「キング・オブ・ポジティブ」な5人組の物語ははじまったばかりーーPOP、デビュー・アルバムを配信スタート&メンバー初インタヴュー

「キング・オブ・ポジティブ」をテーマに抱える、5人組アイドル・グループ“POP”が、1stフル・アルバム『P.O.P』をリリース。元BiSのカミヤサキ、元いずこねこのミズタマリの2名ユニットとして2014年7月8日に結成されたプラニメが、2015年5月31日のミズタマリ脱退を受け、新メンバーにイヌカイマアヤ、シグサワアオ、ヤママチミキ、ユメノユアの4人を迎え「POP-Period Of Plastic2Mercy-」に改名、再始動を果たしたのが本グループである。EDM路線はそのままに、よりメロウでアグレッシヴな楽曲も収録された全10曲は、プラニメの印象を塗り替え、新しいグループとしての旅立ちを強く感じさせてくれる作品となっている。OTOTOYでは本作を配信するとともに、5人にインタヴューを敢行。上へ上へと向かうPOPのストーリーを体験してほしい。
POP-Period Of Plastic2Mercy-の1stアルバム、堂々のリリース!!
POP / P.O.P
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、AAC、mp3 単曲 200円 / まとめ 2,000円
【Track List】
1. Plastic 2 mercy(POP ver.)
2. pretty pretty good
3. fly away
4. who am I ?
5. UNIT(POP ver.)
6. NEON
7. Lonely lonely lonely
8. 3rd FLOOR BOYFRIEND
9. Daydream
10. Letter
INTERVIEW : POP
久しぶりに、何度も現場に通いたいと思えるグループに出会った。そんな嬉しさに気持ちがこらえきられない。POPはカミヤサキとミズタマリによるプラニメを再始動させたグループであり、まっさらな状態からはじまったグループではない。カミヤサキを中心に新メンバー4人を迎え、グループ名をPOPに改名。「キング・オブ・ポジティブ」というテーマとともに、グループのアイデンティティを見いだそうとスタートを切ったばかりだ。お披露目の舞台は、BiSHとの200km対抗駅伝。なにもかもが通常のデビューとは異なっているが、それゆえに観たことのない次元へと我々を連れていってくれそうな期待感にも溢れている。
プロデュースは、BiSHも担当する渡辺淳之介であるものの、現場マネージャーは新人の小川が務めている。筆者は、200km対抗駅伝の往路でPOPチームで一緒に並走したこともあり、彼女たちの最初の表情を側で観ることに恵まれたが、そこで1番印象的だったのは、極度の疲労を通過してランナーズハイになった小川がPOP愛をメンバーに語りながら、おかしなテンションで走りはじめた瞬間だった。若いメンバー5人と新人マネージャー。大人が生み出したストーリーではなく、自分たちでPOPを作っていく。そんな姿が新鮮で、ワクワクとキラキラに満ちていた。まだはじまったばかりのPOPのストーリー。まずは自己紹介がてらに話を訊いた。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 平林岳志(grasshopper)
POPのメンバーはいかにして集まったのか?
ーー新メンバー・オーディションの募集要項が「17〜28歳の男女」だったので、どんな編成になるのか想像もつかなかったんですけど、結果としてPOPは5人組の女性グループになりましたね。実際、どういうオーディションをしたんですか?
カミヤサキ(以下、サキ) : ありがたいことに結構な数の応募がきたんですけど、面接に呼んだのは20人くらいで。だけど、半分くらい当日来なかったんですよ(笑)。
一同 : (笑)。
サキ : そのなかでも来てくれた子とは、ちょっとした時間ですけど話をして、歌を聞いてみたり、どんな性格なのか見て選びました。

