生きている時間、全部を音楽に注ぎこみたいーーフォークロアを詰め込んだhuenicaの2ndをハイレゾ配信

2012年にギタリスト榎本聖貴(ex.LOST IN TIME)とシンガー・ソングライター伊藤サチコの2人により結成されたユニット、huenica。独特な声質の2人が重ねるハーモニー、ギターとピアノだけによるアコースティックな温もりから生まれる緻密な音楽にはすべてモデルとなる人物や街が存在し、この時代のフォークロア(民間伝承)として人々の心を動かしている。そして年150本超のツアーをまわる彼らが、前作より約2年、2ndアルバム『田の人と旅の人』を完成させた。自宅スタジオ(huenica Studio)と、愛媛県道後のプライベートスタジオ(Village Hototoguiss studio)でのセルフ・レコーディングで、細部の質感までこだわった本作を1週間先行でハイレゾ配信&1曲フリー・ダウンロード。2人へのインタヴューとともにお届けする。音楽への愛に満ちたその楽曲に触れてみてはいかがだろう。
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約2年ぶりとなる2ndアルバムをハイレゾ配信
huenica / 田の人と旅の人(24bit/96kHz)
【配信形態】
24bit/96kHz (ALAC / FLAC / WAV)、AAC
※ファイル形式について
※ハイレゾとは?
【価格】
ALAC / FLAC / WAV : 単曲 270円(税込) / アルバム 1,512円(税込)
AAC : 単曲 216円(税込) / アルバム 1,944円(税込)
【トラック・リスト】
1. 庭先の小鳥
2. 田の人と旅の人
3. hello hello
4. 魔法のノート
5. 海の見える家
6. いつか星になれるか
7. 紙とペン
8. はもれび
INTERVIEW : huenica
約2年ぶりとなる2ndアルバム『田の人と旅の人』をリリースするhuenica。榎本聖貴(Vo.Gt)と伊藤サチコ(Vo.Pf他)の2人が奏でるさまざまなアコースティック楽器の演奏とハーモニーがレイヤーのように折り重なることで紡がれた8曲の物語は、彼らが標榜するフォークロア(民間伝承)としてのライヴ活動の中から生まれたもの。賑やかな演奏とポップな歌が聴ける「庭先の小鳥」や「魔法のノート」、穏やかな空気感の中で歌われるメロディが胸に沁みる「海の見える家」「紙とペン」、そして表題曲「田の人と旅の人」では田園風景を望む場所に腰を下ろして隣で歌を聴いているような音像を楽しめる。「色んなことの一番上に常に“音楽欲”がある」(榎本)「生きている時間、全部を音楽に注ぎこみたい」(伊藤)という2人が最も自信を持って世に送り出すこのアルバムについてたっぷり話を訊いた。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
空気で感じるというか手で触れそうな音像を目指しました(伊藤)
ーー1曲目「庭先の小鳥」を聴くとお2人の生活の様子が浮かんできて、アルバム全体がそういった生活の中から生み出されたものなのかなと感じました。今作を制作するにあたってどんなことを考えていたのでしょうか。
榎本聖貴(以下、榎本) : 1stフル・アルバム『あざやかなとうめい』を作ったときまでは、世に、似たものがないものを作りたかったので、聴く人には触れにくい“異世界”でもあったような気もするんですけど、自分たちの頭の中にはこういう音楽が鳴っているというものを自然に作っていった感じがあって。1stを出してからは1年の半分以上 、どこかしらでライヴをやって生活をしているんですけど、必然的に色んな景色を見て来たものを細かく切り取っていった感じがこのアルバムの8曲になっているんです。だからきっとhuenicaの音楽が見えやすくなったんじゃないかなと思います。今回メインで録ったのは愛媛県道後のスタジオ(Village Hototoguiss studio)で、20日間くらい泊まり込んでいたんです。朝起きてスタジオに向かう途中に庭を通って行くんですけど、そこにいつも鳥が来たりしていて、鳥が人間を見に来ているみたいでなんかよかったんですよね。
伊藤サチコ(以下、伊藤) : 1stアルバムのツアー中に出逢ったミュージシャンの方で、ライヴで共演したときに意気投合した方のスタジオなんです。

ーー今作はすごく音が良いですよね。演奏が空気感と一緒に伝わってくるというか。
榎本 : 音楽で生きて行く中で、人気をつけたいとか売れたいというものよりも常に一番上に“音楽欲”があったんです。だから最終的には個人が舵取りのエンジンになっているというよりは、音楽そのものがエンジンになっていないとhuenicaと名乗って活動する意味がないから。まず音楽に触れたときに何かが始まるようにしたいんです。だから音質も常に自分たちが求めているものにしたいというのがあったし、かつ僕らがやっている音楽の形態というのはアコースティック楽器が中心だから、それの本質を求めて行ったというのはありますね。
伊藤 : 質感はすごくこだわっていて、空気で感じるというか手で触れそうな音像を目指しました。
