'S GO’sのマネージャーをやってくれてた人がいるんですけど、彼女に「“ステラ・ルー”はミーちゃんが作ったの?」って言われたんですよ。だから、YUKARIさんもそういうイメージで作ってくれたのかなあなんて。

YUKARI : 正直、私とARIKOやったらそういうメロディのはっきりした曲は、たぶん小っ恥ずかしくてできひんかったと思うんです。

ARIKO : わかる。なんか、「こいこい!」みたいな感じになっちゃいそう。

YUKARI : なにそれ(笑)? とにかくメロディのある曲って恥ずかしいんですよ。だけどミーちゃんがおったら恥ずかしくなくできる。

KAORI : 私も初めて“ステラ・ルー”を聞いたとき、すごくいいメロディだなあって思った。

──ライヴでもめっちゃ盛り上がりますもんね。

YUKARI : やっぱ、みんなそういうの好きやねんな(笑)。

深く考えすぎないようにするにはどうしたらいいかを考えてる

──YUKARIさんは去年、Limited Express (has gone?)のアルバム『perfect ME』リリース時のインタヴューで「以前は音楽と生活は別モノだったけど、今は音楽が自分の人生とリンクしてる」とおっしゃっていました。

YUKARI : はいはい。

──ニーハオ!!!!に対しても同じことが言えますか?

YUKARI : 言えると思います。ただ、ニーハオ!!!!に関しては、社会とか時代とかそういうものを俯瞰しながら、あんまり感情的にならずに、でも感情的な音楽をやりたいというか……。なんか、うまくしゃべれてるかわからへんけど、このバンドは「女の子同士でわいわいできたらいいな」っていうのが根底にあって。そのうえで、昔は新しい音楽を作ることにすごい集中してたと思うんです。それが、だんだん自分たちが自由に生きていくための手段としてニーハオ!!!!という装置を動かしていくような感じが出てきたかもしれないですね。

『perfect ME』リリース時のインタヴューはこちら
音は鋭さを増し、より意思は明確に──Limited Express (has gone?)、新作『perfect ME』をリリース

──僕は“攻撃の要”を初めてライヴで聴いたときにめちゃくちゃ感動しまして。例えばセクシズムとかレイシズムとか、あるいはホモフォビアでもなんでもいいんですけど、そういうクソみたいなもの全般に対する「攻撃の要」がニーハオ!!!!であると、勝手に解釈したんですよね。

YUKARI : うんうんうん。やっぱりそれはそうですし、歌詞の方向性でいえば“きみはButterCup”とかもそうだと思うんですよ。ただ、「攻撃の要」とは言ってるけど、歌詞にも「パイロキネシス」とか「テレパシー」とかあるように、そんな力いっぱい攻撃するというよりは、もうちょっとこう……。

──軽やか?

YUKARI : そう。軽やかにしなやかに、ジャンプとかしながら敵を跳ね除けていく、そんなイメージで。あと「こうしなきゃいけない」とか「こうしなさい」って押し付けるんじゃなくて、「こんな楽しい方法もあるよ?」みたいに提示できたらいいなと。まあ、わざわざ声に出さずとも、単純に女性4人でバンドをやってること自体がなんらかのメッセージになると思ってもいるんですけど。

──それも聞きたかったんです。僕は「ガールズ・バンド」という言葉をあまり積極的に使いたくはないのですが、ガールズ・バンドとしてのニーハオ!!!!のあり方って、どう考えています?

YUKARI : もちろんニーハオ!!!!がガールズ・バンドであることはめっちゃ意識してるんですけど、今言ったように戦ってどうこうするというよりは、わいわい楽しく自由な感じが体現できてたらいいなって。だから深く考えすぎないようにするにはどうしたらいいかを考えてる、みたいなところがあるかなあ。

MIWAKO : ニーハオ!!!!には、私も軽やかさをすごい感じます。なんか飄々としてますよね。

YUKARI : なんにでもなれるし誰とでもできるみたいな、変幻自在な感じ。それがたぶんニーハオ!!!!のあり方にも繋がってると思いますね。いや、ほんまに思ってんのかな? 流れで言うただけちゃうかな(笑)。

ARIKO : あはははは(笑)。

KAORI : 必死にがんばって、努力して壁を乗り越えるというよりも、ひょいっと飛び越えるみたいな。無理しない感じはあるね。

──ARIKOさんはいかがですか?

ARIKO : えっ、なにが?