ーー最初から5人組にしようってことは決めていたんですか?
サキ : そうですね。5人か6人くらいのグループにしたいと思っていました。
ーー1人1人に話を聞いていきたいんですけど、ミキさんは元々サキさんのファンだったそうですね。どういう心持ちでオーディションに臨んだんでしょう?
ヤママチミキ(以下、ミキ) : オーディションがあることはTwitterを観て知っていたんですけど、アイドルになりたいと思っていたわけではなかったので、受けるかどうかは悩んでいたんですよ。でも、オタクの人に「書類審査が受かったら面接で無銭でサキちゃんに会えるよ」って言われて会いにいこうと思って(笑)。とりあえず書類だけ送ってみたら受かったので来ました。

ーーサキさんのどういうところが好きだったんですか?
ミキ : うちはずっと適当にふらふら生きてきたから、自分がオタクのときに観ていたサキちゃんがかっこよくて。すごく真面目にいろいろ考えていて、キラキラ輝いている人だなと思って、好きで推していたんです。
ーー面接ではプロデューサーの渡辺淳之介さんに敵意むき出しだったって聞きましたけど(笑)。
サキ : 今思えば、オーディションのときから、果敢に「サキちゃんは私が守ります」みたいな姿勢だったので、ズバっと言う子だなと思いました(笑)。
ーー続いて、マアヤさんは、どうしてオーディションを受けることにしたんですか。
イヌカイマアヤ(以下、マアヤ) : プラニメのことは全然知らなかったんですけど、カミヤサキさんの存在は知っていて。メンバー募集のTweetがたまたま回ってきたのを観ていたんです。そのころ自暴自棄になっていて、なんで生きているんだろうとかすごく思っていて。やってみたい気持ちはあったんですけど、受からないだろうなと思いながら、とりあえず書類だけと思って最終日の昼くらいに送ったんですよ。そしたらサキちゃんから電話があって、高まって、これは面接にいくしかないと思って行きました。

ーーなんで自暴自棄になっていたんですか?
マアヤ : イヤなことがいっぱいあったんです。前もいろいろ活動をしていたんですけど、若干捨てられたみたいなところがあって…。この活動を続けていいのかなっていうのがある中で、信じられないような世界に入っていくのもイヤだし、変なところにいくのも嫌だと思っていて、いろいろ考えていたんです。
ーーそのなかで、プラニメは信用できそうな気がした?
マアヤ : BiSの「My lxxx」のMVで裸になっていたのとか知っていたんですけど、友だちとかもBiSのことは知っていたし、いい曲ばかりだったので、信頼できるかなと思って、お母さんにも相談して受けました。
ーーオーディションはどうでした。
マアヤ : 必死でした。本当はやりたくなかったんですけど、これで痩せましたっていってドドスコダンスもやって。どうにでもなれって若干思いながら、思い切りやりました。
ーー(笑)。面接が終わって5分後くらいに合格の電話が来たそうですね。
マアヤ : 受からないだろうなと思いながら帰っていたので、ビックリしました。本当かどうかもわからなかったし、オーディション会場に戻ったら合格だよって言われて。ドッキリなんじゃないかと思って。
ーーあははは。ユアさんはなぜオーディションを受けようと思ったんでしょう。
ユメノユア(以下、ユア) : ちょうどその頃、若いうちにできることをやらないで後悔しないかどうかを考えすぎてしまって、病んでいて。オーディションを受けてダメだったら就職すればいいやと思って、他のところも受けていたんです。最初はどこでもいいから入れればいいやって気持ちが強かったんですけど、サキちゃんから「一次が受かったよ」って連絡がきて、サキちゃんと一緒にやりたいと思って渡辺さんに「一緒にやりたいです」って電話をしたんです。

