2013/12/24 00:00

INTERVIEW : Young Drunker

東京の下町エリアを地元とする大吉郎、Baccas、そしてDJ KURONEKOの3人が、イベントをとおして出会ったMUTAと結成したグループ、Young Drunker。メジャー・レーベルからの誘いを断り、自主レーベルである、Fivestar Recordsからリリースしたファースト・アルバムから4年。紆余曲折をへて2013年11月に、2枚目のアルバムとなる『Signature』をリリース。ラッパー勢は、Squash Squad、TK da 黒ぶち、KMC、Chiyori、G3(Infamous Mobb)、トラック・メイカー陣には、Kid Freshino、jjj、16FLIP、nb、YGSP、Ko-ney、febbと、豪華な面子が参加。現場で磨き抜かれたドープネスを、ぜひその耳で確認して欲しい。OTOTOYでは、結成からセカンド・アルバムの制作の過程を、Young Drunkerに直撃! 現場の空気が伝わってくるようなインタヴューとなりました!

Young Drunker / SIGNATURE
【配信価格】
アルバム購入 mp3 1,500円 / WAV 2,000円
単曲購入 mp3 150円 / WAV 200円

【Track List】
1. Intro
2. Going over
3. Mr. FedEx feat. Squash squad
4. Skit
5. Welcome to my Room
6. Fight the power feat. TK da 黒ぶち
7. Ill labor
8. マザファッカー feat. KMC
9. Skit.wav
10. Catcher in the lime feat. Juvenile
11. Zero gravity
12. 音の絶え間 feat. Chiyori
13. Light
14. おやすみのうた
15. Outro
16. Tokyo to New york feat. G3
過去作はこちら
Young Drunker / Young Drunker EP ~ Open the sesame to the next stage ~

【配信価格】
アルバム購入 mp3 1,000円 / WAV 1,500円
単曲購入 mp3 150円 / WAV 200円

【Track List】
1. Intersection / 2. New classics / 3. Life slope feat. ひろじゃむ / 4. お気づきですか? / 5. Freestyle / 6. B boy stance / 7. Neo Dream / 8. Cold chillin' / 9. back to the nature feat. DJ Ko-hey
Young Drunker / The Seance & The Theory

アルバム購入 mp3 1,000円 / WAV 1,500円
単曲購入 mp3 150円 / WAV 200円

【Track List】
1. Intro / 2. ユメクイスミレ / 3. 隠さずいこう Feat. U.C.P from J.R / 4. ミチシルベ Feat. TK da 黒ぶち / 5. enjoy play / 6. skit / 7. 急げ / 8. Drunkers high / 9. アナザワールド / 10. Who got the props Feat. cazino (Luck-End),Free'z (Local Babylon) / 11. Change the game / 12. 21 Bluse / 13.朝方smokers

筆者が初めて彼らと出会ったころ、ネットでは無名で、その道の知るひとぞ知る存在だった。しかし、リーダーである大吉郎と夜の宇田川町を歩いた夜、すれちがう男たちと挨拶をかわしながら歩く彼の姿に、ストリートでのプロップスの高さを実感した。そして、彼らのスタジオに行って、さらにその実力に驚くいた。膨大な楽曲のストックは、アンリリースとはとても思えないほど、どれもが非常に高いクオリティだったのだ。同世代の仲間が次々と夢破れ散っていくなかで、10代から変わらず現場での活動を続ける理由とは? タフな現実と向き合い音楽を続ける彼らの語る言葉は、ぜひ耳を傾けていただきたい。

インタビュー&文 : 斎井直史

やっぱキングギドラは不良っぽいもので、いちばんヤバいと思えたんですよね

ーーまず、ヒップホップを知ったきっかけはどんなものだったんですか?

大吉郎(以下、D) : 俺は中学時代にバスケ部に所属してて、その友達がいちばん最初に教えてくれた記憶がある。たしか日本語ラップだったと思うっすけど、正直あまりピンとこなかったっす。そのあと、DJやってた大学生が貸してくれたCDにギャングスターとかナスとか入ってて、それがいちばん最初に格好いいとおもったラップですね。中学2年くらいだったかな? でも、ヒップホップに興味があっても始めかたがわからないから、とりあえずミクスチャー・バンドなんかやってみたりしました。高校入ってから、ラップやってるやつがまわりに出始めてきて。

Nas「The World Is Yours」
Nas「The World Is Yours」

ーー高校でまわりがラップしはじめてたんですか?

