水曜日のカンパネラ初ワンマン・ツアー〈〜トライアツロン〜〉に密着!!
1日目 福岡 voodoo lounge(2015年6月12日(金))

水曜日のカンパネラ初のワンマン・ツアー〈トライアツロン〉が、2015年6月12日(金)、福岡voodoo loungeよりスタートした。
いきなり脱線するが、、、全国でのライヴをレポートするということで飛行機で博多空港に向かった筆者たが、なぜか天神で街頭アンケートを取るようにとDir.Fから指示を受け、コムアイと同年代ぐらいの街行く女の子たちにナンパさながら声をかけてまわることに。ヤフオク! のCM観たことありますか? という質問をすると、声をかけたうちの3割くらいが観たことある! と返答。しかし、水曜日のカンパネラのことを知っていたのは、ほんの数人。まだまだこれからだ水曜日のカンパネラ!! ちなみに「桃太郎」のMVを観てもらうと「シュール」という意見が多数でした。
閑話休題。前回の全国ツアーにおける福岡公演では、アカシック、TEMPURA KIDZとの対バンで出演した水カンだったが、今回はワンマン・ライヴ。しかもツアー初日ということで、リハーサル段階からコムアイは相当気合いが入っている様子。今年3月に開催された恵比寿リキッドルームでのワンマンが納得のいくものではなかっただけに、自分のなかでシュミレーションをしながら1曲1曲動きや声を確かめていく。のどの調子があまりよくないとのことで、何度か歌声をチェックして発声方法を探していくことも怠らない。映像や照明のチェックなども含めて、時間たっぷりにリハーサルをすると、開場1時間前にはコムアイは集中するために会場を離れ1人の時間を過ごした。

ちなみに本ツアーではVJが参加。そのVJとは、最新MV「ディアブロ」、そして「ジャンヌダルク」を監督した渡邉直。今年3月6日に新宿ロフトプラスワンで行なわれたMV監督たちによるイベント〈水曜日のカンパネラ・MV監督大集合「ちょっと責任者呼んできて」〉ではお客さんたちの指示を集めて最優秀賞を獲得しただけに、このツアーでどのような演出を見せてくれるか楽しみなところ。実際、〈トライアツロン〉にちなんだ仕掛けがいくつかあり、その内容はいますぐにでも書きたいけれど、これからツアーに参加される方もいると思うので伏せておくことにします。
ライヴの内容はというと、MCをコンパクトにしつつ、お客さんも一緒にライヴを楽しんでもらおうというエンターテイメント性溢れるものに。リキッドルーム・ワンマンでお客さんを置いてけぼりにしてしまった反省がしっかり改善された内容へとシフトしていた。また、初めて歌う曲の説明をして一緒にフリをしたり、前回と同じく福岡なのに北海道ネタで地元愛をくすぐったり、コムアイ節も炸裂。「ドラキュラ」では客席を台車の花道で移動するなど、自由にライヴをして、大きな拍手のなか、約1時間半のライヴは幕を閉じた。