榎本 : 道後のスタジオは空気感が全部良いので、ここで没頭して録音できれば良いなというのがあったんです。そういう意味でも自分たちの音中心、自分たちが普段持ち歩いている曲があっての話というか。例えばそれを東京の綺麗なスタジオで録れたとしても、自分たちが今はそこをチョイスしないだろうなと思うんですよね。
伊藤 : 必然で連れてこられた場所みたいな、意味があってここに立っているんだろうなっていう実感があったので、その響きも全部アルバムに閉じ込めたいという気持ちはありましたね。
ーー今作に参加しているミュージシャンは1stに参加したメンバーと同じということですが、音はすごく強くなっている印象を受けました。特になかじまはじめさんのドラムが活躍している印象です。
榎本 : 前作『あざやかなとうめい』を録っていたときは、ベーシックなアコースティック楽器と歌が入ったhuenicaとしてブレない状態のところに、ドラムで何か絵を描いてくださいっていう感じでやったんですよ。だからすごく抽象的なプレイも入っていて。今回はもうちょっと、なかじさんに任せたというか、自由に考えてくださいって言えてたというか。それは、この人が入ってくるんだったらブレないであろうという確信が持てていたからなんです。だからよりパーソナルな部分が音に出ているのかもしれません。

ーークレジットはすべてhuenica名義になっていますよね。実際の曲作りの分担って曲ごとに違うのでしょうか。
榎本 : サチコのソロでも2人でやっていたりするんですけど、huenicaでは僕がやりたいものが強くあって、それに対して2人で向かっていく感じなんです。例えば曲を作り始めたときに、イントロがあってAメロがあってそこまでの歌詞が出来ていたとしても、語尾の一言に2人で納得いかなかったら1ヶ月そこから進まなかったりとか(笑)。でもそれが上手くいった瞬間にバーッて先に進んだりとか。それは音1つについてもそうなんですけど。でも結局、録り終えたときにはここはどっちの主張が強かったとかはもう忘れてるんですよ。
伊藤 : わかんなくなっちゃいますね。
榎本 : 最終的にそうなっていないとhuenicaである意味がないというか。だから、このへん(2人の間)に“huenicaという妖怪”みたいなものがいるとしたら、それの発信になってていないと面白くないと思うんです。
伊藤 : 上手いこと、「これは私の仕事かもしれない」というときにバーッと集中して歩みを進めて、そうしている間に榎本君から違うアイデアが出来上がってたり、違うところに集中していて気付いたら先に進んでいたというのはあるんですけど、一緒になって「どうしようか?」ってなるよりもその瞬間にお互いぶつけまくるみたいな(笑)。衝突もするんですけど。
自分で何かを作って生み出して糧に生きる方が楽しいなんじゃないかな(榎本)
榎本 : 今回面白いのは、エレキギターを重ねるときに、サチコがプロデューサーっぽくフレーズを譜面に書いたりとか、逆にサチコがトイピアノとかを入れるときは俺がアイディアを出したんですよ。そういうのが面白く作用したんじゃないかなと思ってますし、ぶつかった甲斐があったと思っています。過去のバンド経験だとそこまで進めなかったことが多くて。まあ他人とやっているということもあるから当然だと思うんですけど(笑)。でもhuenicaをやるまでに、そういう他人に遠慮したり自分を抑える部分が解かれたらすごいものができるんじゃないかなっていうのはずっと思っていて、それが今出来ているんです。
伊藤 : 生活が一緒で、食べ物とか通った道の景色とか、そういうものを全部共有しているから、2人で煮詰まったときに自然と一緒の流れで解決できているような気がします。私たちは、生きている時間全部を音楽に注ぎこみたいと思っているんです。他の人とはそういう経験はないので。1分1秒もすべて一枚のアルバムに注げるかというと、みんなそれぞれの生活があると思うので。huenicaはそこが生きている理由にも繋がっていて、全部取り込めるのがとても幸せだと思っています。

榎本 : 俺らはまだまだギリギリで音楽で生きているけど、自分たちなりの生活をしながら本当に没頭できる生き方を掴めたからできたなという気持ちはあるんです。そうじゃないとどうしても身の丈の中で作って行くしかないけど、俺たちは出会いのおかげでスタジオを使わせてもらったり、自宅のhuenicaスタジオを作ることが出来たり。それと、今回録音していて思ったんですけど、生楽器で空気を通して録音してそれをデジタルに変換してまで努力して残そうとしているのって面白いなと思ったんですよね。良い作品ができたってライヴで曲を届けに行っているんだけど、実際は生楽器でその場で演奏して、それを観てもらってやっとその1枚に手が届いて行く、というのが面白いなと思っているんです。よく自分たちのことをワゴン販売のパン屋さんみたいなものって例えて言うんですけど、本当に“自作実演の人”というか。もし俺らが死んでしまっても、盤だけ残ったらいつかみんなに届くはずという自信作ができて、そう思いながらも毎日ライヴをやってCDを買ってもらって、それが生活になってきて。そういうことを考えるとものづくりの人ってみんな一緒かもなって思ったんです。
ーーそれが『田の人と旅の人』というタイトルに繋がった?