D : 俺、世田谷のYellow Diamond Clewのやつらと高校がいっしょで。そいつらの先輩がマル妄(妄想族)とかだったから、俺も日本語ラップを聴くようになった。で、仲間たちでイベントをやって、初めてライヴをやったんですよね。それが17歳くらいですねぇ。

ーーそのころから現場で活動されてたんですか?

D : いや、最初はそんなに出れるイベントがなかった。それで仲間がイベントを始めて、それに出てたっていう。そのイベントでBaccasとも出会った。MUTAはそのもうちょっとあとだよね。

MUTA(以下、M) : Young Drunkerとして初めてライヴしたのは、18か19歳くらいのときだよね。俺は大吉郎の高校のころの友だちがあいだにいて、そいつのイベントとかで知り合ったんだよね。小4までは葛飾区で過ごしてて、15歳まで川越で、高校は都内の高校に行ってたんすよ。都会に憧れて港区の学校に(笑)。

ーー高校入学当時、すでにヒップホップにはまっていたんですか?

M : 音楽的なルーツは俺も大吉郎と同じでロックなんですよ。Branky Jet Cityが超好きですよ。で、ラップを始めたのは高2くらいなんです。当時、結構いろいろ聴いてたし、もちろんヒップホップも聴いてて、渋谷に遊びに行けばNitro(Microphone Underground)とか、はやってたし。けど、転機は高2のころ、某有名歌手が俺のいっこ下で入学してきたんですよ。で、その歌手がデビューするやいなやリリースしたセカンド・シングルに、そうそうたるラッパーを客演に招いてる曲があるんですよ。それ見ちゃって「こんな近くにこんな夢叶えてるやついるなら俺だって!」と(笑)。

MISCHIEF / NITRO MICROPHONE「UNDERGROUND」
MISCHIEF / NITRO MICROPHONE「UNDERGROUND」

ーーそれスゴいきっかけですね!

M : スゴいでしょ(笑)。それで、お調子者の友達と、その歌手の3人で文化祭で共演してますから(笑)。ただ、最後に会ったのは高校の卒業式ですからね。「もし俺もカッコよければ、いつか会うべ」って感じで思ってた。でもそう甘くはなかったっすねぇ(笑)。

ーーちなみに、そのときに参考にしたアーティストは誰なんですか?

M : そのときは、いろいろ日本語ラップを聴いてましたけど、影響受けたのは、K-DUB SHINEとかじゃないですかね。やっぱキングギドラは不良っぽいもので、いちばんヤバいと思えたんですよね。「2000年以降の不良ってこうゆうものか!」と衝撃を受けました。Branky Jet Cityよりも俗物的で、社会的なことを言ったりだとか、固有名詞をリリックに出すのとか面白いなって。

King Giddra「見まわそう」
King Giddra「見まわそう」

D : あと、高校生なんてやさぐれたがる時期だよね。

M : そうだね。しかも、あのころのラッパーって高学歴が多いじゃん。それでいて、やさぐれてたからカッコいいかもなって。今はそんなこと、ぜんぜん思ってないですけど。

ーーなるほど〜… で、Baccas君は?

Baccas(以下、B) : うーん… まあオヤジがブラック・ミュージック好きで小さいころから耳に入ってきてたんですけど、キックとかリップ、あとケツメイシなんかから影響を受けて、中学から箇条書きみたいにリリックを書き溜めてて…。で、高校に入ってからラッパーの友達を探して、クルーに所属したんすけど、友達伝におないどしでラッパーがいるっていう話をたどってたら今のみんなに出会って。

K : 最初、DJ Baccasだったよね!

B : こいつのクルーはね、自分で全部やる集団だったんですよ。そのせいか、Baccasはすこし変なんですよ。ラップやるためには、どうしたらいいか考えると、「自分でラップの曲つくらなきゃ」ってなるんですよ。当時の俺らからしたら、オリジナル・トラックでやってたからすごい 貴重だった。

ーーいちからヒップホップをやろうとすると、自然とそうなるかもしれないですね。

M : むしろさ、Baccasはヒップホップを始めたころ、なにになりたかったの?

B : うーん、あんま目指してるとかじゃなくって、カッコいいなって思ってただけかなぁ。

ーーKuronekoさんは? 3人に触発されて、ラップはしなかったんですか?