YUKARI : だからアリちゃんはなんも考えてないんですって(笑)。

MIWAKO : アリちゃんが一番飄々としてる(笑)。

YUKARI : そう。やっぱり私もなんだかんだで考えすぎちゃうんですよ。でも、ARIKOに相談したら全部「まあ、いっか」って、どうでもよくなる(笑)。

ARIKO : ひどくないですか?

YUKARI : いや、これたぶんめっちゃ大事なことやから。そう、私が「次はこういう方向性の曲を作ったほうがええんかな」とか、自分の中で答えが出えへん問題をアリちゃんに投げたら「YUKARIさんはなにが一番楽しいと思う?」って返してくるし。だから、ニーハオ!!!!のキーパーソンはARIKOなんやって。

KAORI : そっか、納得いった。

MIWAKO : そんなアリちゃんとYUKARIさんのバランスが絶妙だなって、いつも思ってます。

KAORI : アリちゃんは誰も思いつかないようなアイデアを持ってきてくれるから、それを聞くのも楽しみ。

YUKARI : だいたい20個ぐらい持ってきて、1個採用されるかされへんかぐらいの確率ですけどね。最近はARIKO案が採用されたらびっくりしてるもんな。

ARIKO : 1個目に出したやつがいきなり採用されると逆に「みんな大丈夫かな?」って思う。

買えたの辛いピーナツだけ!

──今回のアルバムで採用されたARIKOさんのアイデアは?

YUKARI : 今回に限らずですけど、ボーカルのめちゃくちゃな掛け合いとかはほとんどARIKOが考えてます。だいたい「それはちょっと無理じゃね?」ってなるけど。

ARIKO : なんか、歌詞を反対されるんですよ。ミーちゃんに「そんな掛け声は嫌です」って言われました。

KAORI : あったね、そんなこと。

MIWAKO : 「そい!」はやだ。

KAORI : でも「そい!」はやだけど、「ぽい!」はいいんでしょう?

MIWAKO : 「そい!」はちょっと、鉢巻きしてる感が(笑)。

YUKARI : あと、アルバムの曲だったら“No Time”は爆笑しながら録ったよね。1人ずつセリフを言うパートがあるんですけど、アリちゃんなんて言ったんだっけ?

ARIKO : 買えたの辛いピーナツだけ!

YUKARI : そうや(笑)。そんな歌詞、普通ないでしょ?

MIWAKO : アリちゃんはいつもレコーディング本番でめっちゃすごいの出してくるから。今まで聞いたことがない一番すごいのを。

KAORI : 言い方もすごいんだよね。レコーディングで大笑いして、家に帰ってからもまだ笑ってたもん。

ARIKO : この曲は、たしかYUKARIさんからざっくりとした流れが送られてきたんですよ。で、「ここでARIKOがなんか言う」「ここでミーちゃんなんか言う」とかメモってあって、それぞれなに言うか考えてくるようにって。

YUKARI : “No Time”も中国ツアーのあとにできた曲なんですけど、なんで“No Time”かというと、ツアー中にほんま時間がなかったからなんですよ。

KAORI : ごはんすらなかなか食べれなかったよね。

YUKARI : ツアーに行って美味しいものを食べるのが大好きなKAORIちゃんが「おなか空いた。ごはんまだ?」って泣きそうになってな。だからアリちゃんの「買えたの辛いピーナツだけ!」はお土産すらロクに買えなかったってことなんですけど、次のミーちゃんは「ミーちゃんなんか言う!」ってそのまま言ってるしな。

ARIKO : 「それでええんちゃうの?」ってなって。

──そうした掛け声や、目まぐるしい掛け合いの応酬から生まれるチアフルさもニーハオ!!!!の持ち味ですよね。ところで「チアパンク」って、どなたが言い出したんですか?

ARIKO : あれは、私がすごいチアリーダーが好きで、生まれ変わったらチアリーダーになりたいんですよ。

YUKARI : めっちゃスクールカーストの頂点やん。

ARIKO : せやろ? チアリーダーの掛け声を参考にしてるからああなっちゃうんですよ。で、そういうマインドでいてたら、『NO RESPECT』のときのメンバーだったJAZMINとJENNIFERっていうLA在住の双子が「ニーハオ!!!!ってチアフルだよね」「チアパンクだね」みたいなことを言ってくれて、「ぴったりやん!」と思ったんです。だから「チアパンク」の名付け親はJAZMINかJENNIFERよな。

YUKARI : だと思う。本当にアリちゃんは「チアリーダーの掛け声を見て研究してくるわ」って言ってて、作ってきた掛け声に対してミーちゃんが「嫌です」みたいな(笑)。