その後かかった「桃太郎」のBGMでは手拍子とともにお客さんたちが〈きっびーだーん〉と合唱するなど、会場の温度はかなり高く、物販とサインの列は終わりが見えないくらいの大盛況を見せた。
ライヴ終わりのコムアイに話を訊くと、「楽しかったけど、ちょっとゴタゴタすぎて覚えてない(笑)。お客さんも覚えてないと思う(笑)。でも考えていたことは全部やりました。福岡はやっぱり盛り上がるんだよね。それをわかっててやれたっていうのはよかったと思う。福岡の感じらしくできました」と語ってくれた。
たしかに、ツアー初日ということで、映像や演出で完璧にやりきれない部分もいくつかあった。それは明日の沖縄公演以降の課題であろう。ただ、今回のライヴを通して水曜日のカンパネラは大きく飛躍しようとしているように見える。頭で考えていたことをすべて出し切りつつ、理性を越えた熱狂のなかで一心不乱にライヴを行なう。しっかりした準備と、それをその場の雰囲気でいい意味で壊していく度胸。それが組み合わさって、より有機的なライヴを見せていってくれることが楽しみになった。ワンマン・ツアーははじまったばかり。その変化の様子を引き続きレポートしていきたいと思う。次は沖縄!! (text by ねるねるね~るね西澤)
この作品を聴いて初ワンマンに挑もう!!
水曜日のカンパネラ / トライアスロン(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 555円
【Track List】
1. ディアブロ
2. ナポレオン
3. ユタ
>>>インタヴューその①「ナポレオン」プロデューサー・OBKR
>>>インタヴューその②「ユタ」プロデューサー・オオルタイチ
>>>インタヴューその③「ディアブロ」プロデューサー・kenmochi hidefumi
>>>インタヴューその④水曜日のカンパネラ・ヴォーカル、コムアイ
水曜日のカンパネラ LIVE SCHEDULE
水曜日のカンパネラ・初ワンマン・ツアー 〜トライアツロン〜
2015年6月12日(金)@福岡 voodoo lounge
2015年6月13日(土)@沖縄 Output
2015年6月20日(土)@札幌 Sound lab mole
2015年7月10日(金)@大阪 Shangri-La
2015年7月11日(土)@名古屋 CLUB UPSET
2015年7月15日(水)@東京 キネマ倶楽部
・チケット
料金 : 前売 3,333円 ※全公演売り切れ
・特設サイト
http://www.wed-camp.com/triatsron/
水曜日のカンパネラの作品をチェック!!
待望の4th・ミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. 千利休 / 2. 桃太郎 / 3. エンゲル / 4. チャイコフスキー〈Interlude-ラモス-〉 / 5. インカ / 6. デーメーテール / 7. ジャンヌダルク / 8. ドラキュラ
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画①ビレバン、タワレコ、OTOTOYバイヤー座談会
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画②振り付け師・竹森徳芳への初インタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画③ヴォーカルのコムアイへのインタヴュー
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画④トラックメイカー・kenmochi hidefumiへのインタヴュー
ヴィレッジヴァンガード限定のカバー・ミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / 安眠豆腐(24bit/48kHz)
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 249円 / まとめ購入 800円
【Track List】
1. カンフー・レディー / 2. めぐる季節 / 3. 月灯りふんわり落ちてくる夜 / 4. 星めぐりの歌
>>水曜日のカンパネラ、コムアイの前世を占うために催眠術にかかりにいくの巻
映画をテーマにした3rdミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / シネマジャック
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. ミツコ / 2. 二階堂マリ / 3. 義経 / 4. モスラ / 5. ラオウ / 6. ダ・ヴィンチ / 7. ニキータ / 8. ランボー
>>Kenmochi Hidefumiへのインタヴューはこちら
CD版とはミックス違いの2ndミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 羅生門
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. モノポリー / 2. 素子 / 3. 星一徹 / 4. シャア / 5. マリー・アントワネット / 6. アリババ神帝 / 7. 不二子 / 8. 竹久夢二
>>コムアイ、Dir.Fへのインタビューはこちら
お待たせしました!! ヴィレッジバンガード下北沢店限定の1stミニ・アルバムをハイレゾ配信スタート!!
水曜日のカンパネラ / クロールと逆上がり
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,440円
【Track List】
1. パフ / 2. お七 / 3. ゴッホ / 4. テンテン / 5. 浮雲 / 6. ヒカシュー / 7. マチルダ / 8. マルコ・ポーロ / 9. ネロ
エロスの連載を振り返っておこう
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第一弾シングル
水曜日のカンパネラ / モスラ(幼虫Ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによるモスラをテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第一弾配信シングルにして、すでに最高傑作ともいえる湿気たっぷりのエロス・ソング!! 怪しくくぐもったサウンドにエモーショナルな鍵盤が絡まるロマンティックでエロティックな楽曲にときめきを感じてみては? 水曜日のカンパネラが羽化していくことを予感させる名曲!!
>>第一回『モスラ対ゴジラ』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第二弾シングル
水曜日のカンパネラ / ラオウ
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによる北斗の拳をテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第二弾配信シングルにして、エロス・ソングとしては最大の問題作。
>>第二回『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第三弾シングル
水曜日のカンパネラ / ミツコ(セーラー服ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『恋の罪』をテーマにしたトラックと、コムアイのエロスをモチーフにしたリリックが結実した、連載第3弾配信シングル。水カン至上最も難産となった1曲にして、現時点での最高傑作。不穏なイントロとくぐもったサウンドでスタートする本曲は、ぐるぐる城の周りを歩いているように、辿り着きそうでつかない雰囲気が醸し出された内容となっている。水曜日のカンパネラが、新境地を切り開き、次のフェーズへ踏み出すためのきっかけになるであろう作品。
>>第三回『恋の罪』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第四弾シングル
水曜日のカンパネラ / ニキータ(若気の至りver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『ニキータ』をテーマにしたトラック&リリック、それをコムアイが歌った連載第4弾配信シングル。静かにゆったりはじまるサウンドスケープから一転、軽快なドラムンベースが疾走感をもたらす。映画のストーリーを示すリリックとあわさることで妙な哀愁がただよう、これまでの水曜日のカンパネラにはない1曲。
>>第四回『ニキータ』の考察ページはこちら
OTOTOY限定のSPECIAL Editionも配信中!!
ここでしか手に入らない限定版
水曜日のカンパネラ / ノルウェイの盛り
【価格】
wav 単曲 200円 / まとめ購入 400円
mp3 単曲 150円 / まとめ購入 300円
【Track List】
1. モノポリー
2. ものぐさ太郎
3. 素子
PROFILE
水曜日のカンパネラ
2012年、夏。初のデモ音源「オズ」「空海」をYouTubeに配信し始動。
「水曜日のカンパネラ」の語源は、水曜日に打合せが多かったから… と言う理由と、それ以外にも、様々な説がある。当初グループを予定して名付けられていたが、現在ステージとしてはコムアイのみが担当。それ以降、ボーカルのコムアイを中心とした、暢気でマイペースな音楽や様々な活動がスタートしている。
コムアイ
担当 : 主演 / 歌唱
1992年7月22日生まれ。
神奈川県出身。
成人しても未だ「クロール」と「逆上がり」ができないという弱点を持つ。
高校生時代には、いくつかのNGOやNPOに関わり活発に動き回る。
サルサ・ダンスに毒され、キューバへ旅し、同世代100人のチェキスナップとインタヴューを敢行。
その後は、畑の暮らしを体験したり、たまに海外へ。
最近は、鹿の解体を習得中。
好物は、今川焼と明石焼といきなり団子。
また、“サウンド・プロデュース”にKenmochi Hidefumi。
その他、“何でも屋”のDir.F。
などが、活動を支えるメンバーとして所属。