K : 俺は逆にDJのなかで育ったから。Young Drunkerっていう地元で始めたパーティーがスタートで、それに友達だった大吉郎を呼んでラップしてもらってたんですよ。

D : あれはすげえいいパーティーでした。客も入って、みんな楽しんで踊ってた。そのころは新譜でバリバリのヒップホップなイベントが多かったから、逆にダンス・クラシックとかナインティーズがメインのイベントが新鮮だったんですよね。

M : 俺もあの明るい雰囲気は気に入って「これは楽しいぞ」ってなった。

ギャラは一円たりとも酒に消えてない

ーーそれでグループ名の由来でもあるパーティー「Young Drunker」での出会いから、最初のデモを作るまでは、どんな感じだったんですか?

D : その当時はけっこうノルマを課せられてて、人を呼べなかった分のお金を払うのがいやで。その状況を変えたくてデモを作ったんですよ。それを現場で300枚くらい全部手さばきしたおかげで、ライヴの客が爆発的に増えた。で、この感じでノルマから開放されて、ギャラも貰えるようになれるかなって期待したけど、今思えばまだまだ甘かったよね。それを踏まえて、次はちゃんとしたジャケットを付けてセカンド・デモを作った。あれは死ぬほど配ったよね。いろんなひとと知り合えたのもあのころだった。

K : 今でこそフライヤーとかも印刷会社にお願いしますけど、あれは俺んちのプリンターで一枚毎に印刷したからね!

ーーで、ファースト・アルバムのリリース前に、大手レーベルから声をかけられたんですよね?

D : そうなんですよ。ライヴしたあとに寄ってきて話しかけてくれてさ。でも、あの当時俺らは変なプライドも芽生えてたせいで、「コントロールされたくない」とか、「デビュー待ちを延々とさせられたら」とか、いろいろ考えちゃったんだよね(笑)。要は、なにもわからなくて勘ぐっちゃったんすよ。

K : イメージとしては、リリックの規制とかあるだろうなってね。

M : そう。当時は今より、もっとハードにやりたかった。「(ライバルを)ぶっ殺すほどの衝撃をあたえていきたい」くらいに考えてた。

ーー喜びはしなかったんですか?

D : もちろんテンションは上がりましたね! ただ、ファーストは自分たちでやりたいということで落ち着いたんだよね。

K : 結果的に自分達でやって良かったですよ。

D : まず、やっとノルマからは解放され、ゲストで呼ばれるようにもなった。ギャラを貰えることは時々だったし、額は微々たるものでもすげぇ嬉しかったよね。

ーーあの〜、そうゆうのっていくらくらい貰えるんですか… ?

D : いや、3千円っすよ。飲んだら一瞬でしょ?

M : 俺が即「よーし飲むぞー!」って言ったら、大吉郎が「いや、これはとっておこう…」って(笑)。

D : 今でも封筒にいれたまま取って置いてあるっす(笑)。

M : 最初の3千円をセーブしたおかげでギャラを貯める癖がついたよね。ギャラは一円たりとも酒に消えてない。あのとき、やっちゃってたら絶対に違ったね。「こないだも飲んだじゃーん」ってなってたと思う(笑)。本当、あのギャラは使わなくて良かったよね。

D : このセカンド・アルバムで、キッカケを掴んでいけたら少しは違ってくるけどね。で、ファーストは流通が限られてたとはいえ、反響は良かったんですよ。問題はそのあとから。

結局、こうして3人で団結したから、このアルバムにつながったよね

ーーFivestar Recordsもそのころできたんですか?

D : そうっすね。アルバムを初めて出してみて、金も人手も1人でまわすのは大変だと経験した。それで、3&OneもOKINAもラップ上手いけど、1人でアルバム出せないんじゃないかと思って。それならみんなで協力してフォローし合おうと声をかけた。丁度そのころ、OKINAがjjjを見つけて来た。すげえ大人数のラッパーにまぎれて、すげえの1人いるって(笑)。