榎本 : サチコの実家が秋田であきたこまちを作っている農家で、考えたら俺らと真逆のことをやっているなと思ったんですよね。毎日同じ景色を見て、一年に1個の収穫に向かうというのは。でも、俺らは毎日違うところを見ているけど、それを収穫にしていくという意味では、もしかしたら同じじゃないかなと思い出したのをきっかけに田んぼを手伝い出したんです。それと、NomadicRecordsがあるいわきで色んなイベントに呼んでもらっているんですけど、〈森フェス〉というのがあって、それはいわきに「田人」と書いて「たびと」っていうところでカフェをやっている人たちの主催なんですけど、その近くには「旅人」「たびうど」っていう地名もあって。それこそ柳田國男のフォークロアじゃないけど、気になって調べたりしていて、2つの言葉がすごく引っかかるなと思いながらツアーをやっていて。俺らの移動販売という考えと秋田に手伝いに行ったときの景色もあって、それが『田の人と旅の人』という言葉に集約して行ったんです。まず曲の方があってのことなんですけど。
ーー表題曲の「田の人と旅の人」はもちろん、楽曲にはすべてモデルとなる人物や街が存在するんですね。
榎本 : そうですね。この曲で言うと、単純にものを作って生きる人の一番端と端というか、意外と真ん中は一緒の気持ちなんだなって。huenicaをやり出して、こういう生活だけで生きていくというのを掴みだしているから、その中から1つの提案というか。例えば今日(取材日の7/10)は選挙がありますけど、誰かを選んで頼むのも一つ、と同時に自分で何かを作って生み出してそれを糧に生きる方が楽しいんじゃないかなっていう提案でもあるんです。
伊藤 : だから私たちの旅の生活を想像できるようにしたというか、生活を隠し撮りしてたのでは、くらいの歌詞なので(笑)。色んな所に行けていいなあって思う人たちは旅をしている自分を想像しながら、いつか自分の畑や家を持ちたいなぁって人はそのことを想像しながら聴けると思います。
榎本 : 「旅の人」はどこかに根をはってみたいと思っているかもしれないし、「田の人」のように根をはっている人はどこかに行ってみたいなって言うと思うんですよ。そういうちょっと童話的なところにも落とし込みたいなと思っていて。
伊藤 : 同じ空で繋がっていて、いつか交わる場所もあるし、ひっくりかえることもあるかもしれないけど、自分たちで作ることが大事だっていう。
ちゃんと土を踏んでグルーヴできてるものを目指した(榎本)
ーー「紙とペン」という曲が好きなんですが、これはどんなエピソードからできた曲でしょうか。
伊藤 : ありがとうございます。これは道後のスタジオに行ってゼロから作った曲の1つなんです。「庭先の小鳥」「いつか星になれるか」もそうなんですけど。「紙とペン」は、鶴さん(鶴光宗)というスタジオのオーナーが淹れてくれたコーヒーを飲んで、大きな窓をあるところに背中で西日を浴びながら「もう1曲新曲を入れたい」って紙にペンを置いて、そのまま歌詞が出来たというだけの曲なんですけど(笑)。思い描いたのは、子どもたちが学校で色々あっても我慢したり、大人もこの人にひとこと言いたいけど傷つけたくないから言葉を遠回しに選んだりとか、メールのやりとりとか失言はないか探したりとか、そういうあらさがしみたいなところを恐れて本当のことを言えない人が多いと思うんです。真っ白い紙に素直に字を残こすように、スルスルスル~って素直に気持ちが言える人が増えたら良いなと思って。このアルバムの曲もスルスルスル~って届いたら良いなって思います。
ーー「魔法のノート」もそこに繋がっているんでしょうか? これはディズニーっぽい賑やかな曲ですが。