MIWAKO : ですね(笑)。

YUKARI : たしかにチアリーダーは「そい!」は言わんよな。でも、しみったれてないほうがいいじゃないですか。

ARIKO : あー、それはあるな。特に最近は「しみったれたこと言うなよ」っていう場面がいっぱいあるし。

YUKARI : 正直、私ね、今日ここに来るまですごい気が滅入ってたんですよ。ライヴはできひんし、じゃあ今やれることを、つまり曲を作ったりアイデアを練ったりすればいいと思っても、全然やる気が湧いてこなくて。でも、ほらね、こういう人たちがいるから元気になるじゃないですか 。

MIWAKO : うん。

KAORI : アリちゃんも元気ー?

ARIKO : 元気だよー。

YUKARI : だから私はこのメンバーに元気をもらってる……っていう言い方はかっこ悪いけど、その感じが音にも出てたらいいなとは思ってて。それが、もしかしたらニーハオ!!!!なりの生活と繋がってる音楽なのかもしれないですね。スタジオ入ってみんな笑い疲れて帰るとか、なんならレコーディングで達成感を得たというよりも、ただ笑ってた記憶しかないみたいな。そういうのが音に出てたら、めっちゃ「チア」じゃないですか。

編集 : 高木理太

『FOUR!!!!』のご購入はこちらから

過去作はこちらにて配信中

LIVE SCHEDULE

〈ニーハオ!!!! 『FOUR!!!!』 Release Party 〜Ni-HAO!!!! BOWL オンライン〜〉

2020年4月29日(水・祝)@下北沢THREE
START : 15:00〜
オンライン・チケット : ¥500
(投げ銭可能、売上はTHREEへのドネーションとなります)
生配信ワンマン・ライヴ(トーク・タイムあり)

チケットの購入、配信のURLはこちら
(チケットを購入されたかたは当日の生配信とアーカイブ視聴が4/30(木)〜5/6(水)まで可能です。)

PROFILE

ニーハオ!!!!

関西出身、ガールズ"チアパンク"バンド、ニーハオ!!!!

ツインベース+ドラムの3ピースでスタートし、山本精一のUMMO RECORDSよりデビュー。その後、編成を変えつつも2枚のアルバムをNYの奇才ジョン・ゾーンのレーベルTZADIKよりリリース。オーストラリアからも音源発表。 世界中を魅了する。2014年、LA在住メキシコ系アメリカ人の双子が加入し、ギター・ベース・左ドラム・右ドラム+サンプラーという唯一無二の変則4人編成になる。どこのだれが言いはじめたのか「チアパンク」、まさにそんな感じ!

双子卒業後はオリジナルメンバーRED ARIKO、BLUE YUKARI(Limited Express(has gone?))に、日本人メンバー、YELLOW MIWAKO(ex.THE LET'S GO'S)、PURPLE KAORI(LisaloomeR)を迎え、 4女子での快進撃を続ける。2枚のアルバムリリースを経て、 2017年12月にはマレーシアでのカセットテープ音源をリリース。近年は、マレーシア・シンガポール・中国などアジアツアーもどんどん敢行。ライヴイベントの賑やかし屋。 絶対必見!

Official HP : https://ni-hao-ni-hao.jimdofree.com/

この記事の編集者
高木 理太 (Rita Takaki)

1993年生まれ、志田未来と同じ生年月日。お酒はほどほどに。

す・ご・い・で・す・ね〜 ──〈アーカイ奉行〉第32巻

す・ご・い・で・す・ね〜 ──〈アーカイ奉行〉第32巻

いまも問いかける男──初期エレファントカシマシを聴く

いまも問いかける男──初期エレファントカシマシを聴く

走るMORIMORI──〈アーカイ奉行〉第31巻

走るMORIMORI──〈アーカイ奉行〉第31巻

アキラの鉄拳──〈アーカイ奉行〉第30巻

アキラの鉄拳──〈アーカイ奉行〉第30巻

酸いも甘いも噛み分けた“ミドルエイジのオルタナ・ラップ”──Die, No Ties, Fly

酸いも甘いも噛み分けた“ミドルエイジのオルタナ・ラップ”──Die, No Ties, Fly

“人間最高”を掲げるアイドル、LiVSの新体制初ライヴ独占ハイレゾ配信!

“人間最高”を掲げるアイドル、LiVSの新体制初ライヴ独占ハイレゾ配信!