K : DJなのにたまにラップすると1番上手いんだよね(笑)。だから、前でラップしてるやつらより、あいつが目立ってた(笑)。そしたら丁度そのクルーが解散してさ。

D : そうそう。で、ひとりでいるのはもったいないから声かけたんですよ。今はあんなになっちゃったけどね。

K : Young Drunker以外は、みんなカッコいいのに独立して動いてたやつらなんですよね。3&OneもOKINAもjも。それが原型。

ーーそのせいか、Fivestarが集まってるとちょっとほかと違うんですよね。単に仲のいい友達の集まりって感じじゃなくて、センスを持ってる人が集まってる雰囲気があります。あれはなんだか独特のオーラなんですよ。

D : それは結成するまでに時間がかかってるからだと思いますよ。若いころ、ラッパーなんて3、40人いましたけど減っていった。減ったなかで、センスを感じて、気が合うやつらに声をかけたので。

M : 3&OneもOKINAも最初見たときに驚きましたね。3&Oneがノッてるときの動きってのはピカイチにカッコよくて、今でも記憶に残ってます。

ーーところで、Febb君とKID FRESINO君との出会いって覚えてます?

D : あれはもっとあとで、Fivestar Recordsの形ができてきたころですね。

M : もとは俺が住んでた代々木の部屋を「Fivestarとしてこの部屋を借りたらいいんじゃない?」っていう流れになってね。部屋にひとは住まずにね。

D : で、そのころ、イベントに出るひとを探してたFebbに蝦夷っていうやつが、俺らを紹介したんですよね。

M : そのとき、Febbだけじゃなくて佐々木とab(B.F.)が来たんだよね。あのころはFebbはラッパーというよりDJだった。でも、そのころに佐々木と作ったビート集をもらったんだけど、すでにやばかったね。美学を感じた。また、Febbはディグる音楽に一定の方向性があったから、出会ってから2、3年で自分のスタイルができたね。SEEDAのアルバムに入ってたSmiff'N'Wessunがきっかけで、あっというまであの深さまで掘り下げたみたいですよ。

K : それから。ことあるごとにアジトに来て遊んでた時期があった。今から考えると、あの時期に今の繋がりができたよね。

D : そのころ、俺らがEP出したんですよ。

M : 今みたいに、ソロで動くスタイルはあの当時できたよね。でもあのときは、「解散か… !?」ってときだったよ。みんなの活動がバラバラで、俺はひとり我が道を行かなきゃいけないのかなって。結局、こうして3人で団結したから、このアルバムにつながったよね。

大吉郎 & muta「Play da music」
大吉郎 & muta「Play da music」

売れるも売れないも自分次第だというヴァイブス

D : アルバム作ったあとも休まず曲を作ってたのに、この3人でファーストを超えるアルバムを作れる気がしなかったんだよね。同じようなアルバムなら作れるけど、それじゃあ満足はできない。そして、あの当時の俺らはMUTAのスキルに頼ってたところがあった。でも、MUTAがソロで動くなら俺らもソロで動かないとな、と。それでバラバラに曲を録ってたら溜まってきたから。

M : あのころ、俺はバトル全盛期だった。もっともっとヒップホップを深めたかったんだよね。ファーストは今聴いても聴けるできなんですけど、なんか… もっと荒唐無稽なアンダーグラウンド感を表現したい時期だったんだよね。

ーーそれは実験的であったり、革新的なスタイルってことですか?

M : いや、新しさなのかなぁ… ドープって感じかな。

ーーBED(池袋)感というところですかね。

D : そうっすね! で、俺はもっと王道なヒップホップをしたかった。もちろん、MUTAがどんどんスゴくなっていくのを認めてたけど、負けん気強いもんだからMUTAに負けたくなくて(笑)。で、MUTAにヤバイって言わせたい一心でしたね。正直今まで、こんなこといったことないけど(笑)。

ーーグループ内で切磋琢磨してたんですね?

M : 今になって思うといいけどねえ…。

K : あの当時は殺伐としてたかな。Baccasも急にソロでデモ出してさ。

ーーそうなんすか! ていうか、Baccasさん、なにかいってください…。

B : (黙って笑ってうなずく)…。あのとき、そんなだったんだ? 全然自分では覚えてないっすもんね。自分は時間があやふやなので…。

ーーなんだかBaccas君って、Young Drunkerの中で一番天才肌っぽいですよね。

D : ほんとそうですよ。音楽の話をしても「裏打ちってなに?」とか、「Pete Rockってビートの名前だと思った」って(笑)。それ聞いて俺ら「ハンパじゃねぇ〜」って(笑)。でも、Baccasは最近いろいろなヒップホップを聴くようになったから、ほんとに引き出しが増えたよね。ビートに狙いが定まってる感じですよ。今まではBaccas節だけだった。

B : いやぁ、ひと皮むけたのは、みんなのおかげです。

K : お前、試合後のインタヴューじゃねえんだからさ!