榎本 : でも歌詞自体は暗いというか、これはそれこそLOST IN TIMEをやっていた頃の20代のバンドのシーンのことで。売れているやつもいれば売れてないやつ、すごく良いのに評価されていなかったり、事故で死んじゃった友だちとかもいるし。「皿は旅してくれるから残せ」みたいなことで。アルバム1枚でもあったらバンドがなくなっても旅してくれるけど、でも最悪歌詞のノート1冊でもあって残っていたらそれを誰かが歌ってくれるかもしれないし。LOST IN TIMEを辞めた後に俺が関わっていたバンドで、頑張っているんだけどアルバムを出す声がかからずに終わっちゃったバンドがあって。まさに「魔法のノート」の主人公なんですけど、ノートに歌詞を書いているときは歌詞が踊り出すようにその世界はすごく楽しいのに、東京のバンドマンの普段の暮らしは時間に追われてバイトに追われてスタジオに入って、楽しみといえば夜機材車でフラフラするくらいとか。曲の中身はしがない東京のバンドマンの話なんだけど、ノートに書いているときは、周りに小人が遊んでいるような気持になっていると思うんですよね。それを音楽で表したいなと思って。

ーーOTOTOYからはハイレゾ配信となりますが、音づくりの面でのどんなところを注目してほしいですか。
榎本 : 今回はベースを一切入れてなくて。それは何故かというと、自分たちのライヴではアコギの低音とピアノの低音しかないんですけど、レコーディング時においてベースを入れることによって低音が支配されて行っちゃうんですよね。今回は“そうじゃない低音の土の踏み方”をやりたくて。それでアコギとピアノの低音の録り方に気を付けて、ちゃんと土を踏んでグルーヴできてるものを目指したんですけど、それが思った通りに録れて行ったのがアルバムが完成に向かう上で大きかったです。それを手助けしてくれたのが、前作でマスタリングしてもらったエンジニアの葛巻善郎さんなんですけど、今回はミックス、マスタリングまでお願いしていて。その代わりに録音するまでは全部自分たちでやったんです。普通だったら楽器ごとに音量をフェーダーを上げ下げして調整するんですけど、録音の段階でレベルを横一線にしてちゃんとアレンジが成り立つように録ったんです。そうすることで空気感が絶対崩れないようにして。そこから葛巻さんに渡して3人で音作りをしました。今回はDSDマスタリングでやっていて、そこからもう1回マスタリングしているから、完成にした音をスタジオで聴いたら、本当にギターが触れるくらいに感じられたり、声がここにあるというくらいの臨場感が感じられたんですよね。音圧をすごく稼いだりしていないから、スマホで聴かれるか家のオーディオで聴かれるかわからないですけど、ボリュームを気持ち良いところまで上げたら、すごく肉厚な音が聴ける自信はあるので、そういう風にアルバムを遊んでほしいです。
伊藤 : “聴く”っていう姿勢を持って向き合って聴いてくれると嬉しいです。聴かされてるっていう感じじゃなくて、自分から向かってきてほしいですね。
榎本 : ライヴの臨場感とは違う立体感とか質感は全部盤の中には閉じ込められた気がするので、CDとハイレゾを聴き比べて欲しいですね。それと、今回もジャケットはイラストレーターの荒井良二さんに描いてもらったんですけど、良二さんとは録音する前に会って、さっきお話したような『田の人と旅の人』の話をたくさんしたんですけど、「じゃあ俺もその言葉で描いてくる。話を聞いてたら土だなこれは」って、最初土壁に絵を描いてこようとしていたんですよ。「ちょっとそれはジャケットにできないんですけど」って言ったんですけど(笑)。やっぱりこの人最高だなって思いました。出来た絵を見ても、自分で決めてかかってこないというか、こっちが提示したものに対して反応してくれてるんです。それでこの絵だったんですけど、もう俺らが秋田で見た景色そのままなんですよ。当然良二さんはその景色を見たことがないんですけど。
伊藤 : 本当に、秋田の景色と配置が似ていて。色んな人に「うちの田舎に似てるんです!」って言われたりもするんですけど(笑)。
榎本 : ライヴペイントみたいに、言葉とか音に反応して描いていると思うんですよね。そこが良二さんもやっぱりものづくりの大先輩だなって。そこも含めて触れて欲しい世界なので、リリースツアーではジャケットの原画も持って行くので、それを見るためにもアルバムを聴いて是非ライヴに足を運んでほしいですね。
Nomadic Recordsの他作品も合わせてチェック!!