愛は勝つんだ象──〈アーカイ奉行〉第29巻

愛は勝つんだ象──〈アーカイ奉行〉第29巻

ケイゾク穴掘り超人──〈アーカイ奉行〉第28巻

ケイゾク穴掘り超人──〈アーカイ奉行〉第28巻

微笑みの女神1000%──〈アーカイ奉行〉第27巻

微笑みの女神1000%──〈アーカイ奉行〉第27巻

めんたいファイヤー ──〈アーカイ奉行〉第26巻

めんたいファイヤー ──〈アーカイ奉行〉第26巻

ザ・ルースターズ配信解禁!──実現の経緯を立役者が語る

ザ・ルースターズ配信解禁!──実現の経緯を立役者が語る

赤まむし、生たまご──〈アーカイ奉行〉第25巻

赤まむし、生たまご──〈アーカイ奉行〉第25巻

シェケナ──〈アーカイ奉行〉第24巻

シェケナ──〈アーカイ奉行〉第24巻

腕をグイッと高く上げてジャーン──〈アーカイ奉行〉第23巻

腕をグイッと高く上げてジャーン──〈アーカイ奉行〉第23巻

噂の女神、マライア──〈アーカイ奉行〉第22巻

噂の女神、マライア──〈アーカイ奉行〉第22巻

高橋健太郎のOTO-TOY-LAB【第22回】──DAC内蔵ネットワーク・プレーヤー、Volumio Primo

高橋健太郎のOTO-TOY-LAB【第22回】──DAC内蔵ネットワーク・プレーヤー、Volumio Primo

レツゲリロ〜ン♪──〈アーカイ奉行〉第21巻

レツゲリロ〜ン♪──〈アーカイ奉行〉第21巻

たかが音楽、されど音楽、足掻いて紡いだ12編──Limited Express (has gone?)

たかが音楽、されど音楽、足掻いて紡いだ12編──Limited Express (has gone?)

デヴィッド × デヴィッド──〈アーカイ奉行〉第20巻

デヴィッド × デヴィッド──〈アーカイ奉行〉第20巻

新潟県民はミカバンドをCMで知る──〈アーカイ奉行〉第19巻

新潟県民はミカバンドをCMで知る──〈アーカイ奉行〉第19巻

酔いどれて終いよ──〈アーカイ奉行〉第18巻

酔いどれて終いよ──〈アーカイ奉行〉第18巻

天国 or 真夜中のドア─〈アーカイ奉行〉第17巻

天国 or 真夜中のドア─〈アーカイ奉行〉第17巻

人生という名の夜汽車は駆ける──中川敬、6年ぶりとなるソロ・アルバム

人生という名の夜汽車は駆ける──中川敬、6年ぶりとなるソロ・アルバム

ショップ、ショック、スプリング──〈アーカイ奉行〉第16巻

ショップ、ショック、スプリング──〈アーカイ奉行〉第16巻

ドゥーン!(©︎ショージ師匠)──〈アーカイ奉行〉第15巻

ドゥーン!(©︎ショージ師匠)──〈アーカイ奉行〉第15巻

独語で「鋭利な、尖った」──〈アーカイ奉行〉第14巻

独語で「鋭利な、尖った」──〈アーカイ奉行〉第14巻

スピッツ、新作アルバム『ひみつスタジオ』&旧作配信開始

スピッツ、新作アルバム『ひみつスタジオ』&旧作配信開始

「ありがとう」伝えてますか?──〈アーカイ奉行〉第13巻

「ありがとう」伝えてますか?──〈アーカイ奉行〉第13巻

僕ボブ、僕ボブ、僕ボブ──〈アーカイ奉行〉第12巻

僕ボブ、僕ボブ、僕ボブ──〈アーカイ奉行〉第12巻

インパクト大のアー写はここにあり!──怒髪天、“伝説”のメタル・バンド愛を語らう!

インパクト大のアー写はここにあり!──怒髪天、“伝説”のメタル・バンド愛を語らう!

イッチバァーーーン! ──〈アーカイ奉行〉第11巻

イッチバァーーーン! ──〈アーカイ奉行〉第11巻

4つの“個”が主張する──ニーハオ!!!!、〈コーラスパンク〉を高らかに叫ぶ最新作

4つの“個”が主張する──ニーハオ!!!!、〈コーラスパンク〉を高らかに叫ぶ最新作

怒り狂ってナイアガラ──〈アーカイ奉行〉第10巻

怒り狂ってナイアガラ──〈アーカイ奉行〉第10巻

破滅へのカウントダウンTV──〈アーカイ奉行〉第9巻

破滅へのカウントダウンTV──〈アーカイ奉行〉第9巻

5年ぶりのアルバムをリリース──CBS

5年ぶりのアルバムをリリース──CBS

味の沁みたネギが1番うまい──〈アーカイ奉行〉第8巻

味の沁みたネギが1番うまい──〈アーカイ奉行〉第8巻

『英雄伝説 黎の軌跡II』サントラ・ハイレゾ&〈日本ファルコム〉旧作一挙ロスレス配信開始!