M : でも今回のアルバムでBaccasのフロウは一番すごいっす。

K : Datpiffとかのおかげで、いろいろ吸収したから、それが勝手にフロウに出てきてるよね。本人はたぶん意識してないですけどね。

ーー僕は何度聴いても「Going Over」の大吉郎さんのヴァースは、個人的に今作を代表するヴァースだと思うんですよね。フラストレーションのぶつけかたを「全部俺のせい」って言い切るのは、ファーストと聴き比べると大きな変化だと思うんです。

D : そうっすか(笑)? まあリリースが遅れたとか、もろもろは俺のせいでもあるんですけどね(笑)。

K : リリースっていうよりも、Young Freezeとかの上がりかたを見てのフラストレーションだろうなって思うなぁ。これはDJ目線での意見ですけど、Young Drunkerでかなり気合いれて作ってるから、売れるも売れないも自分次第だというヴァイブスなのかなって思います。

D : それは思ってるっす。正直、Young Drunkerとしても個人としても、自信はあるんですよ。だからこそ、本当に自分たち次第なんだなって思うことが増えました。自主レーベルだからなおさら。逆に、今は音楽的な部分に関しては3人を信用できてるから、Young Drunkerとしてラップをすることが素直に楽しいって思ってる。(ライバルを)客観的にみてヤバいってことを認める余裕も出てきたっていうのもあるかな。単に突っぱねるような態度になるんじゃなくてね。俺らはソロが土台にあって、まったく違うラップができるんだから、みんなにガンガン自由にやってほしい。

大吉郎 & muta「Play da music」
大吉郎 & muta「Play da music」

ヒップホップって、意味がカッコいい曲と、意味がわかんないけどカッコいい曲があるじゃないですか

ーー同時期にリリースした『MUTAEP』を聴くと本当にそうですよね。ソロでまったく違う土台を見せられる。

M : まぁ、大人になったよね。

K : いい意味で余裕ができてきた。EPを出した23歳のころは、マジで焦りみたいなのがあった。

D : みんな就職するころだからね。あと、難しいことをやりたがってた。ほかのやつが簡単にできないライヴを目指して、MPCやDJを使って、15分でスキルを詰め込もうとしたりしてた。今もそうゆうのできるけど、尺によって柔軟にやることを考えられるようになった。まぁ、「Going Over」のリリックは常々思ってることが出ただけっすよ。

ーー逆にテーマを意識したものとかは?

D : 「お休みの唄」とかは、かなり意識して作ってる。あとは「Fight The Power」。

ーー「Fight The Power」でのMUTA君はもろに社会派でしたね。

M : そうっすねえ(笑)。固有名詞とかも使いまくって、昔聴いてたK DUB SHINEのイズムが活きましたね(笑)。

D : ヒップホップって、意味がカッコいい曲と、意味がわかんないけどカッコいい曲があるじゃないですか。俺らは両方できるって自負があったから。

ーーあと、16Flipの「My Room」は新しいYoung Drunkerの一面ですよね。このトラックはオシャレな感じがあるじゃないですか。Young Drunkerでこういったタイプの曲はなかった気がします。

D : うーん… ない。確かになかった。

M : 新しい扉を開いた感じがしますね。

ーー「Illlabor」もそうです。新しい一面を感じました。リリックにもあるとおり、働きながらヒップホップのイベント行って音楽やるってタフですよね。しかも、金銭的にともなわなかったり… そんなタフな生活を続けてこれた理由は?