ーーもともとサキさんのことは知っていたんですか?
ユア : アイドルが好きでBiSのことも知っていたんですけど、そんなにはまっていなくて。アイドル現場によく行っていたから、プラニメさんも観たことがありました。ステージからフロアに降りてきて、かっこいいなと思っていたんです。
ーー自分がアイドルになることで、どんなことをやりたいと思いましたか?
ユア : 自分が生きる意味を見いだすためっていうのは1つありましたけど、好きなアイドルさんたちに元気をもらって笑顔になれて楽しかった想い出があるから、そういうアイドルになれたら人の役に立つかなっと思って受けていました。
ーーそして、最年少のアオさん。どういうきっかけでオーディションを受けたんでしょう。
シグサワアオ(以下、アオ) : もとから芸能活動とまで言えないんですけど、そういう活動をしていて、サキちゃんから直接オーディションに来てみませんか? ってTwitterにメッセージをもらったんです。私はアイドルに全然詳しくなくて、でもプラニメのCDだけは持っていたんですよ!! 入ってみたいなっていう気持ちはあったんですけど、元やっていた活動もあるし、応募に踏み込めない感じでいて。でも、いろんな運が巡り巡って呼んでもらって。サキちゃんは、私を優先するとかそういうつもりじゃなかったと思うし、それでも声をかけてもらったから行くことにしました。
サキ : もともと私とアオの共通の知人に「この子いいと思う」って言ってもらって、話を聞いてみたくてDMを送ったんです。みんな自分から書類を送ってきてくれているので、最初はマイナスくらいな気持ちだったんですよ。自分から来た子を優先したいというか、その子のほうが気持ちがあると思うから。でも話していくうちに、本当は受けたかったっていうことを知って、いいなと思うようになって。

ーーちなみに、なんでプラニメのCDだけは持っていたんですか。
アオ : 地元のイオンを1人で歩いていたときに、ヴィレッジヴァンガードに寄ったんです。芸能系のことに進んできたのも、若干いろんなことからの逃げがあって選んだところがあって、このまま芸能の世界にいていいのかって迷っているときに、いま私はアイドルになろうとしているんだから研究しなきゃいけないと思って、アイドルのコーナーを1人で観ていたんですよ。そしたら丁度プラニメの曲がかかっていて、こんな曲のアイドルがいるんだと思って買ったんです。
ーー「いろんなことからの逃げ」っていうのは、どういうこと?
アオ : 中学のときに体調を崩していたときがあって、それが丁度受験とかが大変なときで、部活とかもそれまでがんばっていたのに、全部中途半端になってしまって。芸能活動をやりたい気持ちももちろんあったんですけど、それだけじゃなくて、頭が悪くてもできるかなとか、そういう逃げとして行ったのかなって気持ちがあって。でも、その芸能活動もやりきれていなかった。ひとつ死ぬ気でがんばってみたいって思ってオーディションに臨んだんです。
POP = 「キング・オブ・ポジティブ」!?
ーーそれぞれの想いがあってこの5人が揃ったんですね。とはいえ、その時点で、まだ明確なプラニメ像ができあがっていなかったと思うんですね。そんな中、POPはどういうグループにしていこうと方針を立てたんでしょうか。
サキ : 0から作ることをプラニメで初めて経験して。それが想像より大変だったし、すごく反省もしたんですよ。もっと考える時間が必要だったし、すごく中途半端になってしまったなって。どうすればよかったんだろうっていうのはいまも考えているんですけど、POPをはじめるにあたり「キング・オブ・ポジティブ」って名乗っているんですけど、それがキーワードになっていると思います。大雑把な言葉ですけど、プラニメのときは、そういう言葉もなかったので。みんながPOPを想像したときに、なんか明るくて爽快なグループだよねとか、そういうイメージがつけばいいなと思うんです。後期BiSはわりと明るかったですけど、わりと悲壮感を出しているグループだと思っていたのと、プラニメも私自身がネガティブの波に飲み込まれてしまったので、それに負けずにポジティブに考えていきたいなって気持ちもあります。
ーー「キング・オブ・ポジティブ」っていうのは抽象的な言葉ですけど、どういうところでポジティブさを出していこうって思いますか。
サキ : わりとネクラな人とか集まっているのに、がんばってポジティブって言っているところがおもしろくなっていけばいいと思っていて。これからマイナスなこととか、つらいこととか起きたときに、それでもポジティブだぞって言い張っているところが、変な感じになっていけばいいなって。