『英雄伝説 黎の軌跡II』サントラ・ハイレゾ&〈日本ファルコム〉旧作一挙ロスレス配信開始!

森脇は元気ですか──〈アーカイ奉行〉第7巻

森脇は元気ですか──〈アーカイ奉行〉第7巻

耳慣れないよ、“ディフィニティヴ”──〈アーカイ奉行〉第6巻

耳慣れないよ、“ディフィニティヴ”──〈アーカイ奉行〉第6巻

ナンシーとオリビアに100万点──〈アーカイ奉行〉第5巻

ナンシーとオリビアに100万点──〈アーカイ奉行〉第5巻

明菜は40、『狂気』は50へ──〈アーカイ奉行〉第4巻

明菜は40、『狂気』は50へ──〈アーカイ奉行〉第4巻

“Infinity”に込めたさまざまな想い、希望を未来へ繋げて──Suara、4年半ぶりのアルバムをリリース

“Infinity”に込めたさまざまな想い、希望を未来へ繋げて──Suara、4年半ぶりのアルバムをリリース

ビーチでズンドコ大収穫──〈アーカイ奉行〉第3巻

ビーチでズンドコ大収穫──〈アーカイ奉行〉第3巻

恐怖の金曜の夜、僕はみゆきに恋してる──〈アーカイ奉行〉第2巻

恐怖の金曜の夜、僕はみゆきに恋してる──〈アーカイ奉行〉第2巻

あの名作をひっ捕らえい! 新連載〈アーカイ奉行〉第1巻

あの名作をひっ捕らえい! 新連載〈アーカイ奉行〉第1巻

2020年の悲しみに重ねて─映画『ブラックパンサー』最新作予告編と“Alright”

2020年の悲しみに重ねて─映画『ブラックパンサー』最新作予告編と“Alright”

日本のフォーク、ロックの黎明期を支えた〈ベルウッド・レコード〉の未配信作が解禁!

日本のフォーク、ロックの黎明期を支えた〈ベルウッド・レコード〉の未配信作が解禁!

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジョン復帰作から半年で新たなアルバムをリリース!

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジョン復帰作から半年で新たなアルバムをリリース!

“ZUNTATA”でお馴染み、タイトーのゲーム音楽が一挙追加!

“ZUNTATA”でお馴染み、タイトーのゲーム音楽が一挙追加!

山下達郎、11年ぶりのアルバム『SOFTLY』配信開始

山下達郎、11年ぶりのアルバム『SOFTLY』配信開始

nim──このバンドは“自由な国”、充実したムードで生まれた新体制初音源

nim──このバンドは“自由な国”、充実したムードで生まれた新体制初音源

矢沢永吉、オリジナル楽曲完全解禁! 最新リマスタリングで配信開始!

矢沢永吉、オリジナル楽曲完全解禁! 最新リマスタリングで配信開始!

変化する価値観のなかで、“純化”を重ねるハードコア・パンク─KLONNS、新作「CROW」

変化する価値観のなかで、“純化”を重ねるハードコア・パンク─KLONNS、新作「CROW」

こんな世の中だからこそ『gokigen』に──chelmico、2年ぶりのフル・アルバム

こんな世の中だからこそ『gokigen』に──chelmico、2年ぶりのフル・アルバム

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジョン復帰作『Unlimited Love』をリリース!

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジョン復帰作『Unlimited Love』をリリース!