ギタリストの榎本聖貴と、シンガー・ソングライターの伊藤サチコからなるユニット、huenicaの1stアルバム。これまでにリリースした4枚の自主制作CDから良曲をピックアップし、新曲も加えて新たに録音されたタイトル。アナログ感満点のアコースティック・サウンドと、二人の透明なハーモニーが染みる。
福島県郡山市出身。アコースティックギター、ピアノで弾き語るシンガー・ソングライター。17歳よりライヴ活動を始め、東京での活動やフランス留学を経て、2013年夏より福島に拠点を置き活動中。柔らかなフィンガーピッキングによるギターと芯のある叙情的なピアノが生み出す、オーガニックで透明感のある歌声が注目を集め、福島県内の各種イベントにも多数出演中。2014年3月に自主リリースした『旅の途中』で、確固たるスタイルと存在感を示した。来たる2015年冬、ノーマディックレコードより初の全国発売アルバムを放つ。
2012年にはアラバキ出演を果たした仙台を代表するバンドが、約1年間のブランクを経て、再び東北のシーンを熱く牽引する! 2008年仙台にて結成。ディストーション・ピアノを中心とした、エモーショナル・ピアノ・ロック・バンドとして仙台のライヴハウスを席巻。風刺や悲哀、人生を歌う文学的インテリジェンスと破天荒なライヴ・パフォーマンスにより、その注目度は加速度的にアップ。地元仙台を拠点にし、全国ツアーによって各地にファン急増中。アルバムとしては約4年ぶりの音源をリリース。メンバーチェンジし更にスケールアップした姿で帰ってきた!
johndickheadhunter3 / johndickheadhunter3(24bit/48kHz)
90年代に福島大学で結成され、インディーズの名門Under Flowerからメジャーまで駆け上ったLOVE LOVE STRAWのヴォーカル・ギター野中斉によるソロ・プロジェクト、johndickheadhunter3。福島県にて英語教師をしながら2004年頃からチャリティ活動の一環として活動をはじめ、震災以降は復興支援にも力を入れ、各種チャリティにも参加している。全ての楽器演奏、歌、コーラス、録音、ミックス、プロデュースを全て1人でこなし、90年代の英米ギター・バンドをベースとした英詞によるポップで日本人離れした独自の野中ワールド。活動10年にして初のフル・アルバムを福島のレーベル、Nomadic Recordsよりハイレゾ配信。
LIVE INFORMATION
2016年7月15日(金)@岩手・水沢 MIUMIU
2016年7月16日(土)@秋田・仙北郡 花fe香fe
2016年7月17日(日)@秋田・男鹿市FUNAKAWA ひのめ市
2016年7月18日(月祝)@山形・米沢 CAFE LABORATORY
2016年7月20日(水)@福島・Re-Acoustic
2016年7月23日(土)@埼玉・東松山 国営武蔵丘陵森林公園 西口わんぱく広場『水遊び場特設会場』
2016年7月24日(日)@埼玉・秩父 ladderladder
2016年7月26日(火)@宇都宮アートキッチン
2016年7月28日(木)@福島・いわき Live bar burrows
2016年7月29日(金)@秋田・大町 Happy Dream
2016年7月31日(日)@埼玉・熊谷 モルタルレコードストア
2016年8月7日(日)@東京・仙川 森のテラス
2016年8月11日(木祝)@東京・下北沢ERA
2016年8月21日(日)@福島・いわき三崎公園野外音楽堂 ONA FES 2016
2016年8月25日(木)@郡山・PEAK ACTION
2016年8月26日(金)@福島・as soon as
2016年8月30日(火)@札幌・ムジカホールカフェ
3匹の鈴虫TOUR
2016年8月31日(水)@北海道・札幌 デベロデカ
2016年9月2日(金)@秋田・カフェ ブルージュ
2016年9月3日(土)@岩手・KLUB COUNTER ACTION 宮古
2016年9月4日(日)@大船渡LIVE HOUSE FREAKS
2016年9月5日(月)@山形・新庄となりのカフェ
2016年9月6日(火)@宮城・仙台 ノルド
2016年9月7日(水)@福島猪苗代酒屋Den
2016年9月10日(土)@本庄NINOKURA
2016年9月11日(日)@東京・西荻窪 ARTRION
PROFILE
huenica
2012年にギタリスト榎本聖貴(ex.LOST IN TIME)とSSW伊藤サチコの2人により結成。 旅の中で実際に見て来た風景を形どる言葉や音の旋律は、アコースティックな温かい手触りの中にも、しっかり土を踏んで歩んで来た芯の深さを感じ、他に類を見ない世界観を生み出している。2016年初夏、2ndアルバム『田の人と旅の人』を発売。