ーー5人とはじめて会ったときは、ポップな感じがしましたけどね。でも話を聞いていると、それぞれ抱えているものがあるんだなっていうのが伝わってきました。
サキ : 渡辺さんが生み出していくものは影があるものが多いから、それに対抗したいって気持ちもあるんです。それでポジティブってつけたところもあるし。影もありつつ明るいってところも見せれたら、観ている人も気持ちも入ってくるのかなと思うから。そういう気持ちもありつつやっていますね。
ーーPOPとしてのお披露目は、BiSHとの200km対抗駅伝でした。あのとき、POPは絶対勝たなきゃいけない状況でありつつ、勝ってもフィナーレをBiSHに持っていかれてしまうという状況で、サキさんは悔し涙を見せていましたね。
サキ : あのときは満身創痍だったのでそこまで頭が回らなかったんですけど、ゴールした後になにをするかまでが勝負だったんですよね。ある意味、渡辺さんと私とOTOTOYの飯田さんで首謀感があったので、勝負の勝ち負け以上に、どうしたらレースがおもしろくなるのかっていうのを考える必要があって、企画することの難しさを学びました。自分たちが勝っても負けてもおもしろくなるのは難しいなと思いつつ、どうしたらおもしろく転ぶかって考えるきっかけになったと思います。あそこで勝負でも内容でも勝っていたら、調子にのっていたかもしれないから。結果、みんなも焚き付けられたと思うし、そういうのを考える2日間になりました。
ーー変な質問ですけど、脱・渡辺淳之介って気持ちもどこかにあったりしますか。
サキ : 渡辺さんの力だったりアイデアと一緒に作っているからおもしろいものができると思っているので、離れたいとかは思ってないんですけど、自立していかないといけないというのは思っていて。脱・渡辺というよりは、私とかメンバーが80%、渡辺さん20%みたいな形で、一緒に作ってはいるけど、メンバー主体でやっているのが見えていったらいいなと思います。
ーープラニメは隙がなくて、かっこいいユニットだったと思うんですね。それに対して、POPは不格好だけど人間らしいところがあるグループだと思っていて。それを感じたのが200km駅伝のときで、往路の並走をしているWACKの小川くんがPOP愛を語りながら走っていて、5人+1人でチームとして走っている姿が見えたのがすごくよかったんですよ。新しいものが生まれそうな雰囲気が伝わってきた。
(ニヤニヤしている小川を指さして、メンバーが爆笑)

サキ : さっき言ったポジティブとかって、渡辺さんと対極のテーマをつけたいって気持ちもあるのかなって思うんです。小川さんもメンバーみたいな感じでいろいろ考えてくれているので心強いです。私たちでなにかできたときに、渡辺さんに「お前らすごいじゃん」って言われる日を目指したいですね。
5人が選ぶ、それぞれの思い入れの曲とは?
ーーそんななか完成した1stフル・アルバム『P.O.P』が世の中に羽ばたいていくわけですが、それぞれ思い入れのある曲を聞いていきたいと思います。特にサキさんはいろんな想いがあると思いますけど、強いて言えばどの曲ですか。
サキ : もちろん「Plastic 2 mercy」は、すべてのはじまりの曲なので気持ちがいっぱいあるんですけど、そこは鉄板と考えて他を選ぶと「pretty pretty good」と「Letter」の2曲です。「Letter」は、作詞させていただいたんですけど、他のメンバーがすごく気に入ってくれていて…。
アオ : 大好きっ!
サキ : (笑)。ちょうど1年前にBiSが終わって、いずこねこもライヴが控えていたときに書いた〈いつかはみんな忘れちゃうのかな〉っていう若干悲しい歌なんです。自分が過去にいた場所への気持ちも書いているので思い入れが強いです。でも、だんだん歌っていくうちに、変わって聞こえるようになってきて。「Letter」のなかの〈言いたいことも言えずに君はなにを思う〉ってフレーズは、ファンの方がTwitterで好き勝手言う癖に、実際会うと何もいわないじゃないかってことを若干言っているんですよ(笑)。今歌ってみると、それって私も一緒だなって。自分で書いた歌詞なのに時間が経って聞いてみれば、当時とは違った感じに聞こえるというか、そういうところでおもしろいなって思います。