武道館公演を終えたMOROHAへ送る1通の手紙

武道館公演を終えたMOROHAへ送る1通の手紙

まだまだ輝く、どこまでも輝くヒップホップ・ドリーム──サ上とロ吉、新作『Shuttle Loop』

まだまだ輝く、どこまでも輝くヒップホップ・ドリーム──サ上とロ吉、新作『Shuttle Loop』

Awich──あたしがラップしないで、誰がこのカルチャーを引っ張っていけるんだ

Awich──あたしがラップしないで、誰がこのカルチャーを引っ張っていけるんだ

mekakushe、変化と充実、“BIG・KANSYA”の1年を振り返る

mekakushe、変化と充実、“BIG・KANSYA”の1年を振り返る

ゆるめるモ!、けちょん&しふぉん卒業公演を独占配信

ゆるめるモ!、けちょん&しふぉん卒業公演を独占配信

思い出野郎Aチーム──ソウルが手話になり、手話がソウルを伝えるまで

思い出野郎Aチーム──ソウルが手話になり、手話がソウルを伝えるまで

ILL-BOSSTINOが語る、dj hondaの凄み

ILL-BOSSTINOが語る、dj hondaの凄み

FNCY、新作クロスレビュー ── 彼ら流“ニュー・ノーマル”の楽しみかた

FNCY、新作クロスレビュー ── 彼ら流“ニュー・ノーマル”の楽しみかた

Sound Horizon、旧作リマスター音源がPDFブックレット付きハイレゾ配信開始!

Sound Horizon、旧作リマスター音源がPDFブックレット付きハイレゾ配信開始!

“仇児”(ILL KID)、KMCが仲間と文鳥とクラウドファンディングで目指す新作

“仇児”(ILL KID)、KMCが仲間と文鳥とクラウドファンディングで目指す新作

GO TO “ENDRECHERI” FUNK!!! 新時代のENDRECHERI必聴作品が誕生

GO TO “ENDRECHERI” FUNK!!! 新時代のENDRECHERI必聴作品が誕生

90年代J-POPへ愛をこめて──marble≠marbleが目論む“平成リバイバル”

90年代J-POPへ愛をこめて──marble≠marbleが目論む“平成リバイバル”

堂本光一、遊び心溢れる音楽を詰め込んだ、エンターテイメント・アルバム

堂本光一、遊び心溢れる音楽を詰め込んだ、エンターテイメント・アルバム

プリンス、完全新作アルバム『Welcome 2 America』ハイレゾ配信開始

プリンス、完全新作アルバム『Welcome 2 America』ハイレゾ配信開始

堂本光一、ソロ名義作品が一挙デジタル解禁!

堂本光一、ソロ名義作品が一挙デジタル解禁!

老若男女全てに響かせる、“青春”の煌めき──LONGMAN、新作ミニ・アルバム『This is Youth』

老若男女全てに響かせる、“青春”の煌めき──LONGMAN、新作ミニ・アルバム『This is Youth』

Weezer、HR/HM愛を炸裂させた新作『Van Weezer』をリリース!

Weezer、HR/HM愛を炸裂させた新作『Van Weezer』をリリース!

ド派手に笑って、泣いて、歌って!──夢がたっぷり詰まった、“のんとも。M”初アルバム『ショーがはじまるョ!』

ド派手に笑って、泣いて、歌って!──夢がたっぷり詰まった、“のんとも。M”初アルバム『ショーがはじまるョ!』

生活の柔らかさと痛み──Cody・Lee(李)、ファースト・アルバム『生活のニュース』

生活の柔らかさと痛み──Cody・Lee(李)、ファースト・アルバム『生活のニュース』

この県央(マチ)に作らされて、この県央での生存を歌う──DEATHRO、ニュー・シングル「4D」

この県央(マチ)に作らされて、この県央での生存を歌う──DEATHRO、ニュー・シングル「4D」

生きる“尊厳”を奪われるな! 未来に向かって踊れ!──ソウル・フラワー・ユニオン、新作『ハビタブル・ゾーン』

生きる“尊厳”を奪われるな! 未来に向かって踊れ!──ソウル・フラワー・ユニオン、新作『ハビタブル・ゾーン』

アップデートを繰り返して、さらなる加速へ──Limited Express (has gone?)、新作『The Sound of Silence』

アップデートを繰り返して、さらなる加速へ──Limited Express (has gone?)、新作『The Sound of Silence』

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第3回

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第3回

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第2回

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第2回

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第1回

the原爆オナニーズが語るパンクの歩み、“バンド”と“生活” 第1回

哀楽をラップする“ダーク・トロピカル”な2人組、OGGYWEST

哀楽をラップする“ダーク・トロピカル”な2人組、OGGYWEST

mekakushe、新作EP『うまれる』──二人三脚で歩んできたアレンジャーとふりかえる“これまで”と“いま”

mekakushe、新作EP『うまれる』──二人三脚で歩んできたアレンジャーとふりかえる“これまで”と“いま”

新たなヒップホップの集合地を目指して──新サービス〈PRKS9〉とは?

新たなヒップホップの集合地を目指して──新サービス〈PRKS9〉とは?