D : いやー、俺は単純に腹くくったタイミングがあるから。それにやってできないことじゃない? S.L.A.C.K.が当てたのとかを見て「食えるじゃん」って。

M : 正直深みにハマっちゃってる部分もあるかもしれないけど。まだ開いてない"ドープ"の扉がいくつもあって、やればやるほどそれに気がつくんですよ。

D : でも、もはやここまで来るとヒップホップがいちばん当てる可能性がある武器でもあるんですよ。べつに音楽をライフワークにしようっていう意識は持ってない。好きで、たしかに生活の基盤ではあるんだけど、今のままでいいやっていう意識は持ってない。日常に危機感があるし、クラブで飲んでから仕事行くってめっちゃシンドイし(笑)。はやく脱却したい。

K : あと、わりと腹くくると、そのルーティーンも今のところは仕方ないのかなって。そうしないと音楽で食っていけることなんて、ありえない。仕事もそう。クラブ明けでも仕事しないと、音楽できないし。

D : 逆に俺はね、そこらへんサボっちゃうと自分のラップに説得力が失われそうな気がする。

ーーこのアルバム全体は、それでもネガティブなものがないですよね。

D : 結局ネガティブなままで終わるわけじゃない。「こうやればうまくいくっしょ」というところまでたどり着こうとしてるから、それを曲に出していきたい。

Young drunker Feat.JUVENILE「Catcher in the lime 」
Young drunker Feat.JUVENILE「Catcher in the lime 」

これまでの活動の集大成

ーー総括すると、今回のアルバムはサウンドもリリックの世界も幅が広まりましたよね。それはアンダーグラウンド特有の「クラブでのヤバさ競争」から抜けようとする気概を感じました。

M : 抜けたかったんだろうな。

D : EPのときはファーストよりも新しいことをやりたくて模索してた。そういう意識がめばえた集大成が『Signature』だよね。1枚目の要素もあるし、着地点をとらえとらえて曲を作ってる。

ーーファーストをリリースしてから、今までのシーンの影響もありました?

D : あった。それに、いろいろな音楽を聴きたいって思えた時期でもあった。聴いてたヒップホップにこだわりを持ってた時期から脱却して、いろいろなものをディグる余裕ができてきたのかな。新譜や、ほかのジャンルを聞けるようになった。

M : またラッパーもいろいろなひとが出てきたから。前のままではできない気はしてた。

D : Dinary Delta Forceとか、Ice Dinacity、LUCK-ENDが現場に行けばいるじゃないですか。もちろん、SEEDA、SCARS、NORIKIYOとかすべてチェックしてたし影響は避けられないですよね。

M : 「これが新しい日本のヒップ・ホップか!」と思って聴いてた。また、あの時期は本当に日本語ラップが変わった時期なんだよ。

D : 『Concreet Green』とか知らないヤバい人がどんどん出てきて衝撃的だったけど、後半は昔から知ってるやつらの名前も入ってきたりして、「俺らも同じくらいヤバいのに」って思って、けっこう悔しかった。そういった時期を経て出せたアルバムが今作。これが最終形じゃないけど、いったんひとつの章は終わったと思いますね。フィーチャリングしたアーティストも普通に声をかけられる仲だし、これまでの活動の集大成になったんじゃないかなってね。今思うと1枚目、2枚目はここまでの助走。これからスタートですよ。

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PROFILE

Young Drunker
東京下町で開催されていたブロック・パーティー「Young drunker」から派生したクルー。大吉郎、muta、baccas、DJ Kuronekoを中心に都内各地で多彩な活動を展開中。2009年、自身のレーベル、Five star recordsを設立し、初のファースト・アルバム『sense & theory』を発売。その後も『Young drunker EP-open the sesame to the next stage-』を全国発売。MCバトルや、M.O.P、スミフン・ウェッスン、ミッキーd(メイン・ソース)の日本ツアー出演など幅広く活動中。DJ、MCの個性が絶妙にからみ合い、方向性に縛られないスタイル。新旧問わない様々な曲とライヴは必聴 & 必見。

この記事の筆者
斎井 直史

音楽業界をおもしろくしようとOTOTOYに詰め寄ったところ、今では色々調教されて悦んでいる。大学生活をキック・ボクシングに投げ打った反動で、今、文科系男子への衝動がと・ま・ら・な・い! ヒップホップが好きです。ニュートラルに音楽を捉えて、「一般ピープル視点を失いたくない!」と思ってる一般ピープル。

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第13回

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第12回

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第11回

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第11回

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第10回

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第9回

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第8回

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ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第7回

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*ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第6回

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載──「パンチ・ライン of The Month」 第5回

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載──「パンチ・ライン of The Month」 第4回

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載──「パンチ・ライン of The Month」 第3回

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載──「パンチ・ライン of The Month」 第2回

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HIP HOPライター斎井直史による定期連載がスタート!!第1回は今話題のSuchmosとビルボードを揺るがすMigosについて!!