ーー「pretty pretty good」は、どういう部分に思い入れがあるんですか。
サキ : POPになってからの1曲目で、再スタートの曲なんです。渡辺さんから「いい歌詞書いちゃったんだよ」って言われて(笑)。上に行きたいんだけど覚悟が足りずにいけない、高いところから飛び降りられない、そんな気持ち。プラニメ時代も、上にいきたいけど行けないみたいな気持ちがあったので、5人が集まって再スタートできる喜びだったり、気合いの入る1曲だなと思って。この間PV撮影があったんですけど、そのときに過去を思いだして感慨深い気持ちになって、自然に涙が出たんです。〈泣いては君と高層ビルから〉って言っているんですけど、歌っていて涙が出るというか、なにも考えなくてもいろんなことが思い起こされる曲です。
ーーミキさんはどの曲を選びますか。
ミキ : 「UNIT」かな。もともとプラニメのときにリリースされた曲で、自分たち5人になって歌うことに違和感を感じていたし、私自身もそんなに歌いたい気持ちはなかったんです。2人でやっていたときの好きだったプラニメが一緒にがんばっていこうって曲だったから、あまり歌いたくない気持ちだったんですけど、改めてレコーディングをしてみると、プラニメの2人のときとは違う5人の個性もあるし、5人でスタートしていこうって気持ちもこもっているから、いいなって思います。
ーー歌っているなかで、プラニメのときとは違ったPOPの「UNIT」になったと。
ミキ : 思いましたね。レコーディングの前は「「UNIT」かあ…」って思っていたんですけど、いまは自分なりに歌えているかなと思っています。
ーーマアヤさんはどうですか。
マアヤ : 「who am I ?」と「pretty pretty good」です。「who am I ?」はサキちゃんにマアヤンっぽいって言ってもらって。歌割りは1番最初の1カ所しかないんですけど…。
アオ : その話、大好き(笑)!!
マアヤ : 「Daydream」も1カ所だけどね!!
一同 : (笑)。
マアヤ : 「pretty pretty good」は、私が歌っているところが〈上に上に行こうとしても戻されちゃう〉ってところなんですけど、その歌詞がすごく好きで、ちょっと前の私は上に行こうとしても行けてなかったし、勝手に自分と重ねて歌わせていただいていて好きな曲です。
ーーアオさんはどの曲が思い入れがありますか。
アオ : 「Daydream」か「Letter」で迷ったんですけど、いまの気分は「Daydream」かな。私、初っぱなで歌うんですけど、〈明日は最高だ どこへ行こうかな〉ってすごくポジティブだなっていつも思うんですよ。今日が最高だったらわかるんですけど、明日のことってわからないじゃないですか?
ーーそうですね。
アオ : この歌を歌っていて1番好きなのが、サビの〈傷ついて笑ってごまかすよ あの日にみえた景色は まぶしいままで〉ってところで、ライヴではメンバーの三角形の頂点で歌うんですけど、そのときにお客さんの顔が見えるんです。いまは修行中の身なので、そんなに大きくない場所でライヴをしているけど、もっともっとがんばって、いつかサキちゃんが立っていた横浜のとことか武道館で「Daydream」を歌ったら、いまやっているところを想像しながら歌うんだろうなと思って、いつも泣きそうになります。
サキ : そういう意味で書いたんだよ。
アオ : しゃべっていて、私いますごく泣きそうだよ。私たちをみつけてくれていることが嬉しいから。いまの景色を忘れないでもっと大きくなろうなって思って、愛しいねって思いながら歌っています。聖母みたいなやさしい顔して歌っちゃう曲で、大好きです。
マアヤ : 私はすごく移動が大変なので、歌詞をききながら泣きそうになりつつ、次のことを考えながら移動しています。
一同 : (笑)。