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.77 - 2020 GUEST SPECIAL : 浜公氣'S CHOICE

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.77 - 2020 GUEST SPECIAL : 浜公氣'S CHOICE

REVIEWS : 005 ヒップホップ(2020年7月)──鎮目悠太

REVIEWS : 005 ヒップホップ(2020年7月)──鎮目悠太

僕らが誰よりもロマンチックなバンド──Age Factory、新たなフェイズへ

僕らが誰よりもロマンチックなバンド──Age Factory、新たなフェイズへ

変幻自在、軽やかにしなやかに──“チアパンク”バンド、ニーハオ!!!!

変幻自在、軽やかにしなやかに──“チアパンク”バンド、ニーハオ!!!!

Hi-STANDARD、初のライヴ・アルバムを配信限定リリース!

Hi-STANDARD、初のライヴ・アルバムを配信限定リリース!

否定でもいいからこの作品を絶対無視させない──Moment Joon

否定でもいいからこの作品を絶対無視させない──Moment Joon

aiko、シングル「青空」 & 過去作が一挙ハイレゾとロスレスにて配信スタート!

aiko、シングル「青空」 & 過去作が一挙ハイレゾとロスレスにて配信スタート!

REVIEWS : 001 ヒップホップ(2020年2月)──鎮目悠太

REVIEWS : 001 ヒップホップ(2020年2月)──鎮目悠太

“寿命があるアイドル”の先を目指す──“まんぼう”こと桐原ユリの未配信4タイトル独占配信開始

“寿命があるアイドル”の先を目指す──“まんぼう”こと桐原ユリの未配信4タイトル独占配信開始

“5人”だから出来る強みを最大限に──ぜんぶ君のせいだ。 新体制で初となるアルバム『或夢命』をリリース

“5人”だから出来る強みを最大限に──ぜんぶ君のせいだ。 新体制で初となるアルバム『或夢命』をリリース

“レジェンド”小日向由衣『デストロイド崩壊』独占配信開始、眉村ちあきからの応援コメントも!

“レジェンド”小日向由衣『デストロイド崩壊』独占配信開始、眉村ちあきからの応援コメントも!

今だからこそ言える「ぜんぶ僕のせいだ。」──ぜんぶ君のせいだ。新シングル & 2枚目の再録盤をリリース!

今だからこそ言える「ぜんぶ僕のせいだ。」──ぜんぶ君のせいだ。新シングル & 2枚目の再録盤をリリース!

音は鋭さを増し、より意思は明確に──Limited Express (has gone?)、新作『perfect ME』をリリース

音は鋭さを増し、より意思は明確に──Limited Express (has gone?)、新作『perfect ME』をリリース

年月を経て2人が思う、変わったものと変わらないもの──おやすみホログラム、再録アルバム『1』をリリース

年月を経て2人が思う、変わったものと変わらないもの──おやすみホログラム、再録アルバム『1』をリリース

気づいたら私もプログレの体に──XOXO EXTREME、初フル・アルバム・リリース&現体制ラスト・インタヴュー!

気づいたら私もプログレの体に──XOXO EXTREME、初フル・アルバム・リリース&現体制ラスト・インタヴュー!

自らの未熟さと向き合いながら──mekakushe、天国をコンセプトにしたミニ・アルバム『heavenly』をリリース

自らの未熟さと向き合いながら──mekakushe、天国をコンセプトにしたミニ・アルバム『heavenly』をリリース

死ぬ時の走馬灯で1番に出てきそうな夏になった──PEDRO、〈DOG IN CLASSROOM TOUR〉最終公演

死ぬ時の走馬灯で1番に出てきそうな夏になった──PEDRO、〈DOG IN CLASSROOM TOUR〉最終公演

ノイズ・ミーツ・ガール──沖縄電子少女彩って?

ノイズ・ミーツ・ガール──沖縄電子少女彩って?

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.25 - SUMMER SPECIAL「DEATHRO編」

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.25 - SUMMER SPECIAL「DEATHRO編」

90年代R&Bの体現者、注目の新星デヴィン・モリソンとは?   ──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第28回

90年代R&Bの体現者、注目の新星デヴィン・モリソンとは? ──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第28回

街の底、冷凍都市、交わす盃──【対談】吉野寿(eastern youth) × 向井秀徳(NUMBER GIRL / ZAZEN BOYS)

街の底、冷凍都市、交わす盃──【対談】吉野寿(eastern youth) × 向井秀徳(NUMBER GIRL / ZAZEN BOYS)

CIRRRCLEインタヴュー「ここは3人が自由になれる場」──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第27回