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RAU DEF 『ESCALATE』配信開始 & インタビュー! シーンを騒がす男!

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HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ連載「INTERSECTION」Vol.6ーー哀愁あるラップ、北千住のムードメーカーpiz?

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【連載】HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ不定期連載「INTERSECTION」Vol.5 千葉県柏市出身の2MCのHIPHOPデュオ、GAMEBOYS

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HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ連載「INTERSECTION」Vol.4——LA在住のフューチャー・ソウルなトラックメイカー、starRo

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HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ不定期連載「Intersection」Vol.3 東京の湿っぽい地下室が似合う突然変異的ユニット、ZOMG

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CENJU『Cakez』を配信スタート & インタヴュー

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ロサンゼルスの新鋭レーベル、Soulectionに迫るインタヴュー掲載!! HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ不定期連載「Intersection」Vol.2

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Fla$hBackSのメンバー、jjjによる待望のソロ・アルバムがリリース&インタヴュー

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Vlutent Recordsの首領、VOLOのニューアルバム『十』。「最先端かつ地に足がついた系ヒップホップが、松戸からすっげ~キテる!」

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足立区から発信するトラウマ電波…VANADIAN EFFECTが長い潜伏期間を経て1st albumをリリース!

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MUTA、特定レコード店でしか入手できないEPを独占配信&インタヴュー!! HIP HOPライター斎井直史によるガチンコ不定期連載「Intersection」始動

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超青田刈り独占配信!! MOD'z CORP's『Adjuster pack』!!

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febbの季節が到来!! 重量級1stソロ・アルバム『The Season』カミネッチャ!!

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長い沈黙を経て遂にニュー・アルバムが完成! Young Drunkerの『SIGNATURE』。

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ラップ歴たった10ヶ月でこれかよ? Fla$hbackSのDJ、KID FRESINOによる『Horseman's Scheme』がリリース!

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鬼才ヒップホップ・ユニット! LowPassのセカンド・アルバムがリリース!

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ONE-LAW、初のオリジナル・アルバム『MISTY』を配信記念対談! ONE-LAW×febb(Fla$hBackS)

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POWER DA PUSH! GAMEBOYS『ODEKAKE』アナログ盤より先行配信!

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日本語ラップ・シーンの新世代。Fla$hBackSのファースト・アルバム先行配信決定!

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POWER DA PUSH! OMSB『MR.“ALL BAD”JORDAN』配信開始!!

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POWER DA PUSH第5弾! 世界に誇るビート・メイカーPigeondustのデビュー・アルバムを先行配信!

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POWER DA PUSH! GAMEBOYS登場!

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EVISBEATS『ひとつになるとき』配信開始

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YOUNG HASTLE『Can't Knock The Hastle』配信開始

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空也MC『独走』配信開始&インタビュー

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TAKUMA THE GREAT『THE SON OF THE SUN』配信開始

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鬼『蛾』全面女性アーティストをフィーチャーした新作が登場!

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SALU インタビュー&独占PV特典!!

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VOLO and piz? ABC『ABC』が配信開始 & インタビュー

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SIMI LAB 1stAlbum『Page 1 : ANATOMY OF INSANE』

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MOROHA アフロの40分

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RAU DEF『CARNAGE』配信開始

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Sick Team 配信開始

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鬼 『湊』インタビュー

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Earth No Mad from SIMI LAB『Mud Day』ボーナス・トラック付きで配信開始 & インタビュー

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ROMANCREW『ロマンのテーマ』インタビュー

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S.L.A.C.K.『我時想う愛』配信開始

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NITRO MICROPHONE UNDERGROUND 『THE LABORATORY』WAV配信開始 & MACKA-CHIN & D.O.I インタビュー!!!

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BUPPON 『蓄積タイムログ MEGA MIX』フリー・ダウンロード開始!

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TETRAD THE GANG OF FOUR 『SPY GAME』 配信開始 & インタビュー!!

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HOCUS POCUS インタビュー

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kero-one 『Kinetic World』インタビュー

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RAMB CAMP「B-BOY SHIT tomy wealth Remix」 フリー・ダウンロード

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RAMP CAMP 『RAMB CAMP』インタビュ−

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カコイミク『Doodle』インタビュー

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Ovall『DON'T CARE WHO KNOWS THAT』インタビュー

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NAOITO『雑食familia』 インタビュー

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