ーーユアさんはどうですか。
ユア : 悩んだんですけど「Plastic 2 mercy」かな。アレンジは変わっていても、プラニメ時代からある曲で、イントロが流れると会場がすぐに「うお!!」ってなる。最初ステージに背を向けて立っているんですけど、イントロが流れた瞬間お客さんたちがうわってなっているのを感じることができて、そのあとも一緒にフリとかをしてくれるし、ライヴも全部にその曲を入れているくらいサビとかもすごく盛り上がってくれるので、POPの代表曲の1つになっていくんだろうなと思います。もちろんこれから新曲がでてきて、いろいろやると思うんですけど、プラニメのときからあった曲で、これからも自分たちにとって大事になる曲だと思うし、サビを自分が歌っているんですけど、これからも大事に歌っていかなきゃなと思います。
POPが目指す未来
ーーこの10曲を持って、8月9日はUNITでの初ワンマンに臨むことになります。
サキ : ありがたいことにチケットはSOLD OUTになっているので、気合いとプレッシャーと両方を持って向かいます。ファンの方からも、いいエネルギーを感じるから期待しているって言われることがあって、夏祭りみたいな1日にしたいなって思います。
ーーエネルギーが放出される1日になりそうですね。
サキ : そこが本当のスタートになる1日だと思うので、すごく大事な日です。
ーー最後に、POPとして目標を1人ずつ聞かせてください。
マアヤ : みんなで武道館に立ちたいです!
一同 : (拍手)
ミキ : 私は面接のときから言っているんですけど、サキちゃんを幸せにします!
アオ : 気持ちわるい(笑)。
ユア : マアヤと同じになっちゃうけど、もっと大きいステージに立ちたいし、いつかサキちゃんが観たBiSの横浜アリーナを越えるところでライヴをして、サキちゃんが観た景色以上のものを、この5人で観たいなって思います。
アオ : 私が芸能活動をはじめたときの1個の目標が声優だったから、POPのアニメが出たら嬉しいなって思います。
マアヤ : 「せいゆう」ってあれか。スーパーのことかと思った。
アオ : ふざけないでほしいわ(笑)。
一同 : (笑)。
アオ : POP自体がアニメになるか、アニメのOPとかを歌いたいです。POPが歌っているなら、アニメも観みるわってくらいの存在になりたいです。
ーーそれじゃあ、最後にサキさん。
サキ : みんなが言ってくれたこともそうなんですけど、メンバーと小川さんで作っていくものが評価されるときがきたらいいなって。もちろん、いまもいろんな方が応援してくださっているんですけど、プラニメのときは自分たちでやると言って、できなかったことがすごく悔しかったので、みんなでPOPを作っていけたらと思います。迷うこともあるかもしれないですけど、メンバーとかファンの方にとって、POPじゃないとダメなんだってグループになりたいです。

>>>『Plastic 2 Mercy』リリース時のカミヤサキ(プラニメ)へのインタビューはこちら
>>>『Plastic 2 Mercy』リリース時のカミヤサキ(プラニメ)へのインタビューはこちら
プラニメ時代のシングルもチェック!!
LIVE SCHEDULE
プラニメ改め『POP』 Period Of Plastic 2 Mercy
2015年8月9日(土)@代官山UNIT
時間 : Open 16:00 Start 17:00
料金 :
スタンディング 前売り 3,000円(税込) ドリンク代別途必要※SOLD OUT
※女性キャッシュバックあり 女性の方は会場で1,000円キャッシュバックいたします。
※学生キャッシュバックあり 学生の方は会場で1,000円キャッシュバックいたします。
※女性キャッシュバックと学生キャッシュバックの併用はできません。
PROFILE
POP
元BiSのカミヤサキ、元いずこねこのミズタマリの2名ユニットとして2014年7月8日に結成。2015年5月31日にミズタマリの脱退を受け、イヌカイマアヤ、シグサワアオ、ヤママチミキ、ユメノユアの4人の新メンバーを加えグループ名を「POP-Period Of Plastic2Mercy-」に改名し、再始動。8月4日にアルバム・リリース。