CIRRRCLEインタヴュー「ここは3人が自由になれる場」──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第27回

5×5ではなく、5の5乗のパワーを!──アップアップガールズ(仮)、新曲“55円”先行配信&インタヴュー掲載

5×5ではなく、5の5乗のパワーを!──アップアップガールズ(仮)、新曲“55円”先行配信&インタヴュー掲載

今の私にしか作れない曲を──新進気鋭のSSW“ロイ-RöE-”、ドラマOP曲配信開始&インタヴュー掲載

今の私にしか作れない曲を──新進気鋭のSSW“ロイ-RöE-”、ドラマOP曲配信開始&インタヴュー掲載

巷で“レジェンド”と呼ばれるアイドル・シンガーソングライター、小日向由衣って?─未発表曲を含む独占音源『配信ほいほい歴史』配信開始

巷で“レジェンド”と呼ばれるアイドル・シンガーソングライター、小日向由衣って?─未発表曲を含む独占音源『配信ほいほい歴史』配信開始

走り出したいのよ、駒沢公園ぐらいまで──向井秀徳が語る、NUMBER GIRL再結成とこれから

走り出したいのよ、駒沢公園ぐらいまで──向井秀徳が語る、NUMBER GIRL再結成とこれから

THA BLUE HERB、過去曲、関連作品音源一挙配信解禁!!

THA BLUE HERB、過去曲、関連作品音源一挙配信解禁!!

カニエとゴスペルの関係──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第26回

カニエとゴスペルの関係──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第26回

ミュージシャンVS落語家 どうしてこの2組が戦うのか──MOROHA×立川吉笑 大衆に届ける、その表現

ミュージシャンVS落語家 どうしてこの2組が戦うのか──MOROHA×立川吉笑 大衆に届ける、その表現

KOHHとKEIJUの新作から考える“コンシャス”──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第25回

KOHHとKEIJUの新作から考える“コンシャス”──斎井直史「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第25回

あいみょん、2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』ハイレゾ配信開始

あいみょん、2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』ハイレゾ配信開始

世界基準のフレッシュなサウンドを求めて──ASIAN KUNG-FU GENERATION新作をハイレゾ配信開始

世界基準のフレッシュなサウンドを求めて──ASIAN KUNG-FU GENERATION新作をハイレゾ配信開始

まさかのキャッシュレスな「後払い」方式──吉祥寺にオープン予定のライヴハウス「NEPO」とは一体!?

まさかのキャッシュレスな「後払い」方式──吉祥寺にオープン予定のライヴハウス「NEPO」とは一体!?

シティ・ポップ名盤が最新リマスターで蘇る!! 松下誠が80年代に残したソロ作ハイレゾ配信&インタヴュー掲載

シティ・ポップ名盤が最新リマスターで蘇る!! 松下誠が80年代に残したソロ作ハイレゾ配信&インタヴュー掲載

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第24回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第24回

インディーズにこれでお別れ!!──眉村ちあき、30曲入りアルバム『ぎっしり歯ぐき』配信開始 & インタヴュー掲載!!

インディーズにこれでお別れ!!──眉村ちあき、30曲入りアルバム『ぎっしり歯ぐき』配信開始 & インタヴュー掲載!!

ロックンロール謹賀新年!! ギターウルフ、ギターウルフ、2月リリースの新作より期間限定“おみくじウルフ”付き新曲フリー・ダウンロード!!

ロックンロール謹賀新年!! ギターウルフ、ギターウルフ、2月リリースの新作より期間限定“おみくじウルフ”付き新曲フリー・ダウンロード!!

ゆるめるモ!プロデューサー、田家大知が見つめるその先──白熱のトーク・イベントの模様をライヴ・レポート!

ゆるめるモ!プロデューサー、田家大知が見つめるその先──白熱のトーク・イベントの模様をライヴ・レポート!

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第23回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第23回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第22回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第22回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第21回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第21回

ふたりはスティーリー・ダンに似てるかも──【対談】FRONTIER BACKYARD × 西寺郷太(NONA REEVES)

ふたりはスティーリー・ダンに似てるかも──【対談】FRONTIER BACKYARD × 西寺郷太(NONA REEVES)

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第20回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第20回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第19回

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第19回

ロックンロール独立リーグ、新章突入──DEATHRO、2ndアルバムを1週間先行配信 & インタヴュー掲載

ロックンロール独立リーグ、新章突入──DEATHRO、2ndアルバムを1週間先行配信 & インタヴュー掲載

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第18回

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第18回

[インタヴュー] ニーハオ!!!!